※この記事は「僕のヒーローアカデミア No.300 地獄の轟くん家2」のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。
1P2コマ目はタルタロス+その他の刑務所×6から脱獄したと思われる囚人たち。一番手前にいるのはマスキュラーとして、他のシルエットは誰かちょっと判別し難いっすね…。
一応オバホやムーンフィッシュっぽいのはありますが、あまり特徴的ではなくて確実に本人とは断言できない。
3コマ目のME?って自分指差してる脳無たち可愛いな!USJでオールマイトと戦った個体、フード、全面戦争で起動したニア・ハイエンド…etc。
こうして今までの脳無を並べられると壮観ですね…マスコット的可愛さがある。コイツらを愛でる殻木の気持ちが少しだけ分かってしまうぜ。
脳無目撃談____「"噂"の浸透は人々の抱く情勢不安の表れ」はホークスが危惧した事態でもあり、だからこそ彼はそれを阻止すべくエンデヴァーをプロデュースしようとした訳ですが…
結果はこの有様。No.1の醜聞はその不安によるパニックを起こさせる決定打として充分だった…と。
飲食店を襲ったのは「サイダーハウス」!補足の通り仮免取得したばかりの爆豪&轟に即倒されたヴィランです。
名前はウルアナで判明してましたが本編で出されたのは今回が初ですね。
あのとき着けてたマスクが外されると素顔は結構イケメン…モブにしておくのが勿体ないレベル。
細かい指摘ですが「サイダーハウス」ってこの男が率いる強盗団ではなく、彼個人を指すヴィラン名なんですかね?
ウルアナでは「リーダー格の男は〜」ってグループ名のように記述されてたんだよな〜。もし彼が「サイダーハウス」ならグループ名はまた別にある?どうなんだろう。
彼が脱獄した「柴安」刑務所は前々回AFOが襲撃した刑務所の一つです、元ネタはSWのシアン。
こうなると彼以外にもAFOが襲った各刑務所から脱獄したネームドはいると覚悟した方がいいな…。八斎會の元構成員は勿論、単発で登場したかませヴィランたちも脱獄してるかもしれない。
サイダーハウスvsモブ市民withサポートアイテム。彼も爆豪&轟戦で炭酸水を派手に噴射するサポートアイテムを使ってましたが、今度は自分にそれを向けられるという皮肉な形に…。
さすがに素人相手に敗けるとは思えないんですが、アイテムの性能によっては番狂わせもあり得たり?
前々回リ・デストロ(分身)が散り際に言ってた「種」=サポートアイテムと判明。
まあこの状況で自衛の手段を求めるのは自然な心理…とはいえ、
社会を今の混乱に陥らせたのもデトネラット社である訳で、そこの製品に手を出すのは本質を見失ってるよね…。明らかなマッチポンプ。
前回と今回を見る限り、どうも市民たちは出回ってるアイテムがデトネラット製とは知らないっぽい?じゃなかったら大災害をもたらした組織の製品なんて使わないよね?
この辺イマイチ把握できてないんですが、結局モブは無知ゆえに解放思想に染まってる…って理解でいいのかな。
到着したウォッシュを非難するモブ。「外出もできないから家でおとなしくしてたんだ!!」が現実の時勢とリンクしてて世知辛いな!
ウォッシュ個人にその憤りを向けるのは違うと思う…とはいえ、誰かに八つ当たりして発散したい気持ちも解るから、安易にこのモブも責められない。
「クリーンボブル」は確か今回初出の技だったはず。全面戦争編ではその泡の中にベッドを入れて運搬してましたが、こうして治療目的にも使えるのね…汎用性高い。
理不尽に文句言われてもすぐ救助に専念する切り替えの早さが有難いです、今はこういうプロ意識の高さに救われる。
「No.9ヒーローヨロイムシャ瞬速の引退表明!」うおおおおおい!?マジで!!?てっきり辞職するのはモブだけかと思ってたんでショックだわ…。
楽観しすぎてたと言われればその通りですけど、上位のヒーローはもっと揺るぎない存在と思ってたからなあ…少なくとも僕の中では。
ただ「俺は…求められたかっただけなんだ…」って切実なセリフを聴くと納得しちゃう…と言いますか。
No.1の「君が」「救けを求める顔してた」から飛び出したデクに通じる部分があるから責められない。動機に人間味がありすぎて憤りよりもただただ虚しいって感情しかないです。
こうなると他のネームドのプロの辞職も覚悟しておくべき…どころか、雄英生の中にもヒーロー科を辞めたがる子がいるかもな…。
さすがに1-Aは20人全員辞めないと信じてますけど、B組や他の学年にはいるかもしれない。できれば1年生は40人全員揃って進級してほしいんすけどね…。
ヨロイムシャについてはまだその復帰を諦めてないです。メタ視点込みの予想だけどまだ"個性"も判明してないし、
何より動機が「求められたかった」なら人々に求められれば最終決戦にて復帰する可能性はある。このまま退場とか無情すぎるから最後まで希望は捨てないでいたい…!
