僕のコミックアカデミア

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僕のヒーローアカデミア No.406 『摑め!!おまえの”個性”』感想

※この記事は「僕のヒーローアカデミア No.406 掴め!!おまえの”個性”」のネタバレを含みます。

 

【本編】

 障子&口田inセントラル、ギャングオルカ&シリウスin奥渡島ときて青山&葉隠inトロイア付近。葉隠ちゃん、レーザーを指先で操るみたいなコンパクトな操作もできるんだ…。

 そして上着貸してあげる青山くんの紳士っぷりよ。それでも弾むおっぱいの肉感に目がいくけどな!

 

 リューキュウ&尾白in多古場競技場。衣装からしてこの黒い奴が「ギャシュリー」でしょう。

この光景を見るに”個性”は子供の育成・使役?元ネタの『ギャシュリークラムのちびっ子たち』はA~Zの頭文字の子供たちが無惨に死ぬ絵本なので、

 そこからイメージ頂いてると。

 

 子供といえば現在若返り中のAFO。もし奴が多古場に来てギャシュリーから”個性”を奪った場合──…悪い予感がします。

 今のショタ状態がその”個性”の使用においてアドバンテージになるんじゃないかと。それを何とかするのが今ここにいる瀬呂くんの「アツい見せ場」?

 

 

 安直な発想ですがAFOだけにA,F,Oが頭文字の子供たちに何かヒントあるんじゃないかと調べてみました。

 名前はエイミー(Amy)、ファニー(Fanny)、オリーヴ(Olive)。

 死因は階段からの転落、ヒルによる失血、キリの刺突…ダメだ全然分からん!改めて何だこの絵本!?

 

 スケプ移送中の傑物勢+ハウンドドッグに停止ブロックで保護活動中の鎌切&黒色。B組で所在判明したのは物間吹出骨抜小大柳円場希乃子鉄哲拳藤に続き10,11人目ですね。

 蛇腔も制圧済み、となると相澤山田組は…まだ描かれてない未知の場所に飛ばされた可能性が高い?

 

 場面は戻り──…爆豪vsAFO!他の戦場にカメラ移る可能性も意識してましたが続行だぜヒャッホウ!永遠にかっちゃんのターンとでも主張するかの如き勢いだな!!

 堀越先生もノリノリじゃねえか!一年と二か月放置してたキャラやっと描けるならそら筆もノリまくるわ!

 

 しかし〝極〟状態のエッジショット、このマスコット形態でプルプルしてるとお労しすぎるだろ!かっちゃんageしてくれるのは嬉しいですけど、休め…!もう何も喋るな…!

 って気持ちになりますよ!!エッジショット逝くっ逝くとかふざけられる状態じゃなさすぎる。

 

 AFOに下スマ浴びせて撃墜したかっちゃん、良い表情してんな~…!この真上からの浮遊感伝わる構図が最高すぎる。

 ヒエラルキーの頂点気取りのAFOを見下ろしてやってるのが痛快なワケですよ、破損箇所から光る汗が漏れ出てる左腕をアップで映してるのも芸術点高い。

 

 「この〝副作用〟を活かせ」のかっちゃんはNo.374で「ワープゲート」開く直前のデクくんにめっちゃ似てね!?

 彼らって通常時は全然目の形違いますが、力んで凄むと割と似てくるんだよなあ。精神的シンクロの表れ。ライジングでのダブルOFA100%状態でもそうだった。

 

 一方のデクvs死柄木も次なる段階へ。〝変速(2ND)を発動して反動が確定しちゃった以上、そりゃ自分自身にも使用しない理由はないよなあ。

 つってもかすっただけで即死の”個性”相手に速度upはリスクも高まった感ありますが。改めて接近戦していい敵じゃなさすぎる。

 

 「更に向こうへ」と共にデ/死/爆/AFO四分割見開きはまたまたテンション上がるやつ!

