僕のコミックアカデミア

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僕のヒーローアカデミア No.362 『Light Fades To Rain』感想

※この記事は「僕のヒーローアカデミア No.362 Light Fades To Rain」のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。

 

【表紙】

 デクが手にしてる食べ物がリンゴ飴なの、分かってんな~!

 文化祭で壊理ちゃんにプレゼントしてたからな!!

 デクといったらリンゴ飴、リンゴ飴といったらデク。

 とまで言っちゃあ大袈裟ですが、こういうのってそれぞれの作品に縁のあるアイテムの方がやっぱ嬉しいよねと。

 

【本編】

 ミリオ先輩の「俺知ってるんだぜ」「お前が本当はすげェ才能持ってること」は八斎衆の窃野らとの戦闘時に描かれた回想でも言われてた台詞ですね。

 上司に後輩、そして親友からの言葉を「宝もの」と言い表せる天喰先輩、素敵な感性だな…!普段のダウナーなイメージとのギャップデカい。

 

 「宝の重さに押し潰されてしまうから」は自信ない人間の解像度高いなあ。ミリオ先輩たちの言葉が呪い…って言っちゃ大袈裟だし失礼ですけど、

 少しA組の皆からの信頼を重荷に感じてた青山くんと重なるんですよ。「自分を卑下してる内は楽だった」も「クズの敵」って自己卑下を思い出す。

 

 優秀なのに自信ないって下手すれば嫌味とも取れるキャラ造形ですけど、実際は全然そんな印象ないんですよ。天喰先輩なりに本当に周囲の評価との食い違いに悩んでたのが伝わってくる。

 そんな彼が今回他者の言葉を受け止められたのは『天喰環:ライジング』といえる成長じゃないだろうか。

 

 キメラ状態の左腕から発射したのは混成大夥「波動砲(プラズマキャノン)」!この禍々しいヴィジュアルから放たれたのがただのビームというギャップよ…w

 直前に蟹の手みたいな状態の右腕を左腕にブッ刺してましたが、これは右腕から出るビームを左腕の内部でブーストさせたってこと…?

 

 波動砲撃ってるコマが左ページまで突入してるのが秀逸だな!まるでビームの勢いでコマそのものが無理やり左側へ押し込まれてるみたいなんですよ!!

 右から左へ読み進める漫画ならではの表現。その隣の指削がれてる死柄木のコマの圧迫感マジパない。迫力がダイレクトに伝わってきます。

 

 ビームに対抗する死柄木は指と同時に眼も生成してる?まあ口が作れるなら眼が作れてもおかしくないですが。

 今の死柄木は右目が視えてないっぽい(左目と違って瞳が描かれてない)ので、この眼は右側の視界をカバーするために作ったのかな。しかしこうなるとますます障子くんっぽいな…。

 

 「透過」で再び接近して顔面に一発ブチ込んだルミリオンも良い仕事すんな!シンプルに痛快なワンパン!!

 前々回「波動」を纏っただけじゃ薄皮一枚破れないと描写されましたが、他の高火力攻撃のアシストとしてなら有効って説得力は充分にある。紛れもなくビッグ3全員のチームプレーだ。

 

 電磁バリア突き抜けた波動砲、貫通力高すぎィ!

 しかしその威力も死柄木には通じず…この†天空の棺†の外まで放たれた高火力攻撃が徒労に終わる流れ、まんま榴弾砲着弾クラスターの繰り返しっぽいすね。

 天喰先輩も幼馴染ポジという点でかっちゃんと同じだし重ねてるのかもしれない。

 

 「全盛期のオールマイト」「死ぬかあ?こんなもので……!」は痛いトコ突いてきやがるな…!ってくらい説得力ばつ牛ンなんですけど、

 同時に死柄木(というかAFO)の方もオールマイトに囚われてる感ありますね。よっぽどオールマイトに敗北感植え付けられたんだろうなm9(^Д^)となれる。

 

 ビッグ3を蹴散らした死柄木の標的は再びかっちゃんへ_____…あれだけ威圧感あって重々しかったストレイフパンツァーが今はやけに軽く、

 まるでハリボテみてーに薄く見えるぜ…。ジーニストによる簡易的な縫合だけされた右腕も痛々しい。いつもの生命力溢れる姿が嘘のような不安定さだ。

 

 前々回と同じブツブツからして今もデクのような分析モード継続中、そして肝心の台詞は「勝たなきゃなぁ……出久…」と『出久』呼び。

 謝罪時はまだ意識して呼んでる感ありましたが、今はもう素で呼んでるのが、なァ~…!デク呼び始める前の幼い頃に戻ってるような感覚なんですよ。

 

 で、次の瞬間、死柄木の隣通過して「爆破」浴びせたのはスピード感すげえな!?クラスターの輝きが移動の軌跡として描かれてるのがすっげえ秀逸!

