※この記事は「僕のヒーローアカデミア No.268 SCRAMBLE!!」のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。
No.261で言われてた「通路だ!!ここから表へ出たのだ!!」をここで回収。
あれはエンデヴァーたちがこの小部屋を通ってくることを示唆するセリフだったのね。
にしても「近道だ!!」ヒョコ!!って出てきたパッパかわいいな!何その下校中に家までの近道見つけた小学生みたいなテンション!
さらにギュウギュウと敷き詰めて通路を塞ぐハイエンド。この個体の"個性"は肥大化+口増殖といったところでしょうか。
狭所で再生能力持ちに進路を阻まれちゃそりゃキツいよな〜…。クラストたちの"個性"じゃ広範囲かつ持続的に攻撃を加えてゴリ押すのは難しいもん。相性の問題と言える。
一目視ただけで再生能力を停止させられる相澤先生、やはりチート…!ゆえにいつも早い段階で無力化されるのも納得の便利さだ。
USJでも早々にKOされなかったらオールマイトの助力になれてもっと早く脳無を倒せただろうしなあ。現No.1との共闘という点ではあの時のリベンジとも言えるか。
口が沢山あるハイエンドを勢いよくブッ飛ばしてミルコと合流した一行。
マイクはヴォイスでウーマンちゃんを攻撃、クラストは象型の個体に盾を突き立て、イレイザーの抹消+エンデヴァーのヘルフレイムで頭部が伸びる個体の動きを封殺。ここで漸く前回ラストのワンパンに繋がる訳か…!
エンデヴァーが抑えたハイエンドはNo.262で骨を展開してミルコを迎え撃とうとしてたので、「皮下に幾重もの骨の層」も恐らくこの個体の"個性"でしょう。
エンデヴァーでも一撃じゃ仕留められなかったって相当な防御力だな…。抹消で再生が停止してなかったら厳しかったかもしれない。
抹消は異形型"個性''そのものは消せないものの、その動きを止めることは可能と以前説明されてたので、ミルコを追う触手はこれで一時停止させられたって理解でいいのかな。
「奥のアイツを確認するまでに一瞬のラグがあった」は停止時間が他の2体に比べて短いから早めに倒せってことか。
培養器の中で笑みを浮かべる死柄木は不気味でしかなくて、危険を察知したミルコの言葉に心の底から同意できるな…。「兎の生存本能」ってワードの持たせる説得力がありすぎる。
外で行われてる戦いを認識してるのかしてないのか、それすら不明なのがいっそう恐怖を煽ってきてるぞ…。
今回のサブタイは「SCRAMBLE!!」。デクたちが度々「有精卵」と評されてるのを踏まえると、これは強化実験で体を滅茶苦茶にされた死柄木をスクランブルエッグに例えたサブタイでしょうか。
まあ相澤先生たちの突入でゴチャゴチャになったこの状況そのものを指してる可能性も高いけど。
ウーマンちゃんが推察したモブヒーロー3人の"個性''は「光線」「身体強化」「サーベル」。
「光線」は右目から光線発射、「身体強化」はそのヴィジュアルから念仏を唱えることで身体強化、「サーベル」は身体にサーベルを生成といったところか。彼らの詳細も単行本に載せてほしいな〜。
中でも気になるのが「光線」を放つヒーロー。
と言うのもライジング冒頭のカーチェイスにも光線を放とうとしたヒーローがいたんですよね。
ただ見た目をハッキリ憶えてないから彼と同一人物だったかは断言できない…。これは7月15日発売のBD&DVDを購入して確かめるしかないな!(ダイマ)
初期には「瞬きすると解ける!」と解説されてた抹消でしたが、より正確には視界から外れることで解けると判明。
ただ視界に入った全ての者が対象だと味方の"個性"まで封じてしまうから、その対象は任意で選べる感じか。今回のように障壁物が沢山ある場所では扱いづらい"個性"だな…。
ただ気になるのは八斎會編における描写との食い違い。確かあのときは相澤先生が部屋から去った後も窃野たちに抹消が継続してたような描写があったんだよな…。
これは単なるガバかそれとも今回とは何か条件が違ったのか。前者ならまた単行本で修正案件…まあ別にそれでも構わないけど。
ウーマンちゃんはこれまでも「液体化」による移動などは行ってましたが、それを「炸裂」と組み合わせて全方位への攻撃を実現してくるとは…!
