※この記事は「僕のヒーローアカデミア No.423 OFAvsAFO」のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。
【本編】
デクくんにSMASHぶち込まれたAFOin死柄木、”個性”展開しすぎてもはやこれ自体が一個の巨大生物みたいになってんな…!
疣贅ドリルの変形っぽい何本もの長くて黒い物体が絶妙に竜の尻尾みたいですし。”個性”奪う掌の穴から流血してるのもいよいよ追い詰めた感ある。
AFOに敵意向けてる者として描かれてるのはA組がこの場にいない麗日常闇爆豪と轟くん除いた16名。
B組が拳藤塩崎宍田円場鉄哲…に黒色くんと同じコマにいる凸凹型の歯は凡戸くん?プロはスナイプ先生にリューキュウに「単体」の文字で隠れてるけどデステゴロさんか。
AFOの分析では精神と同時に死柄木ボディもOFA譲渡時に砕かれたとのこと。死柄木はAFO継承のために四か月の肉体改造手術を受けたはずですが、
上乗せされたデクくんの分のパワーがその耐久力すら上回ったってことなのかな。だから「9人分」の文字が強調されてると。
AFOという”個性”自体を誰かに譲渡しようとするAFO、いやそのために弔の改造手術したこと忘れてない!?
膨大な数の”個性”に耐え得る肉体じゃなきゃダメって話じゃなかったっけ…?
あ、移す”個性”を限定すれば許容量超えないってこと?いやそんな取捨選択できんの?
ゲートでデクくん阻んだ黒霧は最後にまたお世話係として良い仕事しますわ…!白雲って過去編が原作で描かれてないんで、
ぶっちゃけこれはヴィジランテ既読の僕でも死柄木目線で嬉しい描写。思い入れが相澤山田目線の白雲よりも死柄木目線の黒霧の方が上なんよ…!
何よりAFOに死柄木の肉体の返却要求してたのが嬉しかったです!今の黒霧は一貫して死柄木のために動いてるんだなと。スピナーの指示をちゃんと遂行してる。
白雲の肉体利用したAFOは許されませんが、最後に黒霧としての自我が尊重されたのは喜んでいいでしょう。
でですよ。黒霧に阻まれたデクくんの隣に現れたのはまたもやこの男~!勝利の権化、爆豪のかっちゃん!
まさかの口からBOOMで草爆ぜたわ!AFO本体のドリル防いだお口がまた役立つとは…!
「俺はくらいついてる」と蛇腔で語ってたけど物理で喰らいつくとは思わんよ!
爆破で無理やりゲート消滅させてて笑ったんですが、思えばこれも一種の霧(霧状化しきれず鋲突っぽい状態の部分もある?)だもんな…!
自然発生する霧と同様の性質なら暴風で吹き飛ばせるのも頷ける。USJで黒霧抑えたかっちゃんがまた彼を封じるのは相応しい役目だ。
前回のオールマイトの「完全勝利」発言も参戦フラグだったんですかね~。
復活時も数話前から「勝とうぜ!緑谷少年!!」→「生きて勝て」→「おまえは…オールマイトに負ける」と勝利関連のワード続いてましたし。
もはや勝利って単語に反応する懐いた犬みてえだよ!
で、よく見りゃかっちゃん、デクくんの背に左手添えようとしてくれてんじゃん…!
オールマイトリスペクトで掲げた左手じゃん…!
7期OPでも背中に手当ててくれてたし、やっぱあの疾走パートは原作の今の展開とリンクさせてる説あるな!?
これはさらに比較捗るやつ!
「爆破」で一人で来たのは予想通りながらやっぱ無茶苦茶で爆笑!しかしAFO戦終盤の時点で足からの爆破でもはや浮遊状態だったんですよねえ。
ならば右腕折れた状態でも来れる説得力はギリある。いやまたあのローリン状態で長距離移動してきたと思うとウケますが!!
これはAFO倒してから向かうまでのかっちゃんの心情想像したくなるな~…!左手掲げて「出久頑張れよ」でやり切った感出しながらも、
病院に運ばれながらソワソワしてたと思うと可愛すぎんだろ!で、頑張れじゃねえ俺も頑張んだよの精神で動き出す瞬間目撃したい。
かっちゃんダイブ用のジャンプ台を用意したのは轟くん。前回彼だけ「頑張れ」がなかったのはこれ作ってて声出す余裕なかったから?
爆豪が焦凍の応援する機会奪った😡みたいな読者いそうですが、ここはむしろ勝利のためにサポートに徹した彼を讃えるべきでしょう。
「俺に追い越されてンなよ出久!!」はまたかっちゃんらしい発破のかけ方!
勝手に追いつけるか訊いて勝手に追い越した気になってるのがマジ自分本位なんすけど、ここで救けてくれた以上言う権利全然ありますわ!
ライバルとしてこんな嬉しい期待の向け方他にない。
何より私闘後のかっちゃんの台詞が「一番強え人にレール敷いてもらって…敗けてんなよ」なのを思うと納得深いんですよねえ。
追い越したいけど同時に追い越されてほしくない心理はあの頃から同じ。ずっと憧れてたオールマイトの”個性”持ってるんだからそらそうよ。
「寂しがりな人間」はデクくんらしすぎる100点満点の表現~!
