※この記事は「僕のヒーローアカデミア No.385 若き衝動」のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。
前回ラストでMt.レディが振り回してた物体が何なのか疑問だったんですが、デトネラット製の違法アイテムだったのね。
#ヒロアカ本誌 Mt.レディが手にしてるクソデカスティックはなに!?なんか先端の方の側面から火花吹いてるんだけど!!前回の工具から武器としてのグレードアップ感が半端ない…!こんな物騒な物体を美女に持たせる発想がロマンに溢れてます、黒影マキアという超生物と並ばせても違和感ない迫力。#wj18
— コウ (@s_g_hrak) 2023年4月2日
こういう敵がドロップした武器を拾って片っ端から活用していく戦法、泥臭さに溢れてて最高だな…!このなり振り構ってなさが死力尽くしてる感あって心動かされる。
申し訳なさそうに謝る師匠に対してその〝支え〟を肯定する常闇くん、弟子として100点満点の回答!「加速」って単語を用いてるのがまた完璧なワケですよ、
速さを信条とするホークスにとってこの上ない救いの言葉。このフォローのおかげで師弟一心同体で抗ってる感がさらに強まった。
しかし奮闘虚しくAFOの”個性”は彼らを捉え──…フッ飛ばされるMt.レディ。ここで唯一「え」って声出すのが弟子の峰田なのがな~!
読者と絶望を共有する存在として相応しすぎる。悪魔のような本性だのショービズに染まってるだの言いつつ、やっぱりプロとして憧れてるんだなって。
次に薙ぎ払われたのはマキア。群訝→蛇腔の移動で大勢の命を奪ったとはいえ、ずっと尽くしてた相手に「愚図」呼ばわりされてこんなENDは同情してしまいますね…!
敵ながら救いが与えられてほしくなった。今度は「洗脳」ではなく自分の意志でAFOをフルボッコにしてほしいんですよ。
最後は鳥師弟へ──…光が弱点の「黒影」を消滅させて「こんなにも強い光を発生させられる」と言うのがまた皮肉だな…主人公側のようなセリフ吐きやがって。
こんな絶望的な状況でもホークスが盾となってくれてるのがマジで救いです、プロとして当然かもしれないけど胸を打たれる。
”個性”コレクターのAFOが広範囲高火力の「黒影」を欲するのは納得しかない行動。合宿編でもコンプレスが指示にないのに攫おうとしてたし、
マジで常闇くんの格上げ描写に余念がないな堀越先生!学生の”個性”でここまでラスボスに興味向けられたの、OFA以外だとこれが初めてだよね?
ホークスに触れながら彼の”個性”を奪わないのは「因子が爛れている」から?
個性因子は普通の人体に対する+αの部分のことなので、今のボロボロの「剛翼」をAFOが奪ってもその状態が引き継がれて使い物にならないと。
つまりホークスが今後ヒーローとして復帰できる可能性は、もう…。
「巻き戻し」の対象は生物のみで衣服等は適用外なので、外部からのストック、つまり奪った”個性”はそれと同じ扱いで消失しないのか。
逆に「透過」が壊理ちゃんのおかげで復活したのはストックではなく、ルミリオンが生来持つ”個性”だからなのね。一応設定として矛盾はしてない。
「『黒影』なんか奪っても」「中二の痛いヤツになるだけだぞ…!!」はこの土壇場にきて直球の悪口で草。ここでそれ言っちゃうのが峰田らしさだな!
そもこのおじさん、元々自分のこと魔王()とか自称してる痛いヤツですからね!?黒影の有無でそこまで変わらんやろという確信がある。
「最高の髪型になれるぞ!」も良い脱力感です。峰田が自分の髪型を最高と思ってるのがまず微笑ましいし、峰田と同じ髪型になったAFOを想像するだけで無限に笑える。
実際Vol.20のキャラ紹介でデクが峰田の髪型になってたし、
AFOverが堀越先生の手で描かれる可能性も無きにしも非ず。
AFOの脚にくっついた「もぎもぎ」は露骨に後々活かされるフラグ!
絶対またヒーローたちに追い詰められてる最中にどっかにくっついて「(!?脚が動かな…これは、あの時の弱者にくっつけられた”個性”──!!?)」ってなるやつじゃん!!