 2つ目の輝きから現在地の間には何も描かれてないのが、その間に行われた加速の凄まじさを物語ってる…!速さの描写として最上級の表現だ。

 

 「」と口にした後死柄木の右手を回避→着地。これってやっぱり"個性"を奪う/与えるための右手の穴は再生不可能だから、

 右手から指は増殖できないって弱点をかっちゃんも意識してるんですかね…?今回もここで指増やせばかっちゃん捕えられそうだったのに、振るってくるだけだったし。

 

 今の速度は掌以外の出口、すなわち全身から流れ出た〝玉〟のような汗によるものとのこと。そういや「ニトロのような汗」が出るのって掌限定のはずでしたね…

 前々回顔から流れた汗が輝いてた時点でおかしかった。シンプルな解説ですが元の設定に沿ってるので理屈としては納得できます。

 

 で、その汗で全身が輝いてる今の状態ですが…やっぱコレ、ライジング(映画)でOFA譲渡された時の姿っぽいよなあ。特に左目の瞳の輝きがそれっぽい。

 深読みすればデクの手を取ってOFAを継承したあの境地に、原作ではOFA無しで到達した…とも取れる。まさにかっちゃんの精神的成長の結晶。

 

 「痛みん中でバトんの」は身体の許容上限を超えたOFAの使い方、「癖ぇ見つけてバトんの」は右の大振りなどの隙を突いた戦い方。

 それらをライバルとして直に体感したかっちゃんが「全部てめーが通った道」と見据えてるのが…どこまでも追う側である自覚が強いんだなと理解させられる。

 

 気になるのは「」の方。「右手の穴の再生が不可能だから死柄木はそちらからは指を増殖してない」と僕は予想してる訳ですが、

 AFOはずっと右手で"個性"を奪ってきたから、至近距離だとつい右手で相手に反応しちゃうのが癖…ってコト!?前々回かっちゃんの首掴んでたのも右手でしたし。

 

 だとすればかっちゃん、自分も右の大振りが癖だったのが気付けた要因としてデカそうだなあ。右の大振りも"個性"奪うのも右手が起点なのは同じですし。

 右手でデクを虐めてたかっちゃんが、右手で人々の未来を奪ってきたAFOを止める、みたいな構図を意識した一致だとしたらクッソアツい。

 

 「なァ出久」「俺まだ」「おまえに追いつけるかな」は、もう、なあ…!かっちゃんの純粋な部分全て表出してるじゃあないですか!

 彼の荒々しい要素が全部削がれて、ヒーローになりたい少年の部分だけが最後に残ったような感覚。画の儚さも相まってめっちゃ切ない気持ちにさせられる。

 

 僕の最推しは主人公であるデクで揺らぎませんけど、それでも今のかっちゃんには「追いつけるよ」って言ってあげてえ…!それほどまでに彼の言葉が痛切に響いてきたんです。

 この子もこんな穏やかな言い方で自分の成長を願えるんだな、って。幼馴染に対する切実な問いかけに感じられた。

 

 かっちゃんに翻弄されて2代目の姿がフラバするAFO。とくれば意識させられるのはやはり2代目がかっちゃんの先祖である可能性ですが、実際どうなんですかね…?

 AFOの言葉を借りるなら血縁でなくとも「OFAの(元)金魚の糞」ってポジの一致だけで姿が重なる理由にはなり得ると思うんですが…

 

 前も言いましたが、僕はかっちゃんがOFAvsAFOに巻き込まれた理由は「たまたま9代目と幼馴染だったから」ってだけであってほしいので、

 正直2代目が先祖説は否定派なんですよ。デクとの関係以外にOFAとの深い繋がりは求めてない。ほぼ部外者の立場から因縁に首突っ込んでほしいんですね。

 

 ただ少し気になるのはデクが海上移動中に2代目の"個性"を使おうとしたこと。

 目的地により速く向かうという使い方から加速系の"個性"だと予想しましたが、

 今回のかっちゃんの進化も「爆破」による加速なんですよ。AFOのフラバはこの加速の仕方が同じだったのが原因なんじゃないかと。

 

 で、そうなると2代目も汗または身体から分泌される何らかの物質で加速が可能なのでは?って発想に行き着く訳ですが、

 かっちゃんの父親である勝さんの"個性"が「酸化汗」なんですよね…。

 

 これが2代目の"個性"が世代を経て弱まったものである可能性は…正直無視できないレベルだと思う。

 

 あと死柄木の増殖した指の群れの中に謎の顔が紛れてるの、これ誰…?

