※この記事は「僕のヒーローアカデミア No.318 ヤミクモ」のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。
【ヒロマス】
バーニンの"個性"は「燃髪」で確定。全面戦争(No.276,292)では自分の髪を捥ぎってニア・ハイエンドを相手にしてました。
となるとその名の通り燃える髪を武器にして戦う"個性"っぽいな…ナガンといい女性なのに禿げないか心配になる"個性"多くない!?
【本編】
回想、デクに作戦変更を伝えるエンデヴァー。ナガンに専用デバイス壊されたから普通のスマホ使ってる?
終章突入以降もうこの人はデクを案じてくれるだけで好感度上がっていくな…プロ意識持ちつつ父親目線も入ってるというか、そりゃ大事な息子の友達に無理させられんよなあ。
No.303で要請してた「海外ヒーロー」の派遣日時が漸く決定しそうとのこと。
これ8/6公開のWHMから逆輸入とかありそうだな…事実シルエットの一つのエレクプラント(2人の英雄にも出演)はPV第2弾に映ってましたし。
残り4人の海外ヒーローが出てないか確認する為にも見逃せない。
デクはエンデヴァーからの電話を一方的に切り____…かっちゃんdisられてAFOin死柄木に凸った時のような目に。
やっぱりこの目、黒霧やハイエンドといった脳無と重なるよなあ…
奇しくも複数"個性"持ちって点も一致してる。救ける為に動いてるのに壊す為の存在と重なるのが皮肉。
1st・4th・6th・7th…継承者達の声に応える暇もなく「危機感知」が反応した先へ。家族の制止を振り切りAFOの元へ歩む死柄木と重なるのが不吉です。
遠ざかるデクを眺める四ノ森さんの視線も印象的…黎明期、常に反応するその"個性"に嫌気が差した自分と比べてるんじゃないかと。
デクを除いた8人で再びOFA内会議。「全部等価値」は一応菜奈さんへのフォローですかね。今「危機感知」が反応した先にいる人も、
皆を傷付けた宿敵も、救ける対象としてはどちらも価値は同じであると。とはいえ自分の孫の処遇を尋ねた菜奈さんは気に病まずにはいられんよなあ。
オールマイトinOFAは喋れないから「困っている人間を遍く救う」「スーパーヒーロー」は多分その後も喋ってる2ndの台詞か。
過酷な時代に仲間を率いた人の「立ち止まる事は許されない」は重みが違う…。前はデクを否定してた彼がここにきてズタボロの今の歩みを肯定するとは…。
再び現実、デクvsモブ敵's。相手は蛸だったり猫だったり…皆どこかしらに異形要素あるのが色々考えちゃいますね、見た目で迫害された者の徒党なのかと。
そういう鬱憤募らせた者が暴れるには打ってつけの状況だからな…逆に被害者側は皆人間らしい外見なのがまた居た堪れない。
救けた相手にAFOの手下と間違われるのはキッツゥ…!まあ前回の時点で脳無じゃないかと噂されてましたが。
この殺伐とした見た目+複数"個性"所有なら誤解されるのは無理もない。人々に安心感を与えるオールマイトとは真逆…むしろステインのような擦り切れっぷりだからなあ。
再び「危機感知」が反応して宙へ飛ぶデク。「死柄木を止めなきゃ」「敵連合を止めなきゃ」はまずキミが一旦止まれ!と叫びたくなる台詞だな…
前回ラストのデクが歩んでた道路にも「止まれ」って標示があったし。一瞬このままフラッと落下死しそうに感じる光景でヒェ…となる。
思い出される師匠/宿敵からの「次は君だ」。こうして並べられるとよりAFOの厭らしさが際立つな…あえてオールマイトとは逆の左手で指差したのは元ネタへの対抗心だろうか。
この最悪のパロの狙いがデクの余裕を奪う事なら、効果ありすぎィ!と悔しいけど評価せざるを得ない…!
デクvs魚人っぽいヴィラン。コイツもAFOからの刺客でしょうか、前々回並んでたシルエットの一つと頭部の形が類似してる。
"個性"は周囲の水の操作?ビームのような水の柱を何本も発生されられるとは強力。しかし戦闘はキンクリ…今のデクはそれすら凌駕する程の強さってことか。
森でぼっち飯するデクは侘びしすぎる…不健全さで言えばマキア襲来前に同じく携帯食口にしてた死柄木と重なるレベルですよ。
デクと言ったらエネルギッシュに食べるイメージだったのに…絶対栄養足りないでしょこれ。また健全さ全開でオールマイトの作ったカツ食べてくれよお!
引子さん、グラントリノ、オールマイト、相澤先生、壊理ちゃん…皆の笑顔を思い浮かべながら次の戦地へ。
中でも美味しそうに好物のたい焼きを食べるグラントリノが心にキますね…直前の寂しく携帯食を口にするデクと対照的で。彼から託されたマントがボロボロなのも胸が痛む。
次に駆けつけた場所は奥にある鳥居からして神社?到着してすぐ「煙幕」を発動したのはさっきAFOの手下と誤解されたから…?