駆藤さんが分析してた「等しく人の心があるのだと信じたいのだ」って心理、あれAFOもその対象だったんだなあと。
人間扱いしつつ今更過度に憐れまないのがずっと敵対してた巨悪への言葉としてカンペキ。
与一さんが残滓として残ってたのはハッハァ予想通り!
【ヒロアカ本誌】AFOが粉砕逃れたのは要はブラコンすぎて虚無ったからってコト!?コイツなら最早そのくらいは自然と思えるくらいのキショさへの信頼あるな!逆にもし弔の精神にOFA(与一)の残滓的なのがまだ残ってたら、それが原因で今度こそAFOを打ち砕いたりできるんだろうか。#wj22 #ヒロアカ本誌
— コウ (@s_g_hrak) 2024年4月28日
しかしそれを譲渡の力加減で意図的に行ってたのは恐れ入ったわ…!
〝感応〟の方も単語自体は棺でボコったとき使われたとはいえ残り火でも可能なのは予想外。
弱火の状態で普通に喋ってると正直シュールだな…w
AFOの「大好きだ!」は不覚にも心揺さぶられましたね~…!いつものブラコン言動と違ってちゃんと兄として切実で直球な本音に聴こえた。
このくらい極僅かなら最期に愛しい弟と話す時間はあっていいでしょう、与一さんにとっても救済なら決して無駄な時間ではない。
歴代と共に「「「最後の七発くれてやるよ!」」」。ここでAFOに利用されてきた死柄木に反撃の機会与えるのが最高の構成っすわ…!
見慣れた崩壊発動時の掌と違って手をグーに握ってるのが新鮮で完璧。いや欲言えば四ノ森さんやオーラマイトもいてほしかったですが!
菜奈さんがAFOに呑まれた死柄木の意識保ってたのも素晴らしいです、最期にこの人にも祖母らしい役割与えてくれたな…と。
志村邸inAFOで彼女が直接的に救けたのはどちらかといえば転弧より弧太朗さんでしたし。これで息子と孫の両方に罪滅ぼしできたと信じたい。
「何も壊せやしなかった」は今の死柄木の心情として納得深い台詞。AFOの器という哀れな立場から解放されて尚、壊す事自体への未練は残ったのが彼らしかったなと。
「泣いてるガキ」だったのは認めても懺悔や後悔の言葉は吐かなかったのが壊したいエゴ貫いてました。
デクくん側も「やった事を許せはしない」と改めて言ってくれたのが流石の一貫性。何か許した感出そうなこのシーンで今一度告げてくれるのが安心の領域なんですよ。
理解と歩み寄りはしたけど決して和解ではない。その上で止めたかったと言われれば全力で頷けます。
死柄木が最後に伝言遺したい相手がスピナーなのは納得しかない人選!唯一無二のゲーム仲間だしそらそうだわ!
それに対するデクくんの「もう…壊したよ」は悲しみの連鎖を、って意味?行為自体は許せずとも最期に壊すって言葉自体は肯定的に使うのが懐深すぎんよ…。
最後は拳で晴空作り出したデクくんで〆!
ここでライジング同様No.1の超パワーで雨降らせたオールマイトの逆を実現するんだな…!
そして拳突き上げるポーズは2人の英雄でウォルフラム倒したときと同じ。
劇場版二作で先出しされてなお胸アツな決着の一枚だったよ!
単行本未収録分はこれで13話。いつもは大体12話収録ですが今回がキリいいのでVol.41は全13話収録かなあ。で、仮に次のVol.42で完結とすると残りは大体10話前後?
最終回はいつもよりページ多いでしょうし。所々でDBパロしてる堀越先生なら同じ巻数で完結あり得る。
しかし残り10話前後でうどん(仮)食う轟兄弟、気持ちを「あける」お茶子、オバホとの約束の履行、BIG3の卒業式、青山くん復学、「今までごめん」への返答etc.
これ全部描ける!?完結はウェルカムですが駆け足になるのは勘弁よ…!堀越先生のペースで描かせてくれ。
あと前に言ってたAFOの「最終目標」!結局何だったんだよアレ!
一応「即ち世界へ」とか言ってたけどこれだけじゃ全然分からん…!
本人消滅しちゃったしもう確認しようがなくね?AFOや2,3代目のフルネームも不明のままだしこの辺は単行本のおまけページに期待かな…。
…この美しい決着に水差して悪いんですが、死柄木ワンチャン生きてね…?身体も因子も砕け散ったのにアレですが、
デクくんとはもう少し長く対話してほしかったんだよな~…!実は今回の歴代の如く残滓がデクの体内に移ってて弔in緑谷になってても全然歓迎ですよ。
とりあえず今一番気になるのはやはりデクくんの今後の雄英における扱いですね。残り火は完全に消えたのか、消えたとしたら雄英にいられるのか。
願望としてはやはり発目ちゃんの力借りてアイテムで武装路線ですね~…!無個性でもヒーローはできると証明してくれ。
【作者コメント】
「友人の息子さん4歳にポケGOマウントをとる。砂4500万を見せつけてやりました<耕平>」
堀越先生超条先輩説きたな…。