いくらでも再生可能な脳無の強みを存分に活かしてる。かつ相澤先生の視界の外からでも命中が望める方法で、その学習能力の高さが伺えるな…。
盾でマイクと相澤先生を庇ってあげるクラストえらい!想定外の攻撃にもこうして咄嗟に対応してくれると評価上がるな…!
盾は六角形の辺と辺が繋がる形で展開されていくのね。つまり自分の体から離れた位置にいきなり生成したりはできないと。とはいえ一瞬でこの面積はさすがNo.6…!
ミルコを追う触手が再び動き出したのは、液体弾で相澤先生が視線を外した+エンデヴァーの抑える力が弱まったからでしょうか。
意図してるかはともかく、ハイエンド側も連携が取れてきてる…!強者を前に目醒めたての連中が成長していくとか、どっちが主人公側か分からない構図だな…。
踵半月輪(ルナアーク)炸裂!待ちに待った瞬間だけにインパクトくっそデケえな!!派手に粉砕される光景が気持ちよすぎる…!
前回突撃してからわずか一週なのに随分長く焦らされた気がします。削がれようと貫かれようと怯まず突き進んでくれたミルコが有難すぎて感謝が尽きない…!
惜しむらくは最後にまたあの触手に引っ張られて死柄木本人まで脚が届かなかったことか…。まあメタのこと言っちゃうとトドメを刺す役をミルコに託せないのは当然ですが。
定着率75%の状態に留めただけでも有難すぎる貢献だし、彼女は充分に自分の役目を果たしてくれたと言えるでしょう。
その後の流れは少々難解ですが、再び触手に引っ張られる→迫り来るミルコの保護を優先すべきと判断→その隙にハイエンドが逃れる→触手から逃れたミルコをエンデヴァーが受け止める、って感じだろうか。
ミルコとぶつかるコマでハイエンドがいきなり消えてるのが解りづらさの原因か…?
「キャアアアアア!!」「やだアあああアアアア!!!」と喚く殻木を見てざまぁm9(^Д^)とはならないのがこの作品らしさだよな…。
なんかお気に入りのオモチャを取り上げられた子供みたいな反応でひどく居た堪れないです。AFOに褒められてハシャぐ姿とかはまさに子供のようだったもんな…。
死柄木の確保に向かうのはマイクたちだけ?エンデヴァーたちはまだ残りのハイエンドを相手する必要があるのか。
抹消で崩壊を封じられる相澤先生がいるのは心強いですが…ただそれだけにUSJ編といい八斎會編といい毎回早々に無力化されてきたからなあ。今回もその不安は拭えない。
白雲(仮)のカットが挿入されてましたが、一応その面で冷静さを失うことはないって信頼はあるんですよね。
白雲が生前拾って面倒見てた捨て猫と死柄木を重ねたりはするかもしれないけど、それがキッカケで判断を間違うことはないだろうと。
その点においてはあまり心配していない。
だから不安があるとすればやはり死柄木の強さそのもので…75%でも充分脅威だろうしなあ。
ミルコによると「死柄木を起こさせるな!!」とまだ意識がない状態らしいけど、このまま取り戻さないとも限らないしいや〜不穏…!この攻勢っぷりが逆に覆される前振りのように思えてしまうんだ。
プロヒーローが死んでもおかしくない戦いだと前々回思い知らされたのもその要因です。
死にはしなくても大怪我を負わせて一時的に退場、このシリーズではない本当の最終決戦まで抹消を封じ、戦力のバランスを取るくらいは余裕であり得る。だって相澤先生、薄幸属性強すぎんだもんよ…!
あと気になるのは今回全く描写のなかった常闇くんサイドですね。手負いのホークスを抱えた状態で相性の悪い荼毘の炎相手に果たして立ち回れてるのか…。
周囲のプロヒーローが救けに来てくれてたら有難いんですけどねー。ただそんな保証はないし描写されるまでは安心できない…。
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