僕のコミックアカデミア

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僕のヒーローアカデミア No.368 『唸れOFA』感想

※この記事は「僕のヒーローアカデミア No.368 唸れOFA」のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。

 

【Cカラー】

 「透明化」解除した葉隠ちゃん、エッッッッッッッッッrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrっっっろ!!!!!!!!!腕も脚も乳もムチムチすぎんだろ!肉感的すぎんだろ!!

 1ページ内における肌色の占める面積の割合がヤバすぎる…!この豊満ボディでCV.名塚佳織は強すぎますよ!

 

 これは今まで葉隠ちゃんが全裸だったシーン読み返したくなりますね…!特に尾白くんとの絡みはこんなドスケベボディで密着したり𝓴𝓲𝓼𝓼…したりしてたの!?と慄ける。

 そりゃ彼もこの肉体で演技されたら誑かされるワケですよ、こんな可愛い娘が内通者なわけないだろ!

 

 周囲に散りばめられた✨に「輝くプリズム キミに夢中!」といったアオリもキュートで最高です、彼女本来の光を操る"個性"の魅力を最大限にアピールしてる。

 プロデビューした時もそのままキャッチコピーに使えそうなシンプルさなんですよ、アイドルの口上っぽさがある。

 

 あと髪の色が淡い黄緑色と判明したのが地味にデカい情報。前にTwitterかどっかでエメラルドに塗られた二次イラストを見たからそのイメージが強かったんですが、

 今回確定してこんな色だったんだなと。ピンクも所々混じってる辺り、桜…というか春がコンセプトだったり?

 

【本編】

 対峙するデクとAFO。「死柄木弔だと?」「そんな人間はもういない」は怒りよりも虚しさの方が大きいっすね…

 前はあんなに弟子に歪んだ愛向けてたのに今はもうその程度の扱いなんかいと。分かっちゃいたけど結局死柄木も弟を奪うための道具に過ぎなかったのが、こう…虚無感すごい。

 

 しかしAFOに抗う死柄木のイメージが描かれた辺り、転弧とは別にまだ死柄木の人格も残ってるっぽい?

 わざわざ力関係がAFO>>>死柄木と示されたのはそれが逆転するフラグとも取れますし。仮にAFOが祓われた場合、転弧に幼児退行する訳じゃなくちゃんと死柄木の人格に戻るんだろうか。

 

 「全てが理想通りになると思うなよ」と拒絶の姿勢を示すAFO。こ、コイツ、前回ルミリオンに「誰が理想を現実にするんだ!?」って言い返されたの根に持ってやがるwwwwwwm9(^Д^)

 「理想」って単語チョイスが分かりやすすぎんよ!!あああの言葉効いてたんだなあと笑顔になれる。

 

 例の友達いるもん発言を根拠に反論してくれたルミリオンGJ!あの豹変を目にした時点でもう読者視点では転弧を救う余地としか思えなかったんで、

 それを早速デクに伝えてくれたのは有難い…!こういう速やかな情報共有めっちゃ助かります、一歩一歩転弧救済に近づいてる実感がある。

 

 「デリカシーのない発言をしてしまった時」と反省した言い回しなのがまた好感度高いな~…!確かにあの台詞単体だと割とOUTですけど、そんなこと今敵の分析でわざわざ言う必要ないんですよ。

 なのに丁寧に気にしてくれてるのがめっちゃ好印象。わざとらしくない自然な配慮なんです。

 

 それはそれとして「突然めっちゃもんもん怒り出して…」って表現はナチュラルにふざけててウケるな!いやルミリオンに煽る意図ないのは分かってますが、

 図星なAFOからすりゃそら眉間ピキピキするわなあと。もんもんって可愛らしい響きとAFOのガチな反応がギャップデカすぎる。

 

 弧太朗フィンガーと目が合う奈菜さん。えっ、あの五本指って、単なる彫刻じゃなくちゃんと自我とかある存在だったの!?いやだとしたら尊厳破壊すぎんだろ!

