僕のコミックアカデミア

イェイ イェイ ヒロアカ最高 ヒロアカ最高 オマエもヒロアカ最高と叫びなさい!!

僕のヒーローアカデミア No.354 『ここだ!!』感想

※この記事は「僕のヒーローアカデミア No.354 ここだ!!」のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。

 

 AFOの弱点はマスク型の生命維持装置。あれってただのカッコつけじゃなかったのか…てっきり金玉フェイス隠すためだけのものかと。

 いやでも神野ではオールマイトに壊された後もフツーに動けてたよね?

 あの時壊れたのは顔隠すシールド部分だけで生命維持機能を司る部分は無傷だったから?

 

 AFOが繰り出したのは前回のヒキで中指から発生させてたカッター。意図してるのかは不明ですが、飛ばす為に中指立ててるような形になってるのがムカつきますね…。

 一方エンデ側の対処は死柄木戦でも使った「ヘルカーテイン」。それを盾と同時にホークスの羽による攻撃の目眩しにすると。

 

 ホークスの双剣を防いだのは前回親指から発生させてた謎の物質。剣が羽ではなく本物なのは群訝転送直後の初撃の時点で分かってましたが、

 まさか義羽まで必要なほど生え揃ってなかったとは…。これ指摘されて「難儀スねお互い」で流せるメンタル相変わらず強すぎる。エンデも見習って。

 

 「バニシングフィスト」は死柄木にも喰らわせた拳を象った炎。その乱打を防いでる「疑炎扇」はホークスの双剣を防いだ物質とはまた別の"個性"だろうか。

 神野でも使用した「衝撃反転」で熱まで返せないのは、

 〝衝撃〟に含まれるのは炎自体だけでそこから生じる熱は反転の対象外だから?

 

 地上で戦うヒーローたちの中には希乃子ちゃん、フード戦後に落下するエンデヴァーを受け止めてたプロヒーローの姿も。

 希乃子ちゃんの"個性"は凡ゆる場所にキノコを生やすヤベェ代物の筈なんですが、どうも敵の息吹で胞子飛ばすのを妨害されてる?そこをプロに庇われてるように見える。

 

 「燈矢くんの身体」「見つからなかったろ」はうんまあそうだけどさ、お前マジで連れ去っただけで他に何もできてないやん!

 拒まれた挙句施設燃やされて脱走されただけじゃん!!なのにそこは言わず自分が敵堕ちさせましたみたいな体で連れ去った事実だけ言うのダサっ!マジでダサっ!!

 

 エンデもどういう認識でキレてんだこれ…まさか燈矢が荼毘と化したのはAFOが唆したから、とか思ってる?流石にないとは思うけど、

 だとしたら自分が消えた後も親父がイカレたままだったからって回答を突きつけるしかないんだよなあ…。AFOは燈矢の精神面に何も影響及ぼせてないからね。

 

 いやまあ息子連れ去られたってだけでキレる理由になるのは分かります。でも顔金玉があそこで現れなきゃ燈矢は死んでたんだよな…だから感謝しろとは当然言いませんが、

 最終的に金玉が燈矢を救ける結果となったのは事実の訳で。自分で救けられなかった情けなさを自覚してほしさはある。

 

 両親を割り切ったホークスと燈矢を割り切れないエンデヴァー。

 いやでも当時子供で親を救いようがなかった啓悟くんと違って、自分が瀬古杜岳に行けば燈矢を救えた炎司くんはむしろ割り切っちゃいけないと思うけどね?

 割り切れない事自体ではなくそこを突かれて動揺するメンタルが問題。

 

 キレるエンデヴァーを落ち着けさせようとするホークスは神野でいえばグラントリノポジ。

 マジで今回ホークスの精神的負担デカすぎて同情できますね…完全にしなくてもいい苦労してるからね今。エンデ本当ダメダメすぎる。

 もうちょっとホークス側からの信頼に応えてやってほしいですよ。

 

 今回のサブタイは「ここだ!!」。最初は逆転裁判でムジュンしてる箇所つきつける時みたいな台詞だな…と思ったんですか、

 まさかこんな嫌味たっぷりなものだとは…そもAFOの台詞って発想がなかったよ!「ここだ♪」の♪が心底楽しそうでマジウゼェ…!ゲームでもやってるような感覚だ。

 

 しかしこの「ここだ♪」、やけに性的というか色気あるよな。性感帯見つけた時も同じ台詞言ってそう…とか想像し始めたら話が変な方向行きそうなんで自重しますが!

