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僕のヒーローアカデミア No.269 『三人で』感想

※この記事は「僕のヒーローアカデミア No.269 三人で」のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。

 

 血みどろで横たわってるミルコ、完全に癖の塊じゃねーか!いやそんなこと言ってられる状況じゃないですけど、堀越先生も絶対興奮しながら描いたよねコレ!?

 ここだけハードな凌辱モノの一コマと言われても信じられるんだけど!とことん自分のフェチを貫く姿勢に感服するしかねーぜ…。

 

 傷を灼くという手荒ながら適切な処置を施すエンデヴァー。…にこれ言うのは非常に申し訳ないんですが、弱った女性の傷口を厳つい男が炎で炙るって絵ヅラだけだとやっぱ凌辱モノだなオイ!

 あと何その炎柄のダサいハンカチ!もしかしてこれエンデヴァーの公式グッズだったりするのか…?

 

 「っ〜〜!何かっ貸したっっっけ!?」大ケガ負った状態でこの返しは漢前すぎるぜミルコ姐さん!

 九州での助っ人は単に忘れてただけかもしれないけど、貸し借りとか気にしないこの姿勢は好感持てます!欠損した彼女自身がそれを気にさせない発言してくれるとこちらも気落ちせずに済む。

 

 エンデヴァーvsウーマンちゃん。上からグアっと襲ってくるとまるでホラー映画のワンシーンのような悍ましさだな…。

 "個性"の相性だけ見るとみずvsほのおでエンデヴァーの方が分が悪そうですが、ヘルフレイムの火力なら天敵にはならないか。弱点の頭部は液体化できないみたいだし。

 

 一方のイレイザーサイドは頭部が伸びる個体に光線を放つエクスレス、象型の個体を盾で阻むクラストと鼻を切断する「サーベル」のヒーロー、口が大量にある個体と格闘する「身体強化」のヒーローとヴォイスで抑制するマイク、って感じか。

 こっちは混戦極まってて色々情報多いな…。

 

 相澤先生が"個性"を消してるからハイエンドたちは素の身体能力のみで戦ってるんですよね。つまりその状態でもまだここまで対抗できる訳で…改めてその強さを思い知らされる。

 逆にここまで強い相手だからこそ、USJ編や八斎會編みたいに彼を早期退場させずに活躍させられるとも言えるか。

 

 中〜下位の脳無の相手を引き受けてくれたロックロックさんたち、有難え…!まあ普通に考えてNo.1のエンデヴァーや"個性"を消せる相澤先生には死柄木確保を優先させるべきだよな…。

 最初にこのメンバーで殻木に接触したのも奴を確実に捕らえるために整えた布陣だからなんだろうし。

 

 エンデヴァーと戦ってるウーマンちゃんより他の3体の"個性"を優先して消すのは賢明な判断。

 逆にこの選択から集団戦における有効なイレイザー対策はバラけて戦うことだと伺えるな…。ただ今回は死柄木への通路を塞ぐのが目的だから、あまりバラけすぎる訳にもいかないというジレンマ。

 

 右眼から光線を放つヒーローの名前が眼銃(ガンガン)ヒーローエクスレス」と判明。

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 前回も言いましたがライジング冒頭にも同じく眼から光線を放つヒーローがいたんですよ。

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 こうしてネームドに昇格されるほどの扱いなら、エクスレスさんが劇場版ですでに登場済みでもおかしくはない。

 

 シュートシールドでハイエンドを妨害したクラストカッケー!ナイスアシスト!!盾飛ばして遠距離攻撃もできるってまさにキャプテン・アメリカじゃん!

 以前も言ったけど堀越先生やっぱリスペクトして描いてるんじゃないかな〜。にわか知識で語ってるから違ってたら申し訳ないけど!