そんな未来を変える因子に峰田がなったら激アツ。
絶望的ですがメタ的には黒影レディマキアがDOWNしたことで、じゃあ他の誰がAFOに引導を渡すのかって予想する楽しみが生まれました。
やっぱり意味深に捜査本部を出ていったオールマイト?幼児化した末に消滅するなら戦闘力のない今の彼が最期の瞬間を見届ける役でも問題ないですし。
場面移って雄英の居住ブロック。自分も不安であろう状況でお母さんと姉ちゃんを守る姿勢を示せる夏兄、立派だぜ…!
よく見ればその冬美さんも間瀬垣小学校の子供たちを面倒見てあげてたっぽいな…さすが小学校教諭。轟家のヒーローはエンデと焦凍くんだけじゃないのがよく分かる。
居住ブロックを止めてたのはAFOに内通してるタジマさん。
名前や見た目から想像できなかったけど電気系統の”個性”だったのか。でも指からバチバチさせる程度で上鳴くんのような広範囲攻撃は無理っぽい?
あと情報伝達し合ってたもう一人の内通者のミハエラさんはどこにいるんだろう。
タジマさんを見つけたのはお茶子の職場体験先のガンヘッドさん。
割と小さく描かれてたから危うくただのモブヒーローかと見逃すところだったぜ…!
お茶子の指導者といえばリューキュウの印象が強いですが、武術を仕込んだのは彼なんですよね。この終盤で再登場する資格は充分ある。
鉄哲と拳藤ちゃんも久々の登場!
最後に出たのは二人とも2020年36・37合併号(8/11発売)掲載のNo.280『烈怒頼雄斗③』なので、実に約2年8ヵ月ぶりの登場になります。
合宿編で一緒にマスタードを倒してたのでコンビとしての印象は強いです、「鉄哲っ!!」「おう!!」の男女バディ感よ。
鉄哲より先に避難民を瓦礫から守ったのはデステゴロさん!それだよカッケ───!!
前回ラストの一コマ、
さらに遡ればA組が雄英を離れた時点で着々とこのフラグは積み上げられてた訳ですが、
いざ回収されればやっぱクソアツい…!溜めが長かっただけにカタルシスもひと際でしたよ!
今回のサブタイは「若き衝動」。前半若返ったAFOがそのアドバンテージを実感してたのに対し、
その後もう「若くない」デステゴロさんが「衝動」的に人を救けるために動いたってのがな~…!対比極まりすぎだろうと。肉体だけ若返ったAFOに対する皮肉のようなタイトルで最高すぎる。
デステゴロさんってデクが体育祭の障害物競走を一位通過した時点で、ヘドロ相手に飛び出した中学生だと気づいてくれてたんですよね。
それだけに今死柄木と戦ってる彼を見て身体が動いたことの説得力がクソデカい。ここまで主人公の成長を追ってきた読者として共感しかないんです。
”上からの落下物をその巨体で受け止める”という救け方もグッとくるポイント。
というのもこの行動、アニメの第1話でも落ちてきた鉄塔を受け止めるオリジナル描写があるんですよね。
ここで現役時代と同じ救け方をしたの、まさにデステゴロさんのヒーローとしての再起の象徴だろうと。
さらに最高なことを言うとデステゴロさんが救けた避難民、デクの雄英滞在を拒んでジーニストに最初にキレた二人組なんですよね…!
遡ればフード戦のエンデヴァーについて街頭インタビューで辛口な評価もしてた。
今回救けられたのはその認識を改めてくれるフラグなんじゃないかと。
場面移って神野区。No.375のトゥワイス群頂点の人影が「ワープゲート」を通ってきた轟くんなのではと言われてましたが、結局違かったか。
#ヒロアカ本誌 とはいえ読者としては当然轟くんにもここに参戦してほしい訳で。気になるのは前回見開きのトゥワイス群の頂点付近に描かれたこの人影。「ワープゲート」に最も近いことからこれ轟くんじゃね?って予想がありまして、お茶子たちも閉じる前にギリ飛び込めた以上否定はできないなと。#wj04 pic.twitter.com/q0OLNuzBHV
— コウ (@s_g_hrak) 2022年12月25日
いやそれよりも今気になるのはステイン参戦ですね!もうずぅぅぅっと待ってましたよ!特に飯田くんとは因縁あるから共闘展開待ち望んでた…!
目が向くのはステインの傍らにある物体。
違法サポートアイテム───もっといえばジェット機っぽく見えるんですが、これも拾い物なんですかね?
それともオールマイトが捜査本部出るときに持ってたのがこれで手渡された?
飯田くんがこれ装着して群訝まで轟くんを連れていくのか…?