※この記事は「僕のヒーローアカデミア No.356 敵について」のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。
黒影(ダークシャドウ)のパワー補填のためにジャケット脱ぐ耳郎ちゃんえっち!かわいい!!別に露出度はそこまで高くないんですけど、
勢いよく脱ぐ動作とその下がタンクトップって事実自体に興奮するというか。歌手がライブ中にテンション上がって衣服脱ぎ捨てるみたいな解放感がある。
深淵暗躯終焉「儚(ぼう)」は膨張した黒影の拳で殴り抜ける新技!今までスタイリッシュな印象の強かった常闇くんの技にしては珍しく泥臭い一撃っすねえ!!
金玉フェイスにダメージ与えたった手応えが確かにあった。あと技の効果音が"SMASH"だったのってOFA師弟以外だと何気にこれが初?
攻撃後耳郎ちゃんを漏らさず空中キャッチする常闇くん、曲芸みてーなアクロバティックさだな!前々回で「ウチ飛ぶのそんな慣れてないから!!」とか言われてたのが嘘のよう…!
信頼されてるが故のコンビネーションだと伝わってきます。早くアニメの超立体的な作画で動いてるのが観たい。
AFOが感知系の"個性"で感覚機能を補ってるのは前々回も指摘した事実。
#ヒロアカ さて肝心のAFO攻略ですが…鍵となるのはやはり耳郎ちゃんの"個性"でしょうか。というのもAFOって眼が視えないのを音や「赤外線」という"個性"による感知で補ってるんですよね。なので彼女の出す音でその位置情報を誤認させられれば勝機はあるのでは…と。当てずっぽうで言ってみる。#wj26 pic.twitter.com/0qEPdCLHLU
— コウ (@s_g_hrak) 2022年5月29日
予想してたのとは違った形になりましたが、叛逆を煽るという形でその感知系"個性"に影響を与えてはいたので、超大甘に採点して半分正解ってところか。
奪った"個性"を我が物としてたが故に迎えたインガオホーな結末。
AFOが今持つ「オール・フォー・ワン」が自身の"個性"因子を移植した複製なのは殻木から語られてた情報。
やっぱり複製された"個性"はオリジナルに性能で劣る欠点があるのね。
逆にいえば本物の「オール・フォー・ワン」を有する今の死柄木に同様の現象が起こる確率は低いと考えるべきか。
ホークスによる一閃_____その寸前にカットインされる"個性"を屈伏させるAFO。まるで食べるかの如く口を開いて女性を手掴みしてる絵ヅラが悍ましすぎんよ…。
ただスター戦で言及された通り"個性"は「奪う」か「与える」しかできないので、
このイメージは「破棄」した訳ではないっぽい。
ホークスが「(殺)」って躊躇なく殺そうとしてたのは何気に闇深いな…いやこの状況で生かして捕えるとか甘いこと言ってられませんが、
トゥワイスを殺した彼がその選択肢を意識してるとより悲観的に捉えちゃうのよ。自分が穢れることに一切躊躇がない勘定に入れなさが見てて哀しくなる。
「鋲突」を四方八方に伸ばすAFO。切島くんが江州羽市で戦ったカッター伸ばすチンピラを思い出す夥しさですね…いや数・長さともにあちらとは比較になりませんが。
砕かれたマスクの欠片を一つ一つ回収して構築する動作が精密すぎて悍ましい。機械染みてて人間味が全く感じられないんだ。
だってよ…エンデヴァー……腕が!!!敗北者ムーブの次はシャンクスみたいな目に遭うとかつくづくネットミームと相性良いなこのオッサン!
いやでもこの奮起は真っ当にカッコよかったです。弟子たちを庇うホークスを庇うエンデって構図が最高なのよ…!名誉挽回の一歩目は踏み出した。
ボロボロの「エンデヴァー」とそれを見下ろす「轟炎司」。この雄英の制服を着た炎司は自分の醜さを客観視するもう一人の自分の具現化でしょうか。
ヒロアカってこういうタイプの己との対話パートやるイメージあんまなかったから結構意外でしたね…一瞬何この空間!?と脳が混乱した。
少女を救おうとして死んだ炎司父はNo.1のデクのifだなあ。ヘドロから幼馴染を救おうと飛び出したものの、オールマイトが現れずそのままかっちゃん諸共…
って最悪のBAD END。ジェントルもそうですが、No.1のデクは尊いと同時に一歩間違えれば死んでた危うい存在だと間接的に示されてる。
「真の超人」と表されるオールマイト。ただそのオールマイトも元々は八木俊典という無個性の凡人だった訳で。
彼を超人としたOFAについてエンデなりに何か思うところがないかは気になりますね。オールマイトもある種他者から意図的に"個性"を託されて誕生した〝最高傑作〟と言えるので。
ヒゲの炎が力を誇示するためなのはVol.5掲載のプロフで語られてた情報。
それもまた「醜い心」を保つためという弱さの裏返しだったわけだ。
ON/OFF可能な炎を点けてる時点で立派なキャラ付けになってましたが、今回そこからエンデの弱さに焦点が当たったことでさらに深みが増したなあ…。
「轟炎司」の首を掴む「エンデヴァー」。ここで掴むのが右腕ってのがなァ~…!実に象徴的。
フード戦後に勝利のスタンディングとして掲げ、「鋲突」によって失った右腕を炎で象り、AFOに向けて放つ。この一連の流れに今まで自身に欠けてた精神を埋めようとする努力が感じられるのです。
〝己の弱さ(てき)〟を呪う行為として過去の自分を絞め殺すのは秀逸な表現。Vol.30の総扉案の一つだった血反吐を吐くかっちゃんを思い出します。
あれも折寺時代の彼が死を迎えるイラストだったし、誰かを庇って「鋲突」に刺されるのが過去の弱い自分を呪うキッカケになってる気がする。
「だから…この先 生涯…」「『よくやった』と自分をなぐさめるような日は来ない…!」よう言うた!それでこそ父親や!!
ここで今後の人生のことをわざわざ口にしたってことは、AFOを倒すために自分を犠牲にするつもりは当然ないんやなって…!生きて償う姿勢が見られて安心した。
次回はいよいよAFO戦決着でしょうか。ちょっと気になるのはAFOの生死。コイツの場合もう単体で化け物だし焼死させたとしても誰も責められない、
少なくともホークスがトゥワイスを刺殺した時よりは後味悪くならなそうですが、ヒーローとして完璧を目指すなら生かして捕えるのかなと。