僕のコミックアカデミア

イェイ イェイ ヒロアカ最高 ヒロアカ最高 オマエもヒロアカ最高と叫びなさい!!

僕のヒーローアカデミア No.373 『FRIENDS』感想

※この記事は「僕のヒーローアカデミア No.373 FRIENDS」のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。

 

【Cカラー】

 黒霧の衣装着た状態で素顔見えてる白雲、色気あるうううううう!!!!

 いや正直言うと黒霧=白雲が確定して以降も白雲の顔で黒霧として振る舞ってるイメージがイマイチなかったんですよ、でもこれはめちゃくちゃ似合ってる…!

 普通にバーテンとして様になってますよ!

 

 葉隠ちゃんの全裸解禁時も今までの描写読み返したくなりましたが、今回も同様だなあ。物腰丁寧な態度で死柄木やAFOに接してた時、

 その霧の下はどんな表情だったか想像したくなる。白雲時代は表情豊かだったあの顔がずっと冷たいままだったと思うと興奮する…しない?

 

【本編】

 障子くんに振るわれる凶刃_____…を止めたのは前回医師たちのバリケードを目にした暴徒。

 この一連のコマ、すっげえ心揺さぶられますね…!

 無言なのにその表情だけで心情が伝わるのが芸術的すぎる。止められた側もここで障子くんを傷付けることに迷いがあったのを察せるんですよ。

 

 声を上げて再び暴徒たちを扇動しようとするBROWNのNo.2。前回まで心底憎らしかったのに、この状態だともう哀れみしか感じなくなってしまいましたね…。

 居た堪れなさがすごい。この人も迫害された過去があったんだろうし、解放戦士になるまでの経緯をもう少し知りたかった気もします。

 

 障子くんを守るようにその周りに並ぶ暴徒たち。これこそが「怒りの使い方」を今一度考えた彼らなりのアンサーって訳ね…。

 一人一人の足取りは弱々しくも確かに希望を感じさせる力強さに溢れてる。この決心を見せられちゃとても「軽薄」なんて嗤えねえよ…むしろ賞賛に値する行為。

 

 この期に及んで障子くんを「あのタコ」呼ばわりしてるBROWNのNo.2、本人がタコをポジティブなイメージに捉えてると知った今ではいっそ滑稽だな…。

 スピナーの「キモ」もそうですが、差別された側なのに差別する気持ち丸出しじゃんと。他人を傷つけた人間の本性として納得が深い。

 

 「黙って座っているべきだったのか…!!?」への回答が「立ち上がった気持ちは決して無駄でも間違いでもない」なの、100点満点!

 立ち上がったこと自体は否定しないのが完璧なアンサー!!同じく迫害を受けて立ち上がった障子くんが言うから重みがあるんですよ!この言葉に救われる。

 

 「照らされなかったのは俺たちを傷つけてきた方だ」はBROWNのNo.2の「ここに集ったのは照らされなかった者たちだ!!」に対するアンサーか。

 ここでさっきまで戦ってた相手にも「俺には今まぶしく映ります」と言えるの、どう考えても今この場で一番まぶしいのは障子くん、キミだよ…!

 

 マイクvsスピナーin研究棟。「(ア!!)」とか言って今さらAFOor死柄木の声じゃないと起きないと気付いたスピナー、面白すぎんだろ!

 ドジっ子っぽくて不覚にもちょっと萌えちゃったんですが!!あとボイスレコーダーからバキって音出てたの、これはマイクの声で壊れたって描写か。

 

 虚ろな意識の中で自分が何をしたかったか「考エ」るスピナー。意識混濁しながらも障子くんの「怒りの使い方を考えろ!!!」はちゃんとスピナーの心に響いてたんだなあ…。

 それに対する答えがアイツ(=死柄木)について行くことであると。一人の友達としてちゃんと切実な言葉に聴こえた。

 

 ボイレコと一緒に黒霧の近くに落ちたのは菜奈さんの手(仮)。これまだお前が持ってたの!?

 と思ったものの、そういや死柄木が苦しんでた時に手にしてたのもスピナーでしたね…

 全面戦争で装着→復活させて以来、死柄木にまた何か異変があった時のために持ってる係になってたのか。

 

 菜奈さんの手(仮)を拾って黒霧の顔に着けるスピナー!ヒーロー側のピンチなのにアツくなれてしまったから悔しいな~…!

 友達を救けたいその気持ちだけは主人公と言える真っすぐさだったもん。マイクが叫ぶと思って次のページ開いた瞬間歓喜しちゃいましたよ!この流れ見事すぎる。

 

 マイクが言ってた「最終手段」ってのは黒霧を殺して「ワープゲート」を敵側が使えなくさせること?

 しかしマイクは白雲として目覚める可能性を信じて「」「」と叫んだと。ここで作戦のために親友を殺す選択肢を意識しなきゃいけないの、マイクもまた辛い立場にいる人だよな…。

 

 今回のサブタイは「FRIENDS」。白雲のセンターカラーと一緒に表示されたから三バカを意識させられますが、

 この流れからして恐らく死柄木とスピナーのことでもあるんしょう。ヒーローとヴィラン、立場は真逆でも友達のために戦う気持ちは同じってのがまたこの漫画らしい重ね方だ。

 

 ついにリブートした黒霧、風格あるぅ~!黒霧とは無関係の菜奈さんの手(仮)で本当に動くのか半信半疑でしたが、この立ち姿はテンション上がりますわ…!

 マイク視点では悔しがり、スピナー視点ではガッツポーズ取る。敵味方両方の立場で正反対の方向に感情揺さぶられたんですよね。

 

 しかし孫である死柄木と違ってマジで関係ない黒霧が起動したの、ちょっと菜奈さんの手(仮)が便利アイテムと化してる気がしないでもないな…w

 まあその死柄木のお世話係だった脳無ってステータスで納得できますが。こんな用途で何度も使われるの、マジで菜奈さんの人権無さすぎる。

 

 一人称が「」なのは白雲の人格が残ってることの表れ?もしかしてマイクが名前を呼んだことによる影響?だとしたらまだ白雲に戻る可能性ある…!?

 最初立ち姿を見たときはアア、オワッタ…!と思いましたが、今が白雲と黒霧の人格が混ざって喧嘩してる状態なら希望は見えてきた。

 

 白雲の人格に戻す手段があるとすれば…相澤先生が借りたままのゴーグルだろうか。

 初面会時は白雲の死後使い始めた先生自身のゴーグルで異変を起こしましたが、白雲自身が実際に着けてたものならよりデカい効果があるんじゃないかと。

 少なくとも菜奈さんの手(仮)よりは説得力ある。

 

 しかしこれから白雲の人格に戻っていくとしたら、一人称「」の黒霧に馴染みを覚えてた身としてはちょっと寂しくもありますね。

 正直白雲って本編だけでいえば割と唐突に出てきた存在ですし。まあ相澤先生やマイクの苦しみを思えば元に戻す以外のHAPPY ENDなんてあり得ませんが。

 

 とりあえず白雲の「ワープゲート」で空間移動しそうなのはスピナーに勝機を見出した死柄木(の中にいるAFO)、その死柄木のいる†天空の棺†を目指すAFO本体、

 そして父親との再会を望んでる荼毘ですかね。特に死柄木と荼毘は自力で現在地からの長距離移動が難しそうな状態ですし。#wj51