 まあ全面戦争で目覚める前の死柄木の精神空間にも志村家全員いたし、その表出と考えればさほど不思議じゃないのかな。

 

 死柄木が跳んだことで揺れる†天空の棺†。死柄木の重さで降下してる情報はNo.359でも示されましたが、もうだいぶ海面に近づいてんな!?

 もしかして「抹消」が切れた後お互いフルに"個性"使って戦わせる為の移動なんですかね?海上なら地上と違って「崩壊」が伝う足場ないですし。

 

 またSAMSH!をパクって地面ブロック抉る死柄木。もう主人公到着したからちゃちい「崩壊」対策なんてブッ壊していくぜ!という姿勢、景気がいいな!

 こういう派手なロケーションの変化があると2nd roundに移行した実感が得られる。本格的な主人公vsラスボスの開幕に相応しい演出です。

 

 死柄木を捕縛したのは「黒鞭」を縄状に編んだ「黒鎖(こくさ)」!この真っ黒なヴィジュアルに捻らないシンプルなネーミングが厨二心くすぐるな!!

 "個性"同士を組み合わせてコンボを生むって発想が観察・分析癖のあるデクらしい。他人の"個性"に対するリスペクトの強さが伺えます。

 

 しかし「黒鞭」に「発勁」を貯めるって具体的にどういうことだろう。腕や脚などの身体部位に貯めたエネルギーを「黒鞭」に移したのか、

 それとも「黒鞭」自体で何らかの動作を繰り返してエネルギーを蓄積したのか…。後者だとしたら「黒鞭」を編むのがその繰り返しに当たる行為?

 

 デクが「黒鎖」を放った後に前回ラストから首に巻いてた「黒鞭」が消えてるので、恐らくこれが「黒鎖」だったんでしょう。

 わざわざ首に巻いてたのは一定の長さの「黒鞭」を放ってすぐ縄状に変化させるのが難しいから?だから事前に編んだ「黒鞭」を首に巻きつけて保存しといたと。

 

 「黒鎖」が死柄木に破られた直後___…デクに語りかけてきたのは2代目!もうこの時点でグアッッとテンション上がりましたね~!!

 ここ1,2年くらいずっと2ndがどんな"個性"か考察してきましたが、やっとその答えが分かるんだなと。こういうのこそ感想書いてて最も楽しい瞬間の一つ。

 

 待望の2nd発動のかけ声は「トランスミッション」、からのガシャコって直線的な右腕の動きはこれ車のギアチェンジじゃ~ん!

 車の変速機(trance mission)のように体の速度を段階的に変化させる"個性"であると。「フルカウル」もバイク用語だしこれはこの上なくOFAらしい表現…!

 

 いやあこの発動の仕方めっちゃカッコいいです、少年読者の真似したくなるドツボを抑えてる。

 これ絶対体育の授業とかで「2ND────トランスミッション」ガシャコってやってなりきるキッズいるでしょ!読者が真似しやすい専用のモーションはキャラ付けとしてデカいプラス要素。

 

 以前エンデヴァーが"個性"の並列使用を車の運転に例えて解説してましたが、これも何気に2ndの伏線だった気がしますね~。

 まさしく今回車の運転のように"個性"を扱ってる訳ですし。言うなれば自分という車に乗り込んだ状態。本物のカーチェイスに勝るとも劣らない迫力ですよ!!

 

 次の瞬間死柄木に接近→二速(セカンド)→三速(サード)→四速(トップ)とギア上げていくスピード感もたまんねえ~!!

 徐々にダメージ与えてページめくったタイミングで大きく打ち上げる解放感がすごすぎる。一撃でKOするのではなく段階的に打ち込んでいく技特有の快感があるんです。

 

 加速による音の遅れをドッって擬音の配置で表現してるのもすげえ秀逸です。二速三速四速とギア上げていくにつれクソデカオノマトペが徐々にコマからズレていき、

 最終的に次のページにまで及んでるのが視覚的に分かりやすい。これぞ漫画にしか出来ない表現って感じで感嘆できる。

 

 一方ルミリオンはミルコの手当て…というかまた義手装着させてる?もしかしてこれ、ミルコまだ復帰する説あり得る!?

