※この記事は「僕のヒーローアカデミア No.357 焼身照命!!手負いのヒーロー」のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。
エンデヴァーの一撃を防いでたAFO。防御のために展開したバリアはNo.354でも使ってた「凝火扇」でしょうか、それともまた別の"個性"？
ちょっとライジングでナインが使ってた見えない壁っぽくもあるんですよね。
殻木の技術ならこのバリアの複製をナインに持たせることも不可能じゃない。
「あの日の〝辛酸〟を」「重ねる事になろうとは」はある意味最大級の称賛だな！前回エンデ自身は「オールマイトにもデクにもなれない」と己を呪ってましたが、
他者からどう見えるかはまた別なんだなって。本気で屈辱を感じた敵からの言葉だからこそ嘘偽りない評価だと伝わるんですよ。
「手負いのヒーローが最も恐ろしい」は神野でオールマイトにも口にしてた台詞。
失った右腕を炎で象るエンデヴァーはその評価に充分すぎるほど説得力を持たせる迫力…！
まるでその熱気が誌面の外にまで迸ってるかのような力強さです。その恐怖をヴィラン視点で嫌というほど体感できる。
突然距離詰められて「は？」って間抜けな声漏らすAFOジワるな！コイツも目の前にいきなり白目のオッサンの顔が迫ればこんな素朴な反応するんだな…
って不覚にもちょっと可愛げ感じちゃいましたよ！！実際あと少し近づけばキスしちゃいそうな距離だったんで困惑するのも分かる分かる…。
エンデヴァーを加速させたのは期待通りホークスの「剛翼」！フード戦の終盤と同じアシストの仕方ですね。「遅いんすよ」はどちらに対するセリフ？
ストレートに受け取ればAFOdisですが、今の彼なら敢えてエンデにこういうツンデレめいた激励しても違和感ない気もする…いやその両方か？
「バニシングジェットバーン!!!」は拳を形成した状態で放つジェットバーンですかね。
このワンパンで上から真下にAFOを叩きつける構図、神野における最後の一撃のUNITED STATES OF SMASHのセルフパロっぽいですね…！
オールマイトと同じ右腕(を象った炎)で、ってところにグッとくる。
AFOがバリア出したのを見てジェットバーンに切り替えたエンデ、有能。この心を燃やしつつも頭は冷静な頼もしさはさすがNo.1だな…！
ホークスが嬉しそうに「…冷静じゃないスか！」と言うのも頷ける訳ですよ！いつものエンデヴァーさんが戻ってきたと言わんばかりの表情に2828する…！
伸ばした枝でモブヒーロー掴んで退避させたシンリンカムイも良い仕事してんな！味方に被害が及ばないように行動してくれるの有難すぎる。
彼自身身体が「樹木」で燃え易いから炎の接近には人一倍敏感なのかな…と少し思ったり。同じ場所で荼毘に「蒼炎」を浴びせられた経験もあるしな。
「エンデヴァーが通るからです!!」の簡潔さ良いなァ～！もうこの一言だけでその圧倒的存在感が伝わるんですよ！！
シンプルイズベストという点で「私が来た！」に通じるものがある。実際木々を薙ぎ払いながら進むエンデの迫力は超ド級で、オールマイトに匹敵する圧を感じたんですよね。
AFOの掌の穴は"個性"の与奪を行うためのもの。それに「ヘルフレイム」を奪われる寸前_____目から火炎放射したのは何だコレｗｗｗｗｗｗそこからも出せたの！？
正直バニフィスよりこっちの方が怪獣っぽかったよ！調べたらメカゴジラは目から光線出せるらしいけどこれが元ネタなのか…？
いやしかしエンデヴァーの目元がｼﾞｭｱ…と灼けてるっぽいのは真剣に不安すぎるな…。燈矢を〝見る〟と決めた彼への新たな罰が、〝見れなく〟なる事だったら辛すぎるんですが…！
ずっと息子から目を逸らしてきたんだから今度こそその二つの目でしっかり見てほしいですよ！マジで！！
「君も壊したろう!!」と言われて即「ああそうだ!!」と返せるエンデヴァー、強い。そりゃすでに己を呪いまくってるんだから今更AFO如きの言葉で揺れるワケないよなあ。
顔金玉が言えることなんて当然エンデは自覚済みだろうと。他人に呪われるより先に自分で自分を呪う強さを思い知れた。
AFOを抱えたまま上空へ。地面に叩きつけて一旦動きを封じた後大幅移動→再び浮上するの、大がかりだけどこれが一番確実かつ安全な仕留め方ですね…他のヒーローを巻き込むワケにはいかないし。
敵が防御に切り替えたのを見た瞬間この倒し方を計画できるの、さすがNo.1と言うべき判断力。
エンデヴァーが想像するのは道を歩む息子とその級友たち。この轟くんのイメージ、髪がやけに短いのが気になるんですけど、もしかして大人に成長した未来の姿なんですかね…？