 最新巻収録のNo.398ラストの「(オールマイト!!)」「(緑谷少年!!)」が記憶に新しいですが、そのオールマイト枠にかっちゃんが収まった感覚ですね~…!

 役者が揃った感ハンパない。

 

 堀越先生は手の描写に定評ありますがこの見開きも例に漏れずです。

 中指から〝変速〟が発動してるデク、手で触れて壊す死柄木、手から爆ぜるかっちゃん、視線の先に向かうべく逆方向に掌を向けるAFO──…と、

 それぞれ大きく映す価値のある意志の宿った手をしてる。

 

 物理的にかっちゃんの更に向こうへ行ったAFO、期待裏切らねえ小賢しさだな!

 それに対してモブ呼ばわりを省みたかっちゃんが「まだ」「モブか…!」と卑下してたのが印象的です、かつての愚かだった自分と重ねてそう。

 こういう言動に心情想像させられるのよこの子。

 

 AFOの軌道上のリングは加速の”個性”のエフェクトでしょうか。地味に〝黒影(ダークシャドウ)〟がエンデと並べられるほど評されてるのが嬉しいっすね…。

 AFOの中では黒影>爆破なんだなと。かっちゃんも合宿で「見てえ」と興味抱いてたしこのくらいageられていいよね。

 

 「石塊(いしころ)」呼ばわりはやはりデクを「道端の石っコロ」とdisってたかっちゃんと重なる部分。

 彼とAFOって因縁の薄さは否めませんでしたが、こういう共通点の多さでは相応しい相手と言えるんじゃないかと。一組くらいこういう対戦カードがあってもいい。

 

 痛みを頼りに”個性”極めてたのはイカレすぎで最高!ここデクにはない狂気に目醒めた感あるな~…!

 死ぬ直前に「(痛みん中でバトんのも~てめーが通った道だっけな)」と馳せてましたが、痛み自体を活かすのはデクの通ってない道だよねと。

 全然金魚の糞じゃないよ!

 

 ゴロゴロ転がってAFOに追いつくかっちゃんはローリンガールならぬローリンボーイじゃん!絶対ニコニコに手描きMAD投稿されるやつ!!

 お茶子の「転んじゃったら縁起悪いもんね」を過去にするほどの勢いだよ!ここまで転がりまくってたら逆にもう縁起良いだろ!!

 

 「痛ったァハハハ疾っ」「すぎて止まんねえ~~~~!!」もラリったようなテンションで超爆笑!この自分の挙動に勝手に自分のウケてる反応が完全に酔ってるときのそれ。

 直前の信じられないもの見たようなAFOの表情もツボです、そりゃ魔王といえどこんな顔するよ!

 

 「(なんか今追い越せる気がする)」は今ここで!?そんな物理的な意味だったの!?あの儚げななぁ出久✨俺まだおまえに追いつけるかな✨

 からノリ軽すぎて笑っちゃうんですが!まあでも今かっちゃんノリノリだし、このくらい万能感溢れた台詞吐きたくもなるわな!!

 

 LIVE映像に背向けて震えてる勝さんかわいい!こんなおっさんにちょっと小動物的可愛さ感じちゃいましたよ!!

 こういうときしっかりしてるのは光己さんの方なのが納得深い。この精神的タフさがかっちゃんに通じるものがあるんです、やはりこの親にしてこの子あり。

 

 で、その見なきゃいけない理由が「いつもみたいに笑ってる筈だから…!」なのはマジで息子の理解度高いな!

 頑張ってるからとかじゃなく笑ってるからなのがすげえらしいんですよ、今のかっちゃんの輝きを表すに相応しい単語。親として〝見る〟義務を果たしてます。

 

 回想、2代目の首を片手で掴むAFO。状況からしてこれはNo.369の冒頭で描かれた回想と同じ場面でしょうか。

 三コマ目で2代目の髪にトーン貼られてないのが気になりますが多分同一人物だろうと。AFOの嘆き悲しむような目も涙こそ描かれてないものの印象は一致してる。

 

 「与一ならもういないぞ」がガチの死を意味してるならこの時点でOFAは2代目に譲渡済み、そして恐らく3代目にも譲渡済み?