要救助者から"個性"を複数扱う姿を隠して誤解が生じてないようにしたと。と同時にヴィランから逃す為の処置でもあるのか。悲しいけど賢い判断と言える。
「皆とまた」「笑ってる過ごせるように」で思い浮かべたのはA組19人の笑顔。皆「が」じゃなく皆「と」ってことはデクも雄英に戻ってその一員になる気はあるってことか…!
今まで皆の為に己の身を犠牲にする覚悟でもおかしくない殺伐さだったからな…この言葉が聴けて安心した。
笑顔MVPは轟くん…の隣の峰田です。にこやかな顔で涎垂らしながら「ERO J-BOOK」って書かれたエロ本見せびらかしてるの危なすぎるだろコイツ!
思わずそれR-18じゃないか心配になるよ!相澤先生なら持っていても没収してくれてるはず…とは言いきれないのが峰田の怖いところ。
準MVPは常闇くん…というか「黒影」。本人じゃなくて"個性"が笑ってるんかい!って衝撃が強すぎてダメだったw
いつも厳つい感じ…それこそ今回冒頭のデクみたいな目つきなのに、急にええんやで^ ^みたいな目してるのズルすぎるだろ!ほのぼのしすぎてて和むと同時に困惑する。
皆正面で笑ってる中一人だけ横顔のかっちゃんもブレねえなあwまあ確かに彼がデクに向かって爽やかに笑ってるイメージないし、
これがデクにとって一番印象深い日常における幼馴染の笑顔なんでしょう。ジャージ姿ってことは自己練中?デクの訓練に付き合ってる合間の光景かな?
今回のサブタイは「ヤミクモ」。これは当然敵を倒しながらAFOを探して闇雲に彷徨うデクの動向のことでしょう。
そしてVol.1のカバー裏に載ってるデクの初期設定の名前でもあります。
それを意識すると…確かに黒い塊と化して陰気さマッハな今の姿はヤミクモの片鱗も感じるなあ。
疲弊して辿り着いたのは何の因果か神野区「グラウンドゼロ」。
まるで前回別れたオールマイトの求めるような歩みで…しかし「I AM NOT HERE(私はここにいない)」。
この冒涜的なボードはNo.300の時点で掛けられてましたが、
今のボロボロのデクと一緒に映るといっそうキツいな…。
次のAFOからの刺客は「ディクテイター」。その名は「独裁者」という意味の英単語。前々回のシルエットの内右下にいたのが恐らくコイツでしょう。
「数こそ正義!」は孤独なデクとは対極的ですね…今のデクを斃すには数さえ揃えば充分であると。例えそれが偽りの結束だとしても。
『ディクテーター 身元不明でNY』という2012年公開の映画があるけどこれが元ネタだったりするのかな。
そのタイトル通り主人公の独裁者っぷりが思いっきり描かれた映画で、不謹慎な内容が苦手な方にはオススメできませんが…ブラックなコメディに耐性がある方は一見の価値あり。
ディクテイターに操られて襲いかかる人々。何人かサポートアイテムらしき装備をしてるけどもしかして自警団として居残った人たちなんですかね?
だとしたら「愚民」呼ばわりも全否定できないところがある…こういう目に遭う危険があるからヒーローに保護してもらうべきなのに。
ディクテイターの"個性"は「独裁」。操作系ですが操られても喋れるのは心操くんの「洗脳」とは異なる点か。
もしくは発話も封じられるけど絶望する人々の叫びが聴きたいから封じてないだけだったりする?操れる人数や範囲、出せる命令の細かさ…その他諸々の情報も気になるな。
発動条件は身体から伸びてる紐を対象に取りつけること? でも解除条件は「被害者に強い衝撃を与える」or
「本人を気絶させ」るとしか書かれてないからこの紐を切っても解除される訳ではない?もしくはこの紐はあくまで"個性"のサポートに過ぎず発動にも解除にも関係ないのかな。
5年前(=物語開始の3年前)にディクテイターを捕まえたのは今は亡きクラスト。「独裁」相手に「盾」でどうやって無血開城で済ませたんですかね…?
その盾で人質の猛攻をひたすら受け続けたとか?この事件一コマだけでもいいから回想でどんな様子だったか描いてくれると嬉しい。
少し気になるのはディクテイターが人質に自傷や同士討ちをさせないことなんですよね。わざわざ戦わせずとも人質の命を盾にしてデクを大人しくさせればいいのに。
つまり「独裁」は対象に自分や他の対象を傷付けさせるような命令は出せない…?だから5年前も無血開城で済んだ?