よく見るとコスチュームも細部が今と微妙に異なるし。短髪ショートとか超イケメンの予感しかしないんですが！
轟くん以外の子たちのコスもビミョ～に違いますね。
デクのマントの破れた部分が縫い足されてたり、かっちゃんのトサカが導火線みたいになってたり、お茶子のベルトに丸いパーツが付いてたり、切島くんのマントに白い装飾が増えてたり、ヤオモモの背中が丸見え(エロい)になってたり…。
緑茶飯が並んで描かれてるのが一番嬉しいんですけど、さらに言うなら未来のデクとお茶子が隣同士なの、もうこれ確定じゃね！！？
いや何とは言わんが！何が確定とは言わんが！！脳味噌腐りきってない限りはデク茶ENDでほぼ確定なのは察せるでしょう。あっ答え言っちゃった！ﾃﾍ☆彡
今回のサブタイは「焼身照命!!手負いのヒーロー」。ヤンキーの夜露四苦みたいな当て字センスですけど、全力を振り絞ってプロミネンスバーンを放つ姿はそう表現するしかないですね…！
文字通り〝身〟を〝焼〟いて息子を含めた若者たちの〝命〟を〝照〟らしてる。正真正銘のヒーローだ。
エンデヴァーの出した結論は「己に」「怒り続けるのだ」。万縄さんが歴代の"個性"を制御する秘訣として「怒りは力の源さ」と言ってましたが、
エンデの場合は他人じゃなく自分への怒りが原動力なんだな。それをコントロールすると。これも一つの心の制し方と言えるんじゃないだろうか。
しかしこんなシリアスな場面茶化すべきじゃないとは分かってますが、妻子持ちのオッサンが金玉フェイスの化け物抱きながら光ってると思うと正直シュールだな！
いや茶化すべきじゃないとは分かってますが！エンデの存在自体が面白すぎるからすぐこういう方向に発想が行っちゃうのよ…！
AFOを全身黒炭にして勝ちムードに包まれた…次の瞬間、突然再生し始めたのは何何の何！！？心臓に悪すぎる…！前回エンデヴァーに執濃いとか言ってたのがブーメランなレベルなんだけど！
壊理ちゃんと彼女を素材に作った"個性"消失弾が描かれてた辺り、やはり「巻き戻し」が関係してる？
前々回AFOに叛逆した"個性"の中に壊理ちゃんと同じツノの生えた女性がいました。
…が、そも「巻き戻し」は突然変異なんですよね。
つまりこの人が壊理ちゃんの母親で、娘と同じ"個性"を使って再生した…って可能性はあり得ない。ツノっぽい白い部分は単なるAFOの脇の下の空間でしょう。
となるとタルタロス脱獄以降にこの「仕込み」を行ったのかな。蛇腔戦時点で残り僅かで相澤先生に放った"個性"消失弾がまだあったかは不明ですが、
残っていればそれを素材に改造版を作れても不思議じゃないはず。それをこの窮地で自分自身に使用した…ってのが一番考えられる可能性か。
元々の消失弾が"個性"に関してだけ発現前に戻す弾丸なのに対し、今のAFOは身体機能全てが巻き戻ってますが、この違いがAFOの改造による部分なのかな。
しかも目があるってことはオールマイトに深手を負わされた7年前よりさらに前に遡ってる？どの程度戻るか任意で設定可能なんだろうか。
「敵(ヴィラン)も」「手負いが最も恐ろしい」は最悪の意趣返し…！ここぞという場面で自分の体験した恐怖をやり返すの、AFOらしい厭らしさという感じがするぜ…！
魔王として永く生きたがってた今までだったらなかったであろう発想。コイツもまた成長する悪役なのだと思い知らされました。
いやでも死柄木という転生先がある状態の捨て身(笑)でドヤられるの、やっぱムカつくな～！エンデやオールマイトのその身一つで立ち向かう「捨て身」と一緒にすんなと。
覚悟の重さが全然ちげえぞと。これは新旧No.1の勇姿を見てきた読者として強く主張したい。この違いはデケェですよ。
場面移ってデクサイド。轟くんの回想を除けば約3ヶ月振りの登場か。深刻な顔してる初代と急に話しかけられて慌ててるデクの落差になんかジワる…！
最近AFOとの殺伐とした戦いが続いてたから癒しです。久しぶりに主人公の顔見ると落ち着くというか、馴染み深いだけあって安心感がある。
初代の「嫌な予感」はAFOの蘇生に対するものですかね？OFAとAFOで兄貴と繋がってる初代ならその異変を感知できるでしょうし。
逆に前方に見える謎の群れに対する予感とは限らないよな。この不穏なヒキはミスリードで、実は他国からの何らかの支援物資だった…みたいなオチだと嬉しい。
ちょっと思い当たるのがVol.31の次巻予告にあった「俺たちも戦うよ！」と言ってるアストロのカットでして。
「ティアマト」がミサイルとして放たれたように「アストロ」も何らかの物体として登場するんじゃないかと。前方に見える何かの群れがそれなのでは…と願望込みで予想してみる。