神野事件の跡地のオールマイト像にかけられたのは「I AM NOT HERE(私はここにいない)」と書かれたボード。
彼の決め台詞である「私が来た!」とは対照的な意味の言葉なのがまた皮肉たっぷりだよな…。偉大な像のはずなのにこのフレーズ一つで酷く空虚な光景に見えてしまう…。
ステ様きっつあああああああ!!!!!AFOの襲撃時に脱獄する様子が描かれてなかったんで、オールマイトが引退した世界に絶望して引き篭ってるのでは…
と危惧してたんですが、ちゃんと活動的だった!よかった!!「ハァ…」とか言いながら刀抜いてる姿に懐かしさすら覚える。
「奇しくもヒーローが」「篩に掛けられている」の通り、もうステインが手を下す必要のない世界になった訳ですが、この状況における彼の動向が気になりますね。
辞職したヒーローたちを贋物として粛清していくのか、何か他の目的を持って動くのか…彼が今何がしたいか読めない。
No.257でオールマイトにはステインと面会の予定があると明かされましたが、その約束が未だに果たされてないなら、オールマイトに強引に会おうとするかもなあ。
もし実現した場合、何がもたらされるかは分かりませんが…物語において重要なやり取りが行われるのは間違いない。
逆に連合に合流、再び加入√は…ちょっと考え難いです。後継者気取りの荼毘トガスピナーはステ様からすれば全員粛清対象だろうし、手を組むヴィジョンが見えない。
暫くは単独で行動するんじゃないかな…と思うんですが、彼の目的がハッキリしない限りは何とも言えないですね。
エンデヴァーinセントラルの病室。その生存を祝いたいのにこれも荼毘の脚本通りと思うと素直に喜べないですね…奴の掌で踊らされてるようで。
今の精神状態の彼にヒーロー全体の責任を負わせるのはあまりに重すぎる…。キノコのお医者さんの「私は応援しています」だけが救い。
エンディング戦では夏兄の拒むような顔を見て立ち止まり、
荼毘戦では燈矢生存の事実に立ち尽くし…
それはヒーローの資質である「考えるより先に体が動いていた」とは真逆の状態。
救いを必要とする者を前にして動きを止める…確かにそれはヒーローとしては死んだと言える瞬間。
「…返ってきただけだ」「俺がかつてしてきた事が全部…!」は前回の「それが返ってきただけ」と重なる独白かな。
かつて母親を見限ったホークスと長男を見限ったエンデヴァー、どちらも同じ業を背負ってると。だからこそコンビとして並び立てる…と今は前向きに捉えたいなあ。
この回想を見る限り、やはり母親の体質を受け継いでるにも関わらず、無理に特訓したがる燈矢を炎司の方が遠ざけたっぽいなあ。
道具扱いは最低とはいえ息子に危険な訓練をさせないのは親として当然の選択。髪を毟ってるのは冷さんの体質の象徴である白い髪を疎んじてるからか。
「お…」「泣いてる…!」「ショートォオオオ!!!」ここの轟くん不意打ちすぎィ!彼にしては珍しいデフォルメされた表情…!
親父の泣き顔なんて一生で見られるかどうかのレア顔だもんなあ、そらこんな顔にもなる。超久々のショート叫びも懐かしくて辛気臭さ吹っ飛びましたね…!
続いて絶望するエンデヴァーの前に現れたのは冷さん!となると前々回夏兄や冬美さんと轟くんの病室を訪れたのも彼女だったっぽいなあ。
毅然としすぎてて以前までとはまるで別人のよう…!やはり荼毘の動画を視たことで自分がしっかりしなきゃ…!と逆に決意が固まったのかな。
「後悔も罪悪感も」「皆あなたよりうんと抱えてる」はド正論!エンデヴァーが改心したのってつい最近のことだからね…
焦凍くんを火傷させた罪を十数年背負ってきた冷さんの方がよっぽど長い。だからこそ貴方も私も贖罪を止める理由にはならない…そんな主張が伝わってきます。
冷さんが手にしてるのは恐らくリンドウの花。
エンデヴァーがお見舞いの際に持ってきた品であり、その花言葉は「悲しんでるあなたを愛する」「正義」。
これを持ってきたということは今度は冷さんが彼のために尽くす…ってことでしょうか。その言葉通り悲しんでる夫を愛す…と。
今回のサブタイ「地獄の轟くん家2」は幼馴染が轟家を訪れたNo.249「地獄の轟くん家」に続くもの。
あの時は冷さんが不在でしたが今回は燈矢以外全員集結。上昇し続ける地獄度にそろそろストップかけてほしいですね…!冷さんの夫に対する言葉がそれを成してくれると祈りたい。