僕のコミックアカデミア

イェイ イェイ ヒロアカ最高 ヒロアカ最高 オマエもヒロアカ最高と叫びなさい!!

僕のヒーローアカデミア No.388 『燈矢』/だいなま #2 感想

※この記事は「僕のヒーローアカデミア No.388 燈矢」「だいなま #2」のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。

 

【本編】

 回想、轟家in避難ブロック。コマぶち抜きで描かれてる拳藤ちゃんの肢体、冒頭から圧強えって!!特に太ももの太ましさに堀越先生の癖を感じる…!

 てかAFOのシンパ連中ってこんなにいたんだなあ。戦闘力は大したことないでしょうけど、一般市民に紛れてた事実自体が恐ろしく感じる。

 

 デステゴロがお年寄り背負ってるのは期待通りとして、普通科の顎大和くんや棘池ちゃんも寄り添ってるのが嬉しいっすね!

 あと棘池ちゃんが救けてる人、よく見りゃかっちゃんにふわチョコ饅頭渡してたお婆ちゃん!

 また何か渡そうとしてるの、そんな場合じゃないけど良い脱力感だ…!

 

 「荼毘の方は見ないで」という言い回しは秀逸。お父さんに自分を〝見ろ〟と要求してた燈矢の物語に沿ってる訳ですよ。

 ここで〝見ない〟選択をした者には燈矢を救う資格がない。だからこそ息子がいる方角をその目で〝見て〟救けに向かう決意をした冷さんのヒーロー性が引き立つ。

 

 まあ当たり前のようにロボットに乗ってた迅速さには正直笑いましたが!まるで自分の専用機のような乗り慣れっぷりでジワるよ!!

 いやあでもこの迷いのなさ、確かに轟くんのお母さんだな…って方向の納得はあります。保須然り蛇腔然り彼もこういうとき躊躇せず動くタイプでしたし。

 

 で、そのロボが最期沈みながらサムズアップしてたのは粋すぎだろ!特にラストで親指立てながら~って感想をそのまま言えるやつじゃん!!

 ここでその身を人間に捧げて散れるの、ロボとして使命を忠実に果たしてる…!同じく親指立てて逝ったクラストを思い出すインパクトだったよ!

 

 氷膜を張り近づく冷さん。彼女が息子を「荼毘」ではなく「燈矢」と呼んだのは回想を除けばこれが初ですね。

 前回顔の左半分が炙られてたから息子や夫と同じ箇所火傷すんじゃね…?と予想しましたが、いやもう顔の左半分どころの騒ぎじゃねー!

 顔どころか掌や腕まで灼けてんじゃん!

 

 追ってきた冬美さんと夏兄。ここで冬美さんが「()っ!!!」って幼い頃と同じ言い方してるの、泣くって…!これは絶対泣くって…!!

今まで長女として姉力の高さを見せてましたが、これは紛れもなく妹としての一面。まさに今燈矢がボロボロになってるのを見て出た言葉って感じだ。

 

 夏兄からの「迷惑かけるなクソ兄貴!」も嬉しい言葉。夜にグチグチ愚痴られて不眠という迷惑をかけられてた彼がこれ叫ぶの、言葉の重みすごすぎるだろ!

 でもそれだけじゃなく、布団の上で話す一コマが描かれれば弟として共感寄せる部分もあったんやなって。それだけでも安心した。

 

 「アハッアハァ」って荼毘の笑い方がちいかわっぽくて少し笑っちゃったんですが、その後の家族に囲まれてニヒッと笑う燈矢のイメージで涙腺やられましたね~…!

 今皆に〝見て〟もらえてるじゃん!!それまで熱気の凄まじさの表現として歪んでたコマ枠がまっすぐに戻ったのも秀逸。

 

 いやあでもまだ肝心の轟くんが到着してないし、まだ何か…何かあるよね!?轟くんの力が必要になるような事態が…!

 まず例の内に留めた熱エネルギーとやらがこれで消滅したのかも不明だし、やっぱり轟くんの〝燐〟で超高圧爆発を止めるんだろうか。飯田くんの脚、持ってくれよ…!

 

【だいなま】

 「腹ぁ空かしてカワイソーニなあ!いじめてんじゃねーぞ!」投げなくてもいいブーメランをわざわざ投げるんじゃあないッ!

 本編のかっちゃんなら「俺の分身(?)なら餌くらい自力で調達しろや…!!」くらい言いそうだし、このかっちゃんは別時空の存在と見た方がよさそう。

 

【作者コメント】

「アーモンドとピーナッツをひたすら食べてます。腸の調子が良くなった気がします<耕平>」

 こうへいぴーなつがすき。