僕のコミックアカデミア

イェイ イェイ ヒロアカ最高 ヒロアカ最高 オマエもヒロアカ最高と叫びなさい!!

僕のヒーローアカデミア No.271 『暗雲!!』感想

※この記事は「僕のヒーローアカデミア No.271 暗雲!!」のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。

 

 No.267でも描かれたけどホークスの窮地を察して動いた常闇くん、改めてカッケー…!まさに「考えるより先に体が動いていた」そのもの。

 最初あっさり抜けたのは驚いたけど本来ファットの脂肪を脱出するのは困難らしくて安心しました。まあじゃなきゃヴィラン拘束とかできないしな。

 

 とはいえ事態を知らない上鳴くんからすればそりゃ「何してんだ!!」と焦るよな…。仲間の身を心配した有難いセリフと受け取れる。

 彼らとはここで別れてしまったけどまだ出番終了と確定した訳じゃないでしょう。むしろ後衛待機組の皆に報告した後ギリギリでまた駆けつけるフラグじゃね?

 

 「乗り逃げは許さへんでぇ───!!」このセリフすっげえ微笑ましい!この緊迫した状況で唯一の癒し要素!未だに自分がタクシーである前提で接してるのがファットらしいですね…!

 幼い子供とごっこ遊びしてる保育士さんっぽい。どんな時もノリのよさを忘れないこの姿勢に救われるな…。

 

 扉絵はネイティブアメリカンっぽい衣装に身を包んだ常闇くん。堀越先生ホントこういうゴテゴテしたコス着せるの好きな!作画コストやばそう。

 「光明求め、闇に舞う──」って煽りもこのオサレな雰囲気にマッチしてる。あまり馴染み深くない姿だけどこれも彼の厨二趣味の一つなのかな。

 

 マントでホークスの炎を消してあげてる黒影えらい!涙目で光に耐えてるのが健気すぎる…!もうめっちゃ褒め尽くしてあげたいぜ。

 そんで手当てされるホークスは色気がヤバいっすね!辛うじて意識を保ちながらうつ伏せでこちらを向いてるのがリョナラー向けというか…嗜虐心煽られる。

 

 「ホークスの背中が…」「ナイ…!」はどういう意味なんだろうな…。羽じゃなくて「背中」と言ってる辺り、本来そこから羽が生えるはずの根元の部分まで燃やされてる?

 もしかして今後もう羽が生えない状態になってしまったとか…?考えたくない可能性だけど今は正直否定できない。

 

 案の定トゥワイスの死を精神攻撃に利用してきやがったぜ荼毘の野郎!自分の慕う師匠が人殺しに手を染めた…とか、まだ16歳の少年にはあまりに重すぎる現実…。

 師匠の犯した罪に動揺してたのは人間らしくて自然ではあるけど、嘘のない常闇くんの反応がショックだったのもまた事実だ…。

 

 「学生(おまえ)が健気に夢見るプロってやつあ」「俺たちなんかよりよっぽど薄汚えぞ」はエンデヴァーと何やら因縁があるらしい荼毘が言うとそれなりに説得力はあるな…。

 嫌味ったらしい言い方なんだけど完全には否定できない。ここまでホークスに業を背負わせた上で言われるとなあ…。

 

 「俺は」「ただ師を案じただけだ」よう言うた!それでこそ弟子や!師匠の殺人という現実を突きつけられてもなお、常闇くんがやるべき事を見失わないでくれて安心した…!

 動揺という共感できる反応を見せてくれた後、それでも自分はホークスを救うと決意してくれたから応援できるんだ。

 

 ツクヨミvs荼毘開戦!とはいえ光が苦手な黒影にとって蒼炎は当然圧倒的に相性悪い"個性"でしかなく…「これがア!!」「光の力だああああ!!」状態に。

 おまけに狭所ってのがまた広域攻撃できる荼毘に有利すぎる…。加えて手負いのホークスがいるとなれば逃げの一手にならざるを得ません。

 

 「本当に救いを必要としてるのは誰だと思う?」も意味深な問いかけですね、今この場で付き合う必要はないけどその答えを考えてみたくなる。

 轟家と関わりが深そうな言動から察するにやはり荼毘の求める回答は「燈矢」なんだろうか…彼自身が燈矢であるにしろ、そうでないにしろ。

 

 黒影が牽制してる間に常闇&ホークスは階下へ!こういう逃げ方は"個性"が本体とは独立した動きが可能、かつ繋がってるが故に引っ張られる形で本体に収束できるからこそなせる技だな…!

 今回の黒影体張りすぎててマジで讃えてあげたくなってくるぜ…涙目で柵掴んでる姿が可愛すぎる。

 

 荼毘しつけえ!また追ってきやがった!ていうか両脚から炎噴射して浮遊ってそんな芸当できたの!?ますます親父(仮)っぽいんだけど…!

