※この記事は「僕のヒーローアカデミア No.340 皆がヒーローになるまでの物語③」のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。
オールマイト&ホークスin対策本部(nearセントラル)。他にいるのは塚内さん、三茶、お兄ちゃん達、その他諸々のモブ…そしてラグドールか。
具体的にどんな情報からシロと判断したかは謎ですが、メタ的には納得の人選。この中のネームドに内通者いたら流石にショックすぎますし。
久々登場のラグドールは相変わらず可愛いっすね!デフォルメ強いマスコット系の顔なのに大人っぽい服装してるとギャップデカい。
ピクシーボブを「流子」と本名で呼んでるのも旧知の仲なのが感じられて和みます。
彼女がシロと判断されたのはAFOに"個性"を奪われた被害者だから?
「にゃ」→「にゃ」は何コレちょ〜〜〜〜〜〜〜可愛いじゃん!!?ラグドールの反応に自分もノってあげるユルさがホークスらしすぎる戯けっぷり!
まあ今味方サイドが内通者疑惑でゴタゴタする様子とか見たくないし、こういう癒し要素で軽く流すのが漫画としては正解でしょう。
自分の"個性"が悪用されてるって理由で協力してくれるのがヒーローらしい使命感。オールマイトといい、無個性でも悪と戦えると証明してくれてるのが嬉しいっすね…デクのifを見てるようで。
しかし具体的には何をしてくれるんだろう。とりあえず「サーチ」についての情報提供?
オールマイトが使ってるマグネットは何すかコレ…w何かAFOと死柄木っぽいのが描かれてるんだけど!今後倒す予定のヴィランのデザインにしてはやけに可愛いな!
いや正直言うとこれ連合全員分欲しい…!ぜひグッズ化してほしいっすよ!堀越先生それ想定してデザインしてない!?
必要事項の第一段階はAFO&死柄木の分断。死柄木の相手は当然デク(OFA)として、AFOの相手は…かっちゃん?無論彼だけで倒せる敵ではないけれど、
「オールマイトを終わらせちまった」男としてはこれ以上ない因縁の相手ではありますし。皆と一緒に〝救けて勝つ〟んじゃないかと。
vsスターにAFOが不参加だった理由が「名を呼ばれる事を避けた」なのは丁寧なアンサー。あんまそこ気にしてなかったけど確かに答えておくべき疑問ではありますね。
「新秩序」でルールが設定されるのは対象の本名ではなく、あくまで認識の合致した名前で呼んだ場合だけですし。
荼毘の「蒼炎」による分断も警戒の対象。ただコレ、逆にいえば同じ"個性"を持つエンデヴァーと轟くんにも同じ事が可能なんですよね…。
燈矢時代見にきてと言われて結局行かなかった瀬古杜岳で、他とは隔離されて轟親子だけで開戦…みたいな因縁の対決も成立するかもしれない。
目標は敵主力全て分断…となると最終的な対戦カードはデクvs死柄木、エンデ(+ショート)vs荼毘、お茶子vsトガ、爆豪vsAFO…って感じ?
スピナーと彼率いる〝BROWN〟の戦士たちの相手は同じ異形型の障子くんたちでしょうか。
その戦いの最中に彼の素顔も明かされるんじゃないかと。
で、その敵主力分断のために必要なのが青山くん___…とはまた大役だな!要するに全面戦争以前のホークス同様Wスパイってこと?
