僕のコミックアカデミア

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僕のヒーローアカデミア No.397 『ゴミ拾い』感想

※この記事は「僕のヒーローアカデミア No.397 ゴミ拾い」のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。

 

 オールマイトが50代半ばなのは初代の「40年八木くんはOFAを保持した」から推測されてた情報。

 雄英に合格してることからOFAを譲渡されたのは高校入学以前、そこに保持期間40年をプラスすればだいたい50半ばになると。

 もっと具体的に何歳かもたぶん設定されてそう。

 

 「幼気な青年」は目の前のAFOだけでなく、USJ編の死柄木とも重ねてる…?

 以前菜奈さんの孫である彼を精神的になぶった事実を突きつけられて絶望してたので、その嫌味も込めて言ってると。

 AFOの手の込んだ嫌がらせに対しこの返し、なかなか高度じゃあないですか…。

 

 「私から目が離せないくらい夢中にさせてやるよ!!」は口説き文句みてーな台詞で笑ったよ!LIVE中のファンに対するアイドル並の熱烈さ!!

 実際この世界のヒーローってアイドルみたいなもんですが、ヴィランもヒーローにとってある種ファンと言える存在だよな…と。

 

 AFOが雑に組んだ”個性”のうち初めて聞く名前は「ダークボール」「光塵」。ダークボールの方はブッパしてるときに点々と描かれてる黒い玉がそれでしょうか。

 ここでまた遠距離攻撃繰り出してきたの、オールマイトに近寄られたくない意識がやっぱ相当強いっぽいよね…。

 

 対するオールマイトはマントのオートガード機能〝黒影(ダークシャドウ)〟で防御。ここでマントを「黒影」に見立てる発想はなかったなあ…!単に昔のコスの再現かと。

 確かに黒影には防御形態の「」もあるし、

 その包む様子とマントを重ねるのはしっくりきますね。

 

 煽り続けろと自身に言い聞かせてるのは少し物間くんや心操くんを思い出したり。

 「ヒーローらしからぬ立ち回りをしなきゃならない」と自己卑下してた彼らと同じ戦法を、〝何でも出来る〟力を持ってたオールマイトが今取ってるんですよ…!

 そこにアツさを見出せる。

 

 アイテムに頼り過ぎる危険性はオールマイト自身もかつてデクに語っていたこと。

 ここで”過ぎる”が強調されてたの、今思えば彼自身もこの時点でアイテムで戦うスタイルを想定してたからなのかなあ。

 だから頼ること自体は否定してない言い方なのが強調されてたと。

 

 オールマイトは調子を崩さず「親友」呼び。前回も「長い付き合いだわかるだろ!?」「親友!!」と塚内さんに言ってましたが、あれはAFOに対する呼び方でもあったのか…!

 ここで宿敵にあえてこの呼び方をするのは王道でアツいです、ジョナディオの奇妙な友情的なアレ。

 

 菜奈さんと俊典少年の出会い、たった三コマなのに歴史的瞬間を見届けた高揚がすげえ~…!ここがOFAの歴史において分岐点だったって実感が確かにあります。

 あとオールマイトが主人公を「少年」呼びするタイプのお姉さん♂なの、菜奈さんの影響でもあったのね…。

 

 棒切れ一本で立ち向かおうとしてたのも当時の俊典少年の行動として納得が深いです。オールマイトの心はこの頃からもうヒーローだったんだなと。

 そんな彼だからこそ「道具は限界を超えない」ことを知ってるのも頷けます、棒切れもエルクレスもその残酷さは同じ。

 

 「ゴミ拾いできる程ゆとりがあるんだよ僕には!!!」は言い訳がましすぎて草ァ!少し前に「(今は一分一秒が惜しい…)」とか言ってホークスたち放置してたじゃん!

 案の定オールマイトに取り繕ってるの見抜かれてるし!煽り上手だけど自分が煽られると弱いなこの魔王!

 

 今回のサブタイは「ゴミ拾い」。これは単に最後のAFOのセリフのことだけでなく、オールマイトの指示で多古場海浜公園でゴミ拾いしたデクとの対比なのかな。

 同じゴミ拾いでもヒーローらしく社会貢献したデクと、英雄をみっともなくゴミ扱いししてるAFO…みたいな。