僕のコミックアカデミア

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僕のヒーローアカデミア No.378 『皆がヒーローになるまでの物語④』感想

※この記事は「僕のヒーローアカデミア No.378 皆がヒーローになるまでの物語④」のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。

 

 FGIの広告全部GANRIKI☆NEKOにしたの、クッソくだらなくて草ァ!

 いやスケプ自身の「失敗」発言やウルアナ記載の「セキュリティへのハッキングを許した事がある」からコレはジェントルとの義賊活動かと思ってたんすよ、

 そしたらただのイタズラじゃん!純度100%の迷惑行為じゃん!!

 

 いやーしかしナイトアイのユーモア主義を思い出せば決して馬鹿にはできないです、今回画面中にGANRIKI☆NEKOが表示された瞬間絶望ムード吹っ飛んだもん。

 スケプが地上波ジャックしたとき踊った荼毘に対抗するようにDA PUMPのU.S.A.躍らせるの、まさにユーモラスと評すしかねえ…!

 

 世界的デザイナーである眼力満充子さんのことがわざわざ注釈されてるのも笑い所さんです。「キモい」って簡潔なコメントが辛辣すぎてマジで草。

 いや確かに二回も人物紹介乗っ取ったときはキモかったけどさァ!

 これをドヤ顔で壊理ちゃんの服に選んだ相澤先生の立場なさすぎんだろ!

 

 「人形(ヒトガタ)」でPC機器を荷物運び要員に変えるスケプ、便利な異能の使い方してんな…まあ自力で逃げずとも黒霧に「ワープゲート」を開いてもらえばいいのではって話ではありますが。

 〝志村の手〟に埋められたマイクロデバイスにスケプの位置情報は入ってなかったんだろうか。

 

 堕ちる雄英、切迫する捜査本部。専門的なことは全然解りませんがこの土壇場で一からプログラムを構築できるラブラバ、めちゃくちゃスゴいのでは…!?

 ハイテンションで「間に合わな──い!!」と直球に伝えられるメンタルもある意味凄い。このノリも読者目線だと救いではあります。

 

 依然お互いに動けないデクと死柄木。かつての死柄木自身のセリフでデクとの断絶が強調されてるので、

 演出意図を読み取るなら今表出してる人格はまだ本物の死柄木っぽいですが…果たしていつまでこの状態が続くのか。この殺伐とした視線の交錯にもうしばらく滾っていたいんすよ!

 

 マンダレイの伝令を受けて移動する電力供給組。外出たら目の前で恩師やクラスメイトがトゥワイスの群れに塗れてる光景、これ上鳴くんたちトラウマになるだろ…。

 負のインパクトが強すぎる。しかも何体かチューブを渡って死柄木の元へ行こうとしてるの、生理的な嫌悪感がマジヤバイ。

 

 トゥワイス群に手を出せないイーサンたち_____が捉えたジェントルの背中鬼かっけええええ!!!もうこの後ろ姿だけでテンション上がりましたわ!

 顔見えないのにボヨーンボヨーンって跳んでる動きだけで彼だと気付けるんですよ!!これから”個性”使うぞって期待感がデカすぎる。

 

 スケプティック捕獲に出向いたのはMs.ジョーク、そして…ししし真堂パイセン~~~~~~!!!!

 マスキュラー戦でかなりデカいダメージ負ってそうだから心配だったんですが、もう普通に復帰してるのね…!目に入った瞬間安堵できた。彼女である畳ちゃんの現在地も気になるところ。

 

 ハウンドドッグがいるのも胸アツ要素です。文化祭で雄英をハックしようとして彼に捕まったラブラバが、今度は雄英を守る為に彼に情報を送って貢献する。

 この逆転が鮮やかすぎる。何の為に力を使うのか──それは”個性”に限らず全ての能力に問えることなのだと理解させられました。

 

 「頑張ってえええ~~~ジェントルゥ!!」は超期待通りのテンションだな!もう完全にアイドルのLIVEにきたガチ勢のノリじゃん!!

 何重にもメガハート状態になってるのがガンギマリ感強すぎる…!どんなにジェントル再登場に盛り上がってもラブラバには勝てないと思い知らされたよ!

 

 回想、タルタロス襲撃後の水葛刑務所。「水葛(みくず)」という名称は例に漏れずスター・ウォーズの「ミグズ・メイフェルド」が由来ですね。

 同じく襲われた紫安や婆柩の元ネタのキャラのリーダーなので、

 恐らく7か所の刑務所の名前は彼のチームに関するものから取ってると思われる。

 

 襲撃犯の中にはマスキュラーの姿も。彼出番自体は少ないですけど、こうして活躍の機会を与えてジェントルが再びデクに巡り会う間接的な要因になったの、

 何気にかなりオイシイ役どころだな…!律儀に「好きにしろ」ってAFOからのメッセージをそのまま伝えてるのも地味に好感度高い。

 

 ガタガタ震えながら受刑者たちを止めようとするジェントル、これはまさしくデクとの戦いで得たヒロイズム…!