 この瞬間に2代目がOFAを宿してるなら奪わない理由がないですし。AFOにOFAが奪われかけたのは5,6代目の所有時のみなのでここは違うだろうと。

 

 「おまえが殺したんだ」もヒジョ~に気になる台詞です。これやっぱりAFOの攻撃から2代目を庇って…みたいな感じ?

 それとも意図せず死の間接的な要因になってしまったパターンだろうか。もしかして初代って自殺だったり…?絶望からじゃなく合理的判断に基づいて。

 

 初代に2代目が手を差し伸べたのはOFAが始まった瞬間。その行為を前々回の幼馴染の空中キャッチと重ねるの、マジで芸術点高え~…!

 ご丁寧に伸ばしたのが右手なのもかっちゃんと一致してる。こちらもオールマイトの死という未来変えただけに納得しかないですよ!!

 

 全身から噴射したようなBOOOOM浴びせたかっちゃん最高!AFOが2代目と重ねて憎しみカンストしたところでこれブッ放すの、マジで煽るようなタイミングだな!!

 この全身からの起爆による火力上昇が今回の彼のPlus Ultra?いやまだAFO倒してないしこれは通過点か。

 

 2代目の苗字が「駆藤(くどう)」なのはなんやて工藤!?いやWJ読者ならU19の紅藤くんを思い出すべきところか。

 デクの〝変速(2ND)〟発動のイメージが車のシフトレバーだったので、乗り物を動かす「駆動」から取ってると。

 ”個性”に因んでるのが本作らしいネーミング。

 

 で、気になる下の名前の予想ですが…OFA継承者は継承ナンバーが名前に入っている法則、そして駆動→発進→加速…と速さに関する名前と仮定すると「駿二(しゅんじ)」、

 とか?「俊二」も考えましたがこちらは〝俊〟典と被っちゃうかなと。駆藤駿二…字面カッケェな!

 

 「爆豪のかっちゃん」はライジングでの上鳴くんの呼び方思い出すやつ!

 本人が自らかっちゃんを名乗るの、何とも言えぬ微笑ましさがあるな…!

 ここで自称する程度にはアイデンティティだったんだと。道理でデクくんにその呼び方やめろとか言わなかったわけですよ。

 

 「ボケが来たかよ!!」もそうですが前回今回とかっちゃんの煽りキレッキレで、改めて彼のテンション好きだな~…!

 オールマイトも痛快でしたがVol.39で「頑張って口汚く挑発している」と補足されれば納得だったんすよ。こういうのはやっぱ嫌味なヤツがしてこそよ!

 

 ちょっと心配なのは「凝血」による停止ですね。顔の右側に血ベッタリついてる時点で今更ですが、今回ラストも思いっきり吐血してて地味にヤバいよなと。

 そんなオールマイトの二番煎じな敗け方しないとは思いますが、とはいえAFOなら狙ってきそうではあるよな~…!

 

 次回は2代目が初代を救出してからAFOに殺されるまでの回想でしょうか。ここまでのかっちゃんのターン切ることになりますが、

 今まで謎な部分だっただけに全然ウェルカムっすね~!初代はなぜ死んだのか、2代目への譲渡はどんなシチュだったか…気になることが多い!

 

 唯一の不安が2代目とかっちゃんの血縁説でして…いや爆破(酸化汗とグリセリンの複合)って変速(2ND)と全然関連性ない”個性”だし、今更ないよね!?

 いや駆藤(KUDO)と爆豪(BAKUGO)って若干似てるけど!2代目目線でも彼個人の継承先はデクくんだけで充分ですよ!

 

【作者コメント】

「39巻発売中!この先39冊も本を出せるとは思わないので記念に言わせて下さい39(センキュー)!<耕平>」

 堀越先生の漫画あと1298950185巻は読みたいのにそんな悲しいこと言うな…😭