しかしこちらから指示するようなメッセージ送れば、流石にAFOも寝返ったと勘付きそうですが…その危険も想定した上で立てられた作戦だと信じたい。
オールマイトの「"無個性"に生まれ……人生を使われた少年…」はやっぱデクと重ねて見てるよな…?無個性の少年に"個性"を与え、人生を大きく変えたって点では自分もAFOと同じ…
って感じで気に病んでそうに見える。ここでそういう思考に陥りそうなのがOFA継承者らしさだな…。
一方の塚内さんの見解は厳しくも尤もな内容。まあ社会と自分達を秤に掛けた結果、社会の方を選べる人間の方が少数派だとは思いますが…
とはいえ慎重にならざるを得ないってコメントには大いに頷けます。彼のような慎重派がいて初めて大胆かつ危険な作戦も安心して支持できる。
セントラルの一室で向き合う相澤先生と青山くん。
ナガンに付与された"個性"についての「オールマイトに倒されてから〜」は神野ではなく現在から7年前(=No.1から5年前)の戦いの方でしょう。
神野後はずっとタルタロスに収監されてて新たな"個性"得る機会なんてなかった筈ですし。
とりあえず今は青山くんに「ネビルレーザー」以外のヤベェ"個性"がないと確定して一安心っすね…。
相澤先生の推察通りいつでもどこでも爆破できるならわざわざ脅す必要はないとはいえ、客観的な解析で保証されないとやっぱ不安は拭えないですし。セントラル様様ですよホント。
「彼らが僕を信じてくれればくれる程…」「僕自身が僕を信じられなくなってしまいます」は抱いても無理のない不安…
前回のかっちゃんの「呪い」発言も決して不要じゃなかったんだなあ。
無論青山くんを信じるA組に罪はないですが、その信頼が眩しすぎるという話には充分頷ける。
「光の当たらない場所で…死ぬのを待つだけがいい…」は罪を犯した者の望みとして解像度高すぎてビビるな…青山くんほど重い罪犯した事は流石にないですけど、
何かやらかした時とかって本当にこういう状態に陥るんですよね。誰にも存在を認識されないまま静かに消えたくなる。
「この戦いが終わってもおまえは雄英に残れないかもしれない」はつっらァ…今までの青山くんに対する台詞の中でコレが一番辛いっすね…
ほんの少し前までA組全員揃って卒業すると信じて疑わなかったからさあ!内通者として捕まれば当然その未来も潰えるかもしれないんだなって。
相澤先生の「戦え」「戦うしかないんだおまえは」は冷さんが夫に言った「あなたは荼毘と戦うしかないの」を思い出します。
罪を犯した者を強引に立たせる台詞としてはほぼ同じ。優しさだけだと「呪い」になってしまうなら選択肢を意識させない厳しい言い方も必要だと頷けます。
「おまえを利用するって点では俺たちとAFO 何も違いはないかもな」は全否定はできないセリフ。勿論最初に手を差し伸べたデクにそんな意識はなかったと思いますが、
青山くんへの要求だけ見ればそう取れなくもない訳で。それを今ドライに指摘できる相澤先生の存在は有難いです。
「この先一生負い目を抱える生き方など先生(おれ)は生徒に教えない」よう言うた!それでこそ教師や!!ずっとこういう言葉が聴きたかったんで凄まじく安心した…!
自分は厳しく言うべき側の立場だと自覚した上でこのセリフ言ってるのが好感度高いです!ありがとう相澤先生…!
「この先一生負い目を抱える生き方」といえばかっちゃんを思い出しますが…実際彼は今虐めについてどんな心境なんだろう。
少なくとも謝ったからチャラと考えてるとは思えませんが。かっちゃんがその辺まだ背負ってるなら相澤先生は彼のことも今回のように導いてくれるのかな。
「手を差し伸べてくれた友と歩め」は相澤先生自身が白雲と一緒に歩めなかったこそ言えるセリフだよな…高校時代の先生に自信を与えてくれたのは白雲だし。
手を差し伸べてくれた友達がいるならそりゃ取れって言う。直後に黒霧のカットが挿入されてるのもそういう文脈でしょう。
相澤先生の断言を聴いた青山くんはまだ若干不安そうながらも、いつもの凛々しさが少し戻ったかの様な表情。
こうして見るとフツーに麗しい美少年って感じのご尊顔だよな青山くん…少し乱れ気味の金髪もふつくしい。陽気すぎる普段とのギャップでちょっと見惚れちゃいましたよ。
場面移って再び雄英サイド。心操くんきっつああああああああ!!!!!!捕縛布使って木にブラ下がってる姿めちゃくちゃ様になってる!
まだ完全には習得してないけど着実にモノにしてるって感じだな…!汗流してやや疲れ気味の表情が若者らしさに溢れてて希望に感じられます。
ここで心操くん登場ってことは相澤先生の作戦には彼も必要なのか。パッと思いつくのは「ペルソナコード」で変換したAFOor死柄木の声で黒霧を操るとか?
敵主力全て分断させるなら長距離移動が可能な「ワープゲート」は確かに各地のヒーローが連携する為に必要そうなんですよね。
今回のサブタイは「皆がヒーローになるまでの物語③」。これもしかして最終回までじゃなく、
ヒーロー側の各キャラにスポット当ててる今のパートだけに冠されたタイトルなのかな。今の時点でA組→発目ちゃん→青山くん→心操くんと来てますし。だとしたらあと数週で終わりそう。