 いやこの一コマだけでは断定できないですけど、ミルコならこっからさらに粘ってきそうな圧あるんだよな~!強くは要求しないですけど復帰するなら大歓迎ですよ!

 

 2ndの正式名称は『変速』。2代目の「加速していくぞ」発言やデクが海上移動中に使おうとしたことから『加速』とは予想してましたが、なるほど変速か~!

 いやあそこまでは予想できなんだ。いやでも考察としては割と良い線いってたんじゃないでしょうか、ってのは甘めの採点ですが。

 

 AFOがかっちゃんのクラスター加速を見て焦ったのも合点がいきます、恐らく段階的に速さを増していく様子が「変速」を使用する2代目の姿と重なったんじゃないかと。

 逆にいえば"個性"自体は「爆破」とは似ても似つかないのでやはりかっちゃんの祖先説はミスリードだったと思われる。

 

 発動条件は「触れたモノの速度を変える」とのことで、これ自分以外の物や人にも付与可能なんですかね?だとしたらより応用の幅広そう。

 あと車のギアに例えてるってことは加速とは逆にP(駐車)やR(後退)もできるんだろうか。加速だけなら「変速」って名前に設定する意味ないですし。

 

 ちょっと気になるのは2代目が初代との初対面時に左腕のサポートアイテムを向けてたこと。

 この構えから察するに、彼が現役の頃はこのアイテム内部の何かを「変速」させて射出するのが主な使用法だったんじゃないかと。

 自分自身の「変速」はリスク高い奥の手だったように思える。

 

 二速→三速→四速とくれば最後はやはり五速(オーバードライブ)!ここで盛り上がりピークに達しましたね~!!

 自分で打ち上げた死柄木を自分で追い越したこの瞬間の速さの実感がヤバい。接近して再び拳の射程圏内に捉えた死柄木を次の瞬間ブン殴るぞ!って期待がハンパなかった。

 

 「100%中の120%」はやはり戸愚呂弟の「(他の誰かのために120%の力が出せる…)」「それがお前達の強さ………」をリスペクトした台詞でしょうか、

 今のデクも他の皆のために戦ってますし。尤もデクは比喩じゃなく「変速」によってマジで100%以上の力を出してるのが大きな違いですが。

 

 インパクトの直前、AFOに語りかけてきたのは初代OFA。力強い台詞ではなく、しんみりとした言い方なのが兄に対する様々な感情を感じさせますね…哀しみと慈しみに満ちている。

 弟の声を聴いたハッとしたAFOの目も色々印象的といいますか、どこか寂しさを感じさせる目でエモくなれる。

 

 で、最後にブチ込んだのはお馴染み「デトロイトスマッシュ!!!」。このクッソ重い一撃のインパクトが最高っすね~…!

 思いっきり特大のダメージ与えたったって実感が確かにある。数週前まで停滞感強い展開が続いてただけにカタルシスパないです、これぞデクに求めてた主人公ムーブ。

 

 今回のサブタイは「唸れOFA」。No.2の「うなれ筋肉」に続くタイトルです。

 そのタイトル通りNo.2ではOFAを継承するために筋肉を鍛えて唸らせてた訳ですが、今のデクはもうそのOFA自体を唸らせられるってのがなァ~…!

 ついにここまで来たかと思わせる変化で感慨深い。

 

 しかし2代目によれば「5分以内で倒せねば世界が終わる」とのことで、「変速」はどうやら身体への反動があるらしいんですよね。

 で、このままあっさり死柄木と決着つくとは思えないんですよ、まだまだ粘ってくるだろうと。そうなると5分後デクは大丈夫なのか…?って不安が拭えない。

 

 かっちゃんの復活もあれだけ読者に絶望感与えておいて、数週後にあっさり訪れるとは思い難いんですよね~…「最大の見せ場」はもっと先だろうと。

 しばらく他の戦場にカメラ移してから復活させてもいい。もっと限界までフラストレーション溜めた後の特大のカタルシスを期待したい。#wj44