僕のコミックアカデミア

イェイ イェイ ヒロアカ最高 ヒロアカ最高 オマエもヒロアカ最高と叫びなさい!!

僕のヒーローアカデミア No.391 『拒んだ世界』感想

※この記事は「僕のヒーローアカデミア No.391 拒んだ世界」のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。

 

【本編】

 うおおおお一コマ目から圧迫感鬼すげええ!!!ギュウギュウにトゥワイス詰まってて見てるこっちが息苦しいですよ!

 今にも次元の壁無視してこちら側に溢れ出てきそうなほどの窮屈さ。試しに3Dメガネ装着して眺めてみたくなる光景です、ぜったい臨場感ハンパない。

 

 トゥワイスの増殖を防いでたのはピクシーボブの「土流」。考えてみれば土砂災害とか簡単に起こせそうな”個性”だもんな…。

 その強力さで何とか今までトゥワイスを群訝に留めてたってのは説得力ある。もし彼女がヴィラン側に所属してたら…と想像するとゾッとします。

 

 しかし訪れる「決壊」。液状化して飛び散った分身がまた新たな分身生み出して背後取るの、これはズルいわ~…!分身ならではの移動法。

 まずそんな原型留めてない状態でも”個性”使えるの!?っていう。一体一体が捨て身で動き回れるアドバンテージを活かしてます。

 

 「流子ォ!!」「柔っ…!!」は尊い絆描写!ワイプシって元々学生時代の友達同士で組んだチームなので、

 こういう咄嗟の名前呼びは付き合いの長さが感じられますね~…!

 合宿編でも虎はピクシーボブの顔傷つけたスピナーにキレてたし、

 一貫して仲間想いで好感度高い。

 

 「変身」に時間制限があるのは既出かつヒーロー側も把握済みの情報。

 お茶子はトガちゃんが飲んだトゥワイスの血の量を見てた筈ですが、「ヒーロー側に血液保有量を推測する判断材料は無い」はお茶子視点ではまだトガちゃんが血持ってる可能性はあるって意味かな。

 

 遠方から目視できるレベルで増殖するトゥワイス群。轟くんはもう意識失ってそうなのに対して飯田くんはまだ目開いてるの、これインゲニウム再始動のフラグじゃね!?

 いや神野から飛んできた彼に無茶言うなって話ですが、まだ活躍を求めてしまってる自分がいる…!

 

 ところで轟家、ひとり足りなくね!?手前が焦凍くん、奥の一番白いのが燈矢、夏兄と冬美さんが側にいるのがエンデっぽいですが、冷さんいなくね!!?

 またどっかの戦場に助太刀に向かったみたいな光景で笑うんですが!いやたぶん夏兄の裏とかにいるだろうけど…!

 

 ”個性”奪われてもなお刀を手に震えながら立つホークス、やすめー!オマエはもう休めー!!

 こんな状態でも立ち向かうつもりなの立派ですけど、見てるこっちの胸が苦しくなりますよ!最強伝説黒沢みたいに「もういい…!」「休めっ…!」って抱きしめてやりてえ…!

 

 ナレによれば「一度決壊してしまえば~さして時間はかからない」とのこと。血液保有量=制限時間を知ろうが知るまいが──…

 つまり、「変身」が解けるより先に周辺一帯の侵蝕は完了するって意味か。そうなればトガちゃん本体が「二倍」を使えなくても関係ないと。

 

 もう木を隠すなら森の中、ならぬトガを隠すならトゥワイス群状態なわけですが、そんな中でもトガちゃん見失わないお茶子鬼かっけええ!!!

 迷わず正解にワイヤー伸ばしてるのカッコよすぎだろ!ワイヤーの強靭さがふたりの繋がりの強さを象徴してるかの様ですよ!

 

 ワイヤー巻きつけたまま浮いて「ゼロ・グラビティ スペースウォーク」!0kgの状態でワイヤーを巻き取ればそのまま自分の方から相手に接近できるの、

 なるほどよく考えられてますわ…。「黒鞭」のように相手の方を自分に引き寄せるパワーがないのを工夫で補ってる。

 

 死柄木や荼毘の”個性”を使えない原因が殺意だったのは新概念というか、逆に〝好き〟ONLYの状態なら”個性”フル使用可能な死柄木も量産できたの!?コワ~…!

 こうなると奥渡でトガちゃんフッて(って言い方アレだけど)殺意増幅させたデクはマジでお手柄だったな…!

 

 梅雨ちゃんの推察で普通に納得してた読者としてはこの指摘はマジで高評価です。まず死柄木(分身)の”個性”の不発を捉えてたのが観察力高いし、

 その事実をトガちゃんの涙と結び付ける発想が今までないものだった。こういう分析力がまさに憧れのデクくんそのもの。

 

 「うるさいんだよ麗日お茶子!!!」よ~いうた!それでこそヴィランや!!トガちゃんがこういう口調でキレるの割と衝撃なんですが、いやでも全然アリです!

 偽らざる本音って感じがするし、何よりこのくらい強い拒絶の方がそのハードルを超えるお茶子へ期待も高まる。

 

 このタイミングで「変身」が解けたのは単に時間制限?

 それともお茶子に指摘されて殺意が増した結果〝好き〟の純度がより低下し、ついにはトゥワイスの外見と”個性”すら真似できなくなったから?

 衣服ごとワイヤー外す為に自分から”個性”解除したようにも見えるな…。

 

 最後複数体のトゥワイスが共同で一つの分身を生み出してるように見えるんですが、これ誰…?お茶子が「」と驚いてる辺り、トゥワイスではないよね?

 「二倍」には対象の身体データが必要なので、

 トガちゃんが今まで身体を測定する機会のあった人物となると…。

 

 デクや梅雨ちゃん、あるいはお茶子本人といった「変身」した経験のある相手でしょうか。Vol.38で語られた通り、変身して自分を測れば相手不在でもデータは入手できますし。

 何より元々〝好き〟だった彼らの”個性”なら分身でもまだ使える可能性あるんじゃないかと。

 

 データさえあればデクお茶子梅雨以外も「二倍」で増やせますが、ただトゥワイスに並ぶほどに〝好き〟じゃないと”個性”は使えない訳で。

 無個性の分身を増やしてお茶子に効果あるのか…?って疑問なんですよね。この状況で戦力にならない人物作って意味あるのかと。

 

【作者コメント】

「半人前の恋人、スキップとローファーが最近の癒しです。ずっと読んでいたいです。<耕平>」

 別にデクくんはかっちゃんだけノートに描いてる訳じゃないから!別にデクくんはかっちゃんだけノートに描いてる訳じゃないから!!(虚空への反撃)