 「止まる勇気も持てなかった」自分を止めてくれたデクのように立ちはだかる、って構図が激アツなんですよ!!こんな凶悪な連中前にしてなお行動に移せる勇気を讃えたい。

 

 ラブラバの”個性”でバフかかって雨粒弾くジェントル鬼かっけえええ!今まで絶望の象徴として降り注いでた雨をここにきてキャラの覚醒を示す物質として描くの、

 シンプルに演出力高すぎる…!あと「」の発動条件は「囁く」ことだから声さえ聴こえれば距離に関係なく発動するのね。

 

 囚人全員止めたジェントル鬼つええええ!!!いやデンジくんテンションにならなくても割とマジメに強すぎる…つよすぎない!?

 学生のうちに芽が出なかったのが不思議なレベル。あとデク戦で危険な扱われ方をした「鉄骨」が今回囚人の拘束に使われてるのが個人的に胸アツポイント。

 

 タルタロス脱獄の次の回で「7か所の刑務所が襲撃され内6か所から受刑者が放たれた」と説明されてましたが、これ地味に伏線だったんだなあ。

 まさかジェントル単独で阻止したとは思わんかった…接続の仕方が見事すぎる。つい最近アニメで放送されたのもあってすぐ思い出せましたよ。

 

 堕ちる†天空の棺†を受け止めるのは「ジェントリ──ス─パ─ラヴァ──!!!」。ここで「rubber(ゴム)」と「lover(恋人)」をかけてくるの、

 ジェントルとラブラバの合わせ技の名前として大正解すぎんだろ…!元々やりそうな組み合わせだったけどお出しするタイミングが最高すぎる。

 

 空気膜+「」で落下防ぐとかスケールデカすぎて予想外でしたが全然アリです!僕も文化祭以降ジェントルが恋しかったから「逢えなかった時間が愛を一層強くする」の説得力がクソデカい。

 ラブラバの愛おしさに共感ヨユーなんです。そりゃ雄英の一つや二つ受け止めるくらいワケない。

 

 何より落ちてる人を”個性”で救ける、ってかつて失敗に終わった挑戦を見事果たしたのがな~…!

 文脈の築き方が綺麗すぎる。

 僕はジェントルのあの失敗はvsヘドロのデクにも起こり得た事態だと思ってるので、こういう形で救済が与えられたのはクッソ嬉しいです。リベンジとして完璧。

 

 人を落として幸せを感じたヒミコちゃん、落ちても最期に仲間を救けに行ったトゥワイス(の分身)と、

 ヒロアカにおいて「落ちる」ことって絶望の象徴として描かれてると思うんですが、それを止めたジェントルはまさしくヒーローだろうと。ヒーロー性を示す上でこれ以上ない最高の形。

 

 デクがすぐジェントルの存在を察してくれたのも嬉しすぎるな~…!交戦した経験のあるデクだけが今この場で彼を意識できる特別さがたまらないワケですよ!!

 改めてデクの中でジェントルたちはデカい存在だったんだなって。姿は見えずとも通じ合える繋がりの強さを思い知らされる。

 

 地に触れようとする死柄木_____を阻止したのはナガンの弾丸!ここ視覚的なインパクト強すぎるな~!

 弾と一緒に飛んできたようなト゛の擬音で遮られる「あの手が地に触れたら」、前方に飛ぶ片手、そしてアップで映される見憶えのある弾丸と、直感的にナガンの復活を察知させられる。

 

 塚内さんが思い出すのはスーツケース片手にどこかへ出向くオールマイトの姿。そういや轟くんの勝利(大嘘)直後は捜査本部にいたのにいつの間にかいなくなってたな…!

 これはやっぱり誰かに救援物資を届けに?だとしたら行き先はやはりデクだろうか。大穴でステインもあり得るか…?

 

 ライフルを構えるナガンは相変わらず仕事人の風格ちょうスゲェ~!右腕に包帯巻きつけて固定してるのがケレン味溢れまくってます、

 傷つけられても折れない精神的な強さが画で表現されている。包帯塗れのヴィジュアルに危うさを感じながらもしっかり力強さも見出せるといいますか。

 

 ちょっと気になるのはナガンのお顔に入ったヒビですかね。

 ヒビ自体はAFOに爆破された時点でも付いてましたが、その入り方が今はオバホの”個性”発動時のそれに似てね?と。

 もしかしてオバホがナガンの治療をした…?だとすれば彼の両手は壊理ちゃんに了承を得て巻き戻してもらった?

 

 オバホがヒーロー側に与してるなら彼が率いてた死穢八斎會も参戦するのかも気になるところです。特に乱波は元々オバホを信奉してた訳じゃないので条件次第では立場を変えそうですし。

 切島くんが〝護衛〟したのが乱波の可能性もあるし、

 願わくばかつて戦った彼と共闘してほしい…!