 あと轟くんもNo.258の扉絵で浮いてたけどこれも同じ浮き方なんだろうか。

f:id:s_g_hrak:20200516151558j:plain

 ただ左半身からしか炎出せない轟くんはこれじゃバランス取りづらくない?

 

 荼毘の弱点は炎を連発しすぎると爛れる肌でしたが、それを考慮して前2発はあえて火力低めで放ったのね…。

f:id:s_g_hrak:20200518054522j:plain

 ある意味舐めプ…と取れなくもないけど、結果的に常闇くんたちを殺す直前まで追い詰めたのは強かと評さざるを得ない。まさかホークスの読みが外れるとは思わなかったからな…。

 

 外典くんちゃんの氷でっか!!体育祭で瀬呂くんを完封した時の轟くんを思い出す規模。

 彼の"個性"は氷の操作のみで生成はできない筈だけど、これほどの量をどこから調達したのかな。襲撃時に備えて元々用意してあったか、あるいは荼毘戦のように水道の水を冷やして氷に変えたか…。

 

 突然デカデカと映されるMt.レディのケツで草。身長と尻がデカイ女とかそういうレベルじゃないほどの圧だ…!

 なんかここエッチってよりすげーギャグ臭いよ!!ファットの「ケツー!!」って律儀なツッコミもコントみたいだったし!絶対にデカケツ描いてやるって堀越先生の執念を感じる…!

 

 外典くんはフード取って戦ってるとやっぱり印象変わるなあ。荼毘戦では無機質で得体の知らない怖さがあったんだけど、今回はちゃんと血の通った人間らしさが感じられた。

 リ・デストロを邪魔された怒りで綺麗な顔を歪ませてたのが新鮮でした。この子もこの子でまた愛が重いなあw

 

 外典くんによると「包囲網を押し拡げた」とのこと。もしこのまま拡げられたら上鳴くんたちが戻らずとも待機組と遭遇する可能性もある?

 雄英生の戦いが見られるなら嬉しいけど…ただプロにはここに戦線を押し留めて格を保ってほしくもあるんだよなあ。こういうジレンマは本作あるある。

 

 ギャングオルカの近くに現れたのは遊撃連隊"VIOLET"第3位の戦士ですね。

f:id:s_g_hrak:20200518054557j:plain

f:id:s_g_hrak:20200516151624j:plain

 氷の中から出てきたっぽいけど物体を削り取る"個性"とかか…?

 もしくは黒霧とはまた違ったタイプのワープゲート?オルカが接近に何の反応も示してない辺り、ステルス性能も備えてる?だとしたらヤバそう…。

 

 外典くんの氷のせいで常闇くんたちに逃げられた荼毘ェ…。乱戦だから仕方ないとはいえこういうミスしてる辺り、コイツらマジで連携する気とか全然ないんだな…。

 まあ元々荼毘に敵だった相手と共闘するイメージなんてありませんでしたが。ここまで個人主義貫かれるといっそ清々しい。

 

 「早めに始めるか」って何する気だ…?単に戦いに参加するって意味か、または別の何か個人的な目的のために動き出すつもりなのか…。

 少なくとも常闇くんたちを追う気はもうなさそうだけど…。しかしだとしたら勝利確信してホークスに正体教えちゃったのは恥ずかしすぎるミスだよなあ。

 

 「薄汚くなどないぞホークス!!」「信じてる!皆信じてる!正しいことをしたんだと!」それよ!その言葉が聴きたかった…!

 最近もうずっとホークスの孤独深まりっ放しだったからこの言葉に救われましたね…!常闇くんが現実を直視した上で信じてると言ってくれたのが嬉しかった…!

 

 とりあえず荼毘の正体を知るホークスの命が保証されたのはデカい進展っすね〜!

 読者に明かされるのは恐らくまだ先だろうとはいえ、漸く轟家の真相に迫る為の手がかりを得られた達成感はやはり大きい。

 そういう意味でも常闇くんの奮闘は有難すぎました、ホント心の底から讃えたいよ!

 

 義脚の替えを要求するリ・デストロ。死柄木戦で両脚失ったのはやっぱデカい損失だよな…。

 オバホやコンプレスもその対象だったけど、便利すぎる"個性"を持つヴィランはある程度活躍したら欠損によってナーフされる印象。この辺のバランスは確かにメタ的には取っておく必要がある。

 

 そして遂にマキアまでお目醒めに…!死柄木が目醒めた時点で予感はしてたけど想定よりずっと早くてビビったよ!まさか死柄木からの指示一切なしで起きるとは…。

 マキアは匂いや音で死柄木を追って来られるらしいのでマジヤバいっすね!

f:id:s_g_hrak:20200518064957j:plain

 明らかに病院側に向かうフラグだよなあこれ…。

 

 

↓他の週刊少年ジャンプ2020年24号掲載作品の感想はこちら

togetter.com