 前回のスピナーの顔を手で覆うシーンもそうだけど性的な意味でもいやらしいんよコイツ!エロ同人の竿役適性が高すぎる。

 

 「ナガンの代替品」はホークスはもちろん、彼を後継に据えて改革を試みた公安の前会長に対しても最大の侮辱…!

 そしてこんな生死の瀬戸際でもなおエンデヴァーの救助を優先しようとしてるのが、なァ〜…!献身的すぎる。自分の身が危険な状況でも冷静な判断ができてしまう哀しさよ…。

 

 で、衝撃波が浴びせられる直前、防いだのは_____耳郎ちゃんんんんん!!!?と常闇くん!

 イェイイェイツクヨミ最高ツクヨミ最高!ホークスもツクヨミ最高と叫びなさい!!イェイイェイイヤホン=ジャック最高イヤホン=ジャック最高!ホークスもイヤホン=ジャック最高と叫びなさい!!

 

 以前ホークスは「飛べる奴は飛ぶべきだよ」と語ってましたが、

 その教えを受けて「黒の堕天使」を開発した常闇くんに今回救けられたっていうこの因果、な〜!

 見事にホークスの言葉の正しさを証明してくれた。弟子への教えが結果的に自分の身を救けたってこの繋がりが尊すぎるんよ。

 

 前回の時点でA組で現在地が判明してなかったのは耳郎ちゃんと葉隠ちゃんだけだったんですよね。

 一応その事実は意識してましたが、まさかこんなクソデケェ活躍が用意されてたとは…!

 彼女自身がAFOと何か特別な因縁がある訳じゃないから完全に予想外だった。サプライズ大成功ですよ!!

 

 「心音壁(ハートビートウォール)」はデクに対しても放ってた技。

 あの時は対象を傷つけずに進行を阻む技だと捉えましたが、それなら盾としても使えるか…!

 いやしかしAFOの衝撃波すら完璧に防げるとかすげえ防御力だな!?いやむしろ金玉の方が以前より弱体化してると考えるべきかコレ?

 

 常闇くんの上であたふたしてるのも脱力感あって落ち着けるな!この緊迫した状況で適度に慌てた反応してくれるのが僕らの知る耳郎ちゃんで安心できるのです。

 あと常闇くん「お尻を動かさないでドギマギする」って!厨二病なのに余裕なさすぎて直球に本音言っちゃうの微笑ましいっすよ!

 

 AFO先生、台詞では平静を装ってるけど内心超イラついてそうだな!マスク越しからでもビキビキしてるのが伝わってくる。

 耳郎ちゃんたちを「脇役」呼ばわりしてましたが、ブラド先生が言ってたように「脇役なんていない」ってテーマが今描かれてる訳で。その踏み台になるとしか思えない。

 

 不敵な表情でAFOに煽り返す耳郎ちゃん、いきなり大抜擢すぎる…!このままCDのジャケットとか飾れそうなベストショットだな!

 最後の小さな「…なんつって」と数滴流れた汗がまた良い味出してる訳です、まだ少し緊張が感じられるけどその未完成さがヒーローとして今も進化中って感じで。

 

 さて肝心のAFO攻略ですが…鍵となるのはやはり耳郎ちゃんの"個性"でしょうか。

 というのもAFOって眼が視えないのを音や「赤外線」という"個性"による感知で補ってるんですよね。

 なので彼女の出す音でその位置情報を誤認させられれば勝機はあるのでは…と。当てずっぽうで言ってみる。

 

 常闇くんの役割も気になるところです。やはり「黒影」の光に弱いって弱点は無視できない。エンデの炎はもちろん、AFOの"個性"の中にも光源の類があるかもしれませんし。

 安定を失ったら耳郎ちゃん諸共転落不可避な状況でこの条件は中々にシビア…果たしてどんな連携を見せてくれるのか。