 

 「頼むわ」って相澤先生にしては珍しいフランクな頼み方がよかったです!信頼は伝わるんだけどどこか軽い、肩の荷を下ろさせてくれる一言だったのが新鮮だった。

 教師としてではなく友だちとしてマイクの背を押すセリフで、いつもはあまり見られない先生の一面が見えた気がしました。

 

 ラウドヴォイスTUEEEEE!!!!!!!範囲も威力もデカすぎる…。まあ声帯系の能力者はどの漫画でも大体こんな感じの扱いだけど、マイクは今まで戦闘シーンがほぼなかったからいっそう強烈だった…。

 あと「ラウド」の部分は白雲のヒーロー名「ラウドクラウド」から取ったものでもあるのかな。

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 相澤先生が作戦参加を決めたのは「ホラ3人いればさ」「誰かがミスっても」「残りの二人がカバーしてくれるし」って夢を叶える為だったのね…白雲がそのミスした1人だと。

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 いつもの先生らしからぬ純粋さで、確かにこの行為が白雲、そして彼ら自身にとっての救いになった気がしますね…。

 

 D・Jパンチ炸裂!「真贋確認!」と言ってた通り、二倍で作られた偽者じゃないか確かめる意味のある行為だったのがよかったですね…。

 そのお陰でこの一撃が私怨からくるものではない、正当なワンパンだと思えた。痛そうではあるけどまあミルコの蹴りを喰らうよりは遥かにマシでしょう。

 

 「それと友だち(同僚)泣かしたぶん!」はやっぱり黒霧と面会した時に流した涙のことかな。

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 なんかこの言い方、一瞬相澤先生が子供みたいにわんわん泣いたように聴こえるセリフでちょっと微笑ましかったです。

 まあ実際殻木のこの所業に泣かされたから間違いではないんだけどさ!

 

 殻木によると死柄木は現在仮死状態とのこと。び、ビビったぁ〜…一瞬ミルコたちが殺しちまったのかと思ったぜ…。

 しかし意識がないとはいえ死柄木に触れてるエクスレスさんにはヒヤヒヤすんな…。手に触れたら即死と思うとね…死柄木本人に意識がなければ多分発動しないとは思うけど。

 

 続々と駆けつけるプロヒーローたち、これが数の暴力…!ざっと見ただけでもトイトイに13号、リューキュウにそのSKと数々のネームドの姿が確認できます。

 空中を直線的に飛ぶ軌道は恐らくグラントリノのものかな。これだけの数のヒーローが押し寄せてくる光景は壮観すぎるな…。

 

 ところでこの群れの中に魔女帽子に黒いローブとまるで魔法使いのような見た目のヒーローがいるんですが、これがヤオモモ(と取蔭ちゃん)のインターン先の「マジェスティック」なんですかね?

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 まあ単なるモブの可能性が高いけど、一応あり得る説の一つとして頭に留めておきたいです。

 

 ウーマンちゃんサイドは両手と口で動きを抑えるリューキュウが威圧感ありすぎる…!

 頭部にジェットを撃つグラントリノ、固定しようとするロックロック、包帯で捕らえるキドウ、水を放つバックドラフト…その他にもオニマー・ケザギリマン・マニュアルと見知った顔が沢山いるな…。

 

 グラントリノにジェットを撃たれた後のコマで頭部を覆うように髪が硬質化してましたが、これもウーマンちゃんの"個性"の一つなんですかね〜。

 前回幾重もの骨の層でエンデヴァーのワンパンから身を守った個体と同様、頭部が弱点なんだからそこを防御する機能が備わってるのは当然か…。

 

 最後はエンデヴァーのワンパンで頭部を撃破して決着。あれだけ苦戦を強いられたのに痛快さよりむしろ呆気ない、無情って印象が断然勝る光景だな…。

 全てが流れ作業かのように進行されてて「終わる!」「終わってしまう!!!」と嘆く殻木の視点で見てしまうというか…現実味があまりない。

 

 殻木の嘆きに反して笑ってる死柄木がすげー不気味なんですけど、これ本当に決着するんですかね…?最後のコマのAFOもほくそ笑んでるように見えなくもないですし。

 意識がない筈の死柄木の手が動いて崩壊発動、地面を伝ってヒーロー陣の大半がバラバラに…みたいな展開を予感してしまう。

 

 山荘サイドは荼毘と対峙した常闇くんや意味深に映されたマキア等、まだ不穏な要素があるんですよね。

 神野で二箇所同時に制圧したら一方からもう一方に干渉されて形勢逆転されたトラウマがあるから気は抜けない。まあ今回は黒霧もジョンちゃんもいないから多分大丈夫だとは思うけど…!

 

 もしかしてこれ、山荘サイドは逃げおおせるも死柄木や殻木は普通に捕まって、その後解放戦線によるタルタロス襲撃編が始まるのか…?

 僕は少なくとも今のシリーズが最終章とは思ってないので奪還編が始まる可能性は否定できない。まあ今はあくまで憶測の域を出ない話ではあるけどな…。

 

 

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