僕のコミックアカデミア

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僕のヒーローアカデミア チームアップミッション Mission45 『アクアリウム』感想

※この記事は「僕のヒーローアカデミア チームアップミッション Mission45 アクアリウム」のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。

 

【CONTENTS】

 

Part1.海洋生物捜索班

口田くん

今回の主役にしてMVP。終始海の生物への接し方が慈愛と尊重に満ちてましたが、特にケガした魚を「この方(かた)」と呼んでたのが彼らしい優しさだったなと。命の危機でも自分より魚の安全を優先して傷つけなかったのが解釈一致なのは言わずもがな。

何気に「生き物ボイス」が生物相手に効かなかったのってこれが初めて?似た”個性”でも私欲のために魚たちを支配したヴィランと尊重と思い遣りで歩み寄った口田くん、これもまた駆藤さんが言ってた異能を何の為に使うかこそが”個性”の分かりやすい例だな…。

耳郎ちゃん

海中でも生き物の移動する音をキャッチできる「イヤホンジャック」、やはり優秀。最後理解者目線で魚たちから口田くんへの信用を語ってくれたのが良かったですね、あざとくない範囲での口耳勢への供給。

轟くん

”個性”を役立てられず落ち込む口田くんに「口田の”個性”だけが使えねえってのは大事な情報だ」とフォロー入れてくれたのがナチュラルな優しさ。こういう”個性”を尊重する姿勢がないと出てこない発言はデクの影響の気もするなあ。ただの足場要員で終わったって印象は皆無です。

 

Part2.イカ頭のヴィラン

人間社会で上手くいかなかったからその代わりに海の生物支配しようとするの、コイツだけ今までのヴィランと欲望の種類が世界観違う!悪意の向かう先が人間以外の生物なのが原始に帰りすぎてて笑いますよ!まあ結局水族館の生物奪うという形で人間社会に迷惑かけてますが。

生き物ボイス」でも魚たちの操作権奪い返せなかったのはよく考えずとも凶悪な”個性”だったな~…!マジで対象が海洋生物限定で助かった。口田くんの”個性”って悪用しようと思えばいくらでもエグい使い方できるってのを教えてくれる存在でした。

 

Part3.水族館待機班

エリちゃんを落胆させないために体張ってワカメに扮するデクくん、主人公の姿か?これが…あと揺らめく髪の質感がちょっと水中バトルやってたときの『Dear Anemone』の鉢植くんっぽい。そういやあちらの作者の松井琳先生も堀越先生の元アシだったか。

で、そんな彼を「クソナードワカメ」呼ばわりすれば自分も水中ブチ込まれたかっちゃんで爆笑!インガオホーまでのテンポ感が凄まじくて惚れ惚れするよ!自分が海の生き物だったら絶対近づきたくないヴィジュアル!!しかし「ブッボコブ!!(ブッコロス)」と言いながらもウニ役やってくれたのがこの子らしさだな…w本編で彼が殺すと言わなくなって割と久しいんですが、こんなギャグシーンならまあ言ってもいいでしょう。

ちなみに一番ズルいと思ったのは常闇くんです。みんな大喜利やってんのにこの子のダークアンコウだけ普通にカッコいいやんけ!いやズルいといえば一人も体張ってない女子たちですが!!

 

Part4.エリちゃんとルミリオン

やはりエリちゃんの保護者役が一番似合うのはルミリオンだなあと。あとエリちゃんって元いた環境が環境だからかやけに大人びたところあるので、デクたちが水槽に入って色々手尽くしてたのを察してたのはせやろなと。なのに落胆した様子はなくちゃんと感謝してくれてたのがやっぱり良い子。

 

Part5.最後に現れたクジラ

クジラ、水族館、堀越作品…うっ頭が……。

まあ伊佐奈はあくまでクジラになった元人間であって本物のクジラではないので、今回ヴィランに操作されてたこのクジラはただの普通のクジラだと思いますが…オーマガ既読者としては夢見ちゃうよねと。実際今回のカラーはオーマガ23話の『動物園VS水族館、決着』の扉絵のオマージュっぽくも見えるんだよなあ。