僕のコミックアカデミア

イェイ イェイ ヒロアカ最高 ヒロアカ最高 オマエもヒロアカ最高と叫びなさい!!

僕のヒーローアカデミア No.204 『チューニング』感想

※この記事は「僕のヒーローアカデミア No.204 チューニング」のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。

 

 マ、マフラーを引き抜く!?あれって抜こうと思って抜けるものなの!?車やバイクを整備するノリで人体に手を出してるのがちょっと抵抗感あるというか…。

 しかもそこに新たなマフラーが生えてくるってのがまた異形感凄まじい。今まで以上に飯田くんが異質な存在に見えてきたゾ…。

 

 レシプロを10分間継続可能、しかしその間自分でも制御しきれないとなると中々一長一短な技だな…。的の小さい相手に対しては正確に攻撃を当てられない恐れがある。

 とはいえ普通の人間サイズの骨抜くん相手に連続してヒットさせられてるから、余程小さくない限りは問題なさそうだけど。

 

 不利と見たらその場から離れ、即他の加勢に行くことに骨抜くんが切り替えられてたのは適切な判断。

 しかし柔化させた物体に潜って移動まで行えるってミリオ先輩のお株奪ってない?ここまでスムーズに泳ぐように進めるってことは、ほぼ液体に近い状態にまで柔化させられるんだろうか。

 

 峰田の「飯田がんばってアイデンティティ取り戻したんだぞ」はメタ的というかhrks先生もそこ意識してたんだな…と思ったらデクさんがまた「また蹴り教えてもらわなきゃ」とか言い出して草。

 お前そういうところやぞ!そういうところが爆豪に気色悪がられるんやぞ!!(良いぞもっとやれ)

 

 回原くんの旋回は攻撃と同時に防御も兼ねててやはり近接戦ではほぼ隙なしの模様。彼を倒すとしたら一発ずつジャブを入れるのではなく、高出力・広範囲の大技で一気にゴリ押すしかなさそう。

 「普通」と連呼されてたけど不向きな"個性"相手に尾白くんはよくここまで戦ったよ…。

 

 飯田くんは回原くんを確保、そのまま自陣の牢に向かえるのは高速で動けるレシプロだからこそ為せる技で評価高い。

 敵を単に倒すのではなく、指定されたエリアまで運ぶことが勝利条件のこの試合向きの"個性"と言えます。力技だけどその機動力を活かした最適な選択だ。

 

 尾白くんに指示、かつ敵の動向予測と自分のこれからの行動を僅かな時間で伝えられてたのも無駄がなくて司令塔らしい。

 …のに尾白くんの「(喋りも速くなるんだな…飯田!)」で笑っちゃったよ!そこレシプロと何も関係ないだろ!飯田くんが益々周りから機械みたいに扱われてて草生える。

 

 回原くんの言葉にインゲニウム=兄ならこうすると答えてたのは好感度上がる発言。インゲニウムはどこにでも駆け付けるヒーローだから、敵を追うより仲間の元に駆け付けて救ける方を選んだのね。

 ステイン編で曲がりかけた飯田くんがもう曲がらないと意識してるのが真っ直ぐで頼もしい。

 

 あと自分だけでなく相手のことも「スパイラル」「マッドマン」とヒーロー名で呼んでたのも良かったです。自分はインゲニウムだと自負してるように、他の者のこともまた1人のヒーローとして尊重してるようで好感持てる。

 まあそれ以外の部分では思いっきりヴィラン扱いしてたけど。

 

 広範囲攻撃持ちの轟くんに対し、その意味を為さない程の近距離で暴れる鉄哲の戦法良いなあ。

 そして押されてる轟くんに優越感抱いてる爆豪の笑みで草。成長してもそういう器の小ささは相変わらずだなお前!僕もゲームで押されると一先ずボタンガチャ押しで逃れようとするから耳が痛い。

 

 炎熱に耐え切った鉄哲かっけぇ…!炎をバックに不敵に立ち続けるのはベタな強キャラ描写だからね、当然これにも興奮できます。

 そして同じ防御力up組でも切島くんは対打撃特化なのに対し、鉄哲は氷や炎のような対状態異常特化なのね。ここは良い差別化になってます。

 

  「てつてつがチンチン」は直球すぎて最初下ネタかと思ったよ!調べてみたら注釈通り東海地方の方言らしいけど、鉄哲の出身地は埼玉なんですがそれは…。

f:id:s_g_hrak:20181105065236j:plain

 絶対ポニーちゃんに「チンテツ」って言わせたかっただけだろ!物間くんといい皆アメリカ人のポニーちゃんに変な言葉教え込んでんな。

 

 回想のエンデヴァーは前々回と言ってること大体同じなのに、このタイミングで出てくると真っ当に師匠っぽく見えるから不思議。

 やはり当の轟くんが親父の屑さとは別に新技の必要性を理解してるから違う印象を受けるのか。実際最後のコマの表情も然程嫌悪抱いてなさそうでしたからねー。

 

 しかし現状を切り抜けられる技となると、やっぱり鉄哲の耐久度を超える程の炎熱を放つ=プロミネンスバーンくらいしか思いつかないな…。

 と見せかけて、読者にはまだ示されてない全くの新技の可能性も捨てきれない。どちらにしろ鉄哲をどう攻略するのか期待持てるヒキではあります。

 

 

↓他の週刊少年ジャンプ2018年49号掲載作品の感想はこちら

togetter.com