 2代目のことを思い出してたからやっぱ2代目?でも顔に傷ないし正直似てると断言できるほどではないな…

 となると"個性"を奪った相手の一人とか?その人物の顔を何故今このタイミングで造ったのかは全くの不明ですが。

 

 場面は背景真っ白なかっちゃんの精神空間へ_____そこにオールマイトinOFAがいるのは何故だろう。ライジングで一時的にOFA継承者になったからその影響?

 いやあくまでただの心象風景なんだから真面目に考察する必要はないかもしれませんが。単なる精神空間特有の現象と考えるべきか…。

 

 この姿のオールマイトにかっちゃんが会うのは初めてですが、彼が一目でオールマイトだと気付いてたのはなんか嬉しいな。

 OFA継承者じゃなくてもオールマイトinOFAに会う資格はあるんだな…って。現実のオールマイトの意志とは無関係かもしれませんが、単なる幻覚とは切り捨てたくない。

 

 己の弱さの象徴である過去の自分と対面したエンデヴァーとの対比にも感じるなあ。エンデが「オールマイトにもデクにもなれない」なら、

 この空間でオールマイトinOFAに会えたかっちゃんはまだ「オールマイトにもデクにもなれる」んじゃないかなって。そんな希望的な描写に捉えたくなる。

 

 眉間に皺のないかっちゃん、真っ当にイケメンつーか顔整ってんな…!心に何の陰りもない落ち着いた状態なのが伝わってくる。

 眉間に皺がない表情自体はこれまでも見せてましたが、この顔が今まで一番安らいでるように見えます。オールマイトinOFAを近くで見つめる表情として納得が深い。

 

 オールマイトinOFAの前で過去の自分振り返ってバツ悪そうなかっちゃんかわヨ!そりゃあ出会いがヘドロに襲われてる最中とか汚点だしな!!

 こんな態度になるのも致し方なし。「色々クソみてーな頃」ってお口が悪くて曖昧な表現もこの子らしくていじらしい。やっぱかっちゃんの沼深ェよ…

 

 かっちゃんがポケットから取り出したのはオールマイトのカード。これアレじゃん、デクと別々で買ったヒーローズチップで両方当たったやつじゃん!

 このタイミングで思い出の品としてこれをお出ししてくるの、エモさカンストしてますよ…!同じ人に憧れた証明書みたいなアイテムだもん。

 

 「」「サイン欲しかったんだよなぁ」はギャップでけええええええ!!!!えっ、かっちゃんってサインとか欲しがる子だったの!?

 いやデクに比べれば全然ナードじゃないですけど、それでもこんな普通のファンみたいな期待してるとは思わなかったんだけど!2828止まんねえんだけど!!

 

 かっちゃんって制服着用時はポケットに手突っ込んでる印象強いですけど、

 その理由って中にオールマイトのカードを入れてるから…?で、そこにサイン書いてもらうチャンス伺ってた!?

 いやもうそれ熱烈なただのファンじゃん!デクとは別方向にメンドくせーなこの子!!だがそれがいい

 

 いやあこれは初期中心にかっちゃんの描写全部見返したくなりますね…!いや感想書くために日常的に見返してますけど、サイン欲しがってたって情報があるとまた印象違ってくる。

 例の仮眠室でもデクがいなくなったらサイン貰うチャンス…!

 とか考えてたと思うと無限に愛おしすぎんだろ!

 

 カードに向けてるヘニャって感じの笑顔もすげえ印象深いなあ。サイン欲しかった自分をバカみてーと感じつつも、でも悪くねェと思ってるような、そんな穏やかな表情。

 見てるこっちも力抜けてくる。レアすぎて激写してえ…!ってカメラ向けたらまたいつものキレ顔に戻りそうですけど!!

 

 オールマイトにはぜひかっちゃんのこの願いを叶えてあげてほしいです。デクはもうノートにサイン貰ってますけど、

 ヒーローズチップで当てたカード2枚ともまたサインしちゃえばいいんすよ!

 そんで一緒に「「してあるー!!!」」って驚けばいいんすよ!!そんな幼馴染のシンクロ拝みたい。

 

 心臓のショックと共に、場面は再び現実へ_____かっちゃんを救出しに死柄木に接近するビッグ3&No.5。かっちゃんの左足首と死柄木の肥大化した左腕に巻き付いてるのはジーニストのワイヤーか。

 で、エッジショットはどこ…?ここ…?いや身体細くしてるから見えないだけかもしれませんが。

 

 指塗れの左腕とはまた別の、死柄木の身体から生えてる剥き出しの筋肉みたいな物質は何…?最初サンイーターが「再現」した食材かと思ったんですが、

 ルミリオンやミルコの方にも伸びてるんですよね。ルミリオンは「透過」で回避、ミルコは…蹴りでそのまま押し潰してるようにも見える。

 

 気象の急な乱れはまさかナインの仕業!?って与太考察はともかく、この変化はむしろ希望とも取れます。

 だってライジングでは幼馴染による100%のSMASHで再び晴天取り戻したからなァ~!

