僕のコミックアカデミア

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僕のヒーローアカデミア No.353 『ENDEAVOR』感想

※この記事は「僕のヒーローアカデミア No.353 ENDEAVOR」のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。

 

【Cカラー】

 赫灼熱拳〝燐〟、カラーで描かれるとよりふつくしい…!白黒だと判らなかった青白い炎と普通の炎のコントラストが素晴らしい。

 デクが「冷たい炎」と評すのも納得の鮮やかさです。轟くんの野性味溢れる表情とのギャップもあって魅入られる。力強さと儚さの同居って感じだ。

 

【本編】

 ショートvs荼毘、決着。いやあ1P目から早速こういう勝利報告聴けると士気上がるな!

 前回バーニンは轟くんの盾となった後そのまま気絶しちゃったかと思ってたんですが、ちゃんと意識保っていてくれて有難え…!さすがプロ。

 彼女の「荼毘」「確保ォ!!!」のおかげで勝利を実感できたよ!

 

 周囲に他のプロヒーローたちの姿も確認。前回ラストの見開きに誰もいなかったのが不穏だったんですが、氷結の範囲外にちゃんといたのね。

 轟くんを称賛してる女性ヒーローは八斎會突入に参加してた人か…?

 と思ったけど、同じポニテでもお団子の有無という違いがあるから確信はないな。

 

 荼毘と共に転送されたニア・ハイエンドは未だ戦闘中。なんか前よりデカくなってね?と以前感想書きましたが、

 その通りだったみたいだな…AFOから新たに"個性"を与えられてたっぽい。

 元々体に生えてた発射可能なトゲも巨大化されてるからその当たり判定まで大きくなってるのが厄介だな。

 

 AFOからの刺客の内何名かの名前が判明。そのうち「ギャシュリー」は恐らく傘を差してるシルエットのダツゴクでしょう。

 「ギャシュリークラムのちびっ子たち」というタイトルのアメリカの絵本がありまして、その表紙に同じく傘を差した死神がいるんですね。

 コイツがモチーフと思われる。

 

 で、その絵本というのがA~Zのイニシャルを持つ子供たちがそれぞれ別の原因で死んでいく、というまた陰鬱な内容でして…

 もうやべえヴィランの予感しかしねェー!対象の名前ごとに異なる死を与える"個性"とか!?だったらチートすぎるんで流石になさそうですが、要警戒なのは間違いない。

 

 ヘドロヴィランinマキア拘束施設。

 内通者発覚回で描かれてたここも戦場と化してたのか…よく見るとスピナーの下に集う見開きでヘドロの前方にいた触手状の手足のモブヴィランもいますね。

 一方ヒーロー側でいるのは芦戸峰田小大柳骨抜Mt.レディ…とAB対抗戦の五戦目のメンバー中心か。

 

 FGI製の通信機?を持ってヒーローを人材の仇遣呼ばわりしてるのはミッドナイトを殺した〝VIOLET〟のNo.2の戦士ですね。

 ミッナイの言葉を「虚妄」扱いとか清々しいほどヘイト稼いできやがるなあ!そのチューブ伸びたマスクを取って一発ブチ込みたくなります、どんなツラしてるんだろう。

 

 で、その言葉に芦戸ちゃんが無言で振り向いた直後、切島くんが隣に現れたのは…彼がもう不穏なフラグはぶち折ったってことだよね!?

 ミッドナイトの復讐に取り憑かれて暴走→死亡…とか一番考えたくないパターンなんだけど!まあ流石にそこまで彼女に業背負わせるとは考え難い、か…?

 

 切島くんが〝護衛〟してきたのは誰だろう。"個性"の同時発動は不可能な物間くんが敵主力分断後は雄英で「抹消」を使ってたと考えると、

 切島くんはまた「ワープゲート」で他の戦地からここに転送されてきた訳じゃないはず。つまり護衛対象は今もこのマキア拘束施設にいる可能性が高い。

 

 そうなると切島くんの護衛対象は…確信はありませんが心操くんでしょうか。

 彼のペルソナコードなら万が一マキアを奪還されても死柄木orAFOの声で「洗脳」できますし。

 戦闘経験は少ないので護衛が必要というのも頷ける。切島くんとはAB対抗戦の一戦目で同じチームだった接点もあるしな。

 

 しかし切芦が揃ってマキア拘束施設前に配置とか、また結田付時代の因縁に関わるイベントが発生しそうだなあ。

 ギガントマキア=紅頼雄斗説もあるのでそれがマジならこのタイミングで確定しそう。もしそうなった場合切島くんがまともにマキアと戦えるか不安すぎるな…救けて芦戸ちゃん!