「本人を気絶させれば解除される」からディクテイターをピンポイントで攻撃する必要がある→それには直線的なエアフォースが最適→
その為のグローブがない→なら「黒鞭」で人質を傷付けずにどかそう…ってことか。デクに人質を攻撃する選択肢はないのでその用途は除去のはず。
しかし疲弊したデクに抗う体力はなく…人質に襲われる直前_____かっちゃんきっつあああああ!??!!?イェイイェイかっちゃん最高かっちゃん最高!
いや大・爆・殺・神ダイナマイト最高大・爆・殺・神ダイナマイト最高!デクも大・爆・殺・神ダイナマイト最高と叫びなさい!!
いや前回ラストの時点ではここから一旦雄英パートに戻ってかっちゃんの心境が描かれた後、彼の物語が再始動するかと思ってたんすよ。
なのにまさか今回いきなり再会するとは思わないじゃん!!!!!!!!!これは人気投票一位の風格っすわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!
「徹甲弾(A・P・ショット)」は仮免試験に向けて開発してた必殺技です。
貫通力に特化した技なので威力は相当抑えてると思われます、じゃなきゃ気絶じゃ済まない。
要領はエンデヴァーが語ってた「力の凝縮」と同じらしいので、
これも彼の事務所で経験したことの成果と言えよう。
エンディング戦でデクが空中から「黒鞭」を伸ばして車を掴んだ時と似たコマ割りなのも胸熱です。
単に上から下に技放つならこの構図が一番映えるってだけかもしれませんが、あの時一緒に戦ったかっちゃんが似た動きをしてくれたのはやっぱ心強い…!その一致に運命感じちゃう。
パロと呼べるほどではないけど(実質)主人公のピンチに仲間が救けに来るって点で少しひぐらしの赤坂の徹甲弾を思い出しました。
…いずれも、大・爆・殺。それこそが「爆破」の真髄の体現ッ!!その威力を男の同級生たちはこう呼び、讃え、恐れた!!その威力はまさに_____
神野事件でOFA(オールマイト)を終わらせたかっちゃんがその跡地の「グラウンドゼロ」で今度はOFA(デク)を救けたのも激アツ。
例え対象が同じ"個性"を持つ別人でもこの活躍は立派にリベンジと言えるでしょう。こうなると「爆心地」も捨て難いヒーロー名だったと思えてくるな…!
「今の緑谷出久を補完できるものがあるとすれば─…」A.爆豪勝己?いや彼含めたA組の皆かな。ただ自分と外見や立ち位置が似てて一時的にOFAを継承したかっちゃんなら、
2ndがA組の中でも特別視しててもおかしくない。実際彼は秘密の共有者としてそれだけの働きをしてくれたし。
僕は今まで歴代からかっちゃんに対する言及がなかったのが不憫に感じてたから2ndのこの視点はクッソ嬉しいです!
勿論徳の高い継承者達ならOFAを知る者として尽くしたかっちゃんにも感謝してくれてたと信じられます、けれどそれが実際に示されるとやっぱり有難みが全然違う…!
ただ一つ懸念してるのは先祖説で…もう何度も書いてますが、僕はかっちゃんとOFAを繋ぐのはその幼馴染だけであってほしいと思ってるので、
2ndと血は繋がっててほしくないんですよね。彼がかっちゃんに抱く印象はあくまでOFAに対するスタンスへの共感だけで形成されててほしい。
「いたぞてめェら」ってスマホに言ってるってことはA組皆来てるな!?いやまだ確定ではないけど多分そうでしょう、全員デクに手紙貰ってたし。
一番考えたくないのは数多のプロのようにヒーロー科辞めてる可能性ですが…共に切磋琢磨した皆ならまだヒーロー志してると信じたい。
前回轟くんが親父に電話してたのもこの前振りだったのかな。
今回冒頭で自分ではデクを止められないと悟ったエンデヴァーが息子に連絡取る→大まかな居場所を伝えられた轟くんがA組の皆と出動した…とか?
だとしたら父親として今回息子にクッソデカい償いできたよエンデパッパ!
次回はA組vsディクテイターですかね?その場合かっちゃんが「徹甲弾」の威力抑えすぎたってことになってしまいますが…
まあ殺傷力高くて調整には神経使いそうな"個性"だし許容できる展開でしょう。何よりこんな多対一で倒すのに向いてる"個性"のヴィランを一発KOとか勿体ねえ!
そして同じ操作系の"個性"といえば4月から進級と同時に編入してる筈の心操くん…!ただ彼によると「洗脳」は「多数を一斉洗脳とかは多分無理」らしいから、
克服してない限りは人質全員の操作権を「独裁」から同時に奪うのは恐らく不可能か。ならやはりディクテイター本人狙い?
【作者コメント】
「ヒロアカ手伝ってくれた川口先生の連載!個人的に今最も魅力的な絵です!嬉しい<耕平>」
胸とタッパがでけー女が師匠ポジだったので堀越先生が推してるのは納得しかないです。