 となれば原作ではデクが†天空の棺†到着後、死柄木相手に一人でそれを成し遂げるフラグとも取れる。

 

 波動砲受けてる時の「いい加減に理解…しろ!」に続いて今度は「理解したか?この先は〝敵(ぼくら)〟の物語だ」。

 これって不理解が畏れと排斥を生むと語ってたAFO自身が、他者からの理解を求めてる描写とも取れますね…尤もコミックの魔王になりたがるなんて理解できなくて当然ですが。

 

 かっちゃんが雨嫌いなのは身体冷えて汗が出づらくなるから?エンデヴァーも「雨は苦手でな」って言ってましたし。

 しかし直前に眉間に皺のないかっちゃんを見たばかりだからだろうか、ほんっと光己さんかっちゃんにクリソツだな!これは女体化かっちゃんと言われるのも頷ける訳ですよ。

 

 僕は危機感薄い読者なのでもう先々週からかっちゃんage展開しか想定してなくて、彼がオールマイトinOFAと対面した時もお、いよいよ「最大の見せ場」だな!

 と呑気なことしか考えてなかったんですよ。ジーニストの「心臓が─────」でやっと悪い予感がし始めて、ページを捲れば_____

 

 うわああああああああああああああああかっちゃんアアアアアアアアアアアアアアアあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁっぁぁ!!!!!!!!??????!??

 あああああああああああアアアアアアアアア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァァ゛!!!!!!!!!!!!

 

 ウッソだろオイ…………………まずかっちゃんに限らず、この漫画で子どものキャラから死人が出るって発想が全くなかったんだけど…。

 現実を直視できない。まさに放心状態。この呆気なさに対するえ、これで終わり…?って戸惑いがあまりにデカすぎる。

 

 いやでも、こうして横たわるかっちゃんを眺めてると"死"の実感が湧いてきますね…生気のなさが見事に表現されてる。

 血に塗れてるのは屈辱的ながらも、綺麗に各パーツが原形を保ってるこの虚ろなお顔自体には、むしろ美しさすら感じるんですよ。死によって完成された儚さといいますか。

 

 今回のサブタイ『Light Fades To Rain』もすげえ秀逸です。直訳で「光が雨に消える」。生命活動の停止をそれに伴うクラスターの輝きの消失と、

 不吉な降雨の訪れで表現するとか、超詩的じゃあないですか…!こんな凄惨な展開なのに聞き惚れてしまう。情景描写として完璧すぎるんですね。

 

 側に落ちてるオールマイトのカードはえっコレ、幻覚とかじゃないですよね…?デクと一緒に当てたあのヒーローズチップのカードだよね!?

 ヒーロー活動中も常に持ってたとかこっちの想像Plus Ultraしすぎですよ!!純粋に憧れる気持ちをかっちゃんはずっと忘れてなかったんだなって…!

 

 お茶子もデクから貰ったオールマイトのねつけをコスチュームに「しまって」ましたけど、今回はかっちゃんが「あけた」と言える瞬間だったんじゃないかな。

 勝利を求めてデクの如く足掻いた結果、幼い頃からしまってたより純粋な憧れを再び意識できたと。最後に落ちたカードはその象徴。

 

 しかしデクが雄英を離れたのは元々こういう事態になるのを避けるためだった訳で、それが今回現実になってしまったと考えると、本格的に彼のメンタルが心配です。

 AFOじゃないですけど「今のが最もだった」であのブチギレっぷりなら、死体なら一体どれほど…って方に思考が行ってしまう。

 

 ただジーニストは「心臓が─────」、アオリも「道半ばで──…」と一回も〝死〟という言葉は用いられてないので、絶望するにはまだ早いです。

 バトル漫画においては心臓停止≠死亡と考えるのが定石。むしろここからの復活こそが「最大の見せ場」と表現するに相応しい活躍でしょう。

 

 何よりこっちにはNo.357で描かれた例の未来ifがあるからな~!

 あの姿が皆の正史であるなら当然かっちゃんもここで死ぬのは道理に合わない。

 復活を遂げて無事プロヒーローになる未来が確約されてると言えます。エンデヴァーが見た単なる幻覚で切り捨てるにはあの光景は眩しすぎた。

 

 で、肝心の復活方法ですが…正直現時点では壊理ちゃんに頼る以外思いつかないです。でもってそれはそれでワンパですし。

 となるとあり得るのはやはりクラスター…?今回全身からの発汗が加速を齎したように、心臓にも何らかの形で作用するんじゃないかと。もしくは未知の2代目の"個性"?