 

 国立多古場競技場はデクたちが合格した仮免試験が行われた場所。

 デクがオールマイトと一年間ゴミ掃除したのが市営多古場海浜公園なので同市内にある施設だと思われます。

 ヒーロー側でいるのは砂藤尾白円場瀬呂。砂藤くんと尾白くんがセットなのはシシドのインターン生だからですかね。

 

 瀬呂くんが意味深に「……」って考えてるのは何だろう。

 尾白くんの「レベルが違いすぎたって言われたの思い出すわ…!」って台詞を聴いて自分も体育祭で轟くんに速攻で負けたのを思い出してる?

 

 TUMのドッジボール回でその雪辱果たしてたエピソードもこの描写に繋がってる気がするなあ。

 

 「ったりめーだよ」「」ってオイオイオイ何すかこのデレは!かっちゃんにしては直球すぎる称賛で思わず顔ニヤけちゃったんだけど!!

 いや本人を前にすればまた悪態つきそうですが、轟くんの勝利にこんな良い笑顔できるようになったんだなって…!たった一コマなのに火力高すぎんよ!

 

 デク・飯田・轟の親友トリオは崩せないし崩す必要もありませんが、かっちゃん側からもここまで信頼示されちゃ彼とももうフツーに戦友と言える関係だよなあ。

 体育祭の決勝で「炎熱」使わなかった件も今はもうだいぶ許せてきてるんじゃなかろうか。そんな穏やかさをこの表情から感じる。

 

 青山&ファットガムと対峙してるのは「ギャシュリー」と一緒に名前を出されてた「KUNIEDA(クニエダ)」。

 地面から生えた大量の花を見るに"個性"は植物を生やす事でしょうか。よく見るとファットの体からも生えてるのが不安だな…毒性があったらヤバすぎる。もしかして青山くんを庇った?

 

 名前を出されたコマで右下にいるシルエットがKUNIEDAですかね?

 この黒いフード被った状態で猫背になればこういうシルエットになるかなと。

 以前のAFOから指示受けてるダツゴクの並びの中では判断し難いですが、一番左がそれっぽいかなあ。

 頭部が若干今と同じフード被った形に見える。

 

 〝イソップの蝙蝠〟イソップ寓話の「卑怯なコウモリ」に因んだ罵倒でしょう。

 作中の蝙蝠は獣の一族と鳥の一族の戦争中両方に媚びを売ってたため、和解後に双方から嫌われてしまった…ってお話。

 青山くんもこの戦争後ヒーロー側とヴィラン側の両方に見限られるって意地の悪い喩えだ。

 

 青山くんは元内通者として現在も監視対象のはずですが、彼もここでファットと戦うのかな。その場合KUNIEDA攻略の鍵はまだ姿を見せてない葉隠ちゃんでしょうか。

 もし彼女がここにいるならその"個性"で「ネビルレーザー」を捻じ曲げ、強引に命中させるみたいな不意打ちもできるのかなと。

 

 「『見えぬものこそ』」「この星を覆う湿った皮膜そのものです」ってKUNIEDAの宗教臭い台詞も気になるんですよね。

 まさにその「見えぬもの」=葉隠ちゃんにトドメを刺されるフラグなんじゃないかと。素顔もほぼ判明したしそろそろデケェ活躍して内通者説に引導叩きつけてほしいんすよ。

 

 スピナー、何かいきなりデカくなっとるwwwwwwwwwwwwいや笑い事じゃありませんが!台詞がカタカナ混じりなのがハイエンドと同じ喋り方で超不安なんだけど!?

 これやっぱりAFOから与えられた"個性"の負荷に耐えられず…?この戦いの後ちゃんと正常な状態に戻れるんだろうか。

 

 ヒーロー側でいるのは障子口田プレゼントマイク。

 A組内の異形型代表みたいに扱われてた障子くんはスピナーと対峙すると思ってたんで、これは期待通りのマッチアップ…!

 Vol.WのQ&Aで予告されてた素顔が明かされるタイミングもこの戦いになりそう。

 彼のオリジンも回想されそうだなあ。

 

 回想、AFOからの"個性"付与を断る荼毘。こういうの言うの躊躇われるんですが、荼毘に視線向けながら手で顔覆われるスピナーがその、めちゃくちゃ背徳的じゃない…!?

 エロ同人の冒頭みたいな禁忌犯す直前感あるんだけど!"個性"付与する瞬間は描かれてないのも変な想像させられますよ!

 

 スピナーって別に荼毘との濃い絆エピソードがあった訳じゃないですけど、荼毘が負けたのが信じられずキレるくらいには仲間意識寄せてたんだなあ。

 何かこういうところ、今は亡きトゥワイスっぽいとちょっと思ったり。トゥワイスが生きてたら同じ反応してくれそうな気がするんですよ。

 

 スピナーたちの目的は黒霧奪還。つまりここは黒霧がいるセントラル病院近くか。スピナーに指示されてる別働隊の先頭にいるのは〝BROWN〟のNo.1とNo.2の戦士ですね。

 他の戦士も異形型なのがマジでスピナーを中心に統率されてるんだなって…この盛り上がりが逆に虚しく感じられる。

 

 障子くんが轟くんと同じクラスなのを誇りに思ってるのは嬉しいっすね!最初の戦闘訓練に合宿襲撃、AB対抗戦の三戦目と結構共闘した機会多かったからねこの2人。

 クラスメイトとしての信頼関係はコツコツと築き上げられてた。今ここで障子くんが轟くんを称えても何の違和感もないです。

 

 場面戻って再び神野。轟くんの消耗して意識朧げな表情が超ツラいんですけど、そんな状態でもなお飯田くんを気にかけてるのがなあ〜〜…!

 胸が締めつけられますよ!ギュッと抱きしめてあげたさがすごい。エンストってのは「大氷海嘯」の冷気でエンジンがバグったってことでいいのかな。

 

 で、それに対する飯田くんの「…何で君が……」「謝るんだ…!」も100点!親友としても委員長としてもヒーローとしても100点満点!

 トゥワイスも義爛に「悪い事してねェ奴は謝んなくていいんだよォ…」って言ってたからね!今の轟くんにこの言葉を言ってくれる人がいて本当良かった…!

 

 で、無事荼毘確保したかと思えば…なに!?この胸の中で光放ってるの!??もしAFOに密かに与えられた"個性"とかだったら嫌な予感しかしないんだけど…!

 ナガンのような結末が待ってるとしか思えない。何より自慢のお父さんと同じ"個性"しか宿らなかった体に異物が混じるのが嫌すぎる。

 

 この「キィィ…」って音、エンデヴァーがプロミネンスバーンを放つ直前と同じ音なんですよね。

 とすれば荼毘は自らの意志で自爆用のプロミネンスバーンを放つ準備をしてる?

 そこで今度こそエンデが駆けつけて息子を救う展開?いや同じ炎の"個性"でどう救うんだって話ではありますが…。

 

 前回までほぼ全身焼き焦げてたのに胸やお腹辺りの皮膚が綺麗に元通りになってるのも気になるところです。もしかしてこれ再生してる?

 いや皮膚の回復は「大氷海嘯」の効果で謎の光は無関係かもしれませんが。いずれにしろこれが単なる作画ミスじゃないなら生存の望みは生まれてきたな。

 

 エンデヴァー&ホークスvsAFOin蛇腔山荘跡。味方の敗北をすぐ今戦ってる相手への精神攻撃に利用するの、さすが顔金玉といった性格の悪さだ…。

 荼毘への「人を焼いたのはおまえの選択だ」の後に聴くエンデへの「燈矢くんを見ずに焦凍くんに押しつけた!君の選択だろう!?」も嫌な重ね方。

 

 いくらエンデがダメダメ親父だからって、今更顔金玉如きの煽りで精神的ダメージ喰らうとは思いたくないんですけどね〜…

 ホークスに「(来る…!)」「(口撃が 始まった!)」とかめっちゃ心配されてるの笑ってしまう。流石にここらで動じない態度見せてホークスの印象改めてほしいっすよ!

 

 〝ヒーローは守るモノが多い〟は神野でオールマイトが口にしてた言葉。そこから彼は「だから」「負けないんだよ」と続けてましたが、

 一方AFOは対抗するように「だから負けるんだぜNo.1!」と正反対なの、コイツこれ言われたの相当根に持ってやがんな!?分かりやすすぎんよ!m9(^Д^)

 

 AFOが指先から出してるのは右から順にドリル、炎、(風の)刃、人の顔、メタル?ドリルは前に手に装着してる脳無がいたけど同じ"個性"なんだろうか。

 一番不気味なのはやっぱ指の中から苦しそうに出てきてる人の顔だよなあ…AFOに"個性"を奪われた人の成れの果てとか嫌な想像してしまう。