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僕のヒーローアカデミア No.262 『No.5のミルコさん』感想

※この記事は「僕のヒーローアカデミア No.262 No.5のミルコさん」のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。

 

 口が身体中に生えてるハイエンド、なんかいきなりデカくなってない!?前回はさすがに通路を塞ぐほどの大きさじゃなかった気がするんだけど…。

 もしかしてこの身体の肥大化もコイツの"個性"の一つなんだろうか。強引だけど敵の侵攻を止めるには確かにこの上なく有効な阻み方ではある。

 

 「喋る脳無か!!」って反応してるモブヒーローはなにその絶妙な表情は…w お坊さんのようなポーズと表情で驚かれるとすげージワるんですが、その見た目通り"個性"は仏教関連のものなのかな。

 念仏を唱えることで相手を拘束できたりしたら相当シュールな絵面になりそうだけど強そう。

 

 その後ろのヒーローが右眼につけてるのは何らかの特殊レンズ、もしくは義眼でしょうか。この衣装から"個性"を推測するなら…目からビームを放つ、とか?

 ただライジングの冒頭にも同じ"個性"を持ったヒーローがいたんですよね。だとすると彼と同一人物でない限りその可能性は低いか…?

 

 クラストの"個性"はそのヒーロー名の通り「(シールド)」。防御特化の"個性"に聴こえるけどそこはNo.6、ハイエンドに対して垂直に生成して攻撃するとは面白い応用するな…。

 盾を使うヒーローといえばキャプテン・アメリカですが、堀越先生もやはりリスペクトして描いてるのかな。

 

 その盾が盛大に噛み砕かれてるとあ、やっぱり一筋縄じゃいかないと痛感しますね…。身体中に生えた口といい、どうもこのハイエンドは食事に特化した個体っぽいなあ。

 この丈夫すぎる金歯も"個性"っぽい。頭部の器具は…非戦闘時にハメて口を強制的に閉じさせるためのものにも見える。

 

 「コんなんじゃ僕ァ やっややられまセン!」って喋り方は独特だな!何その唐突な敬語!?悍ましいけど面白いというか、コイツだけ他の個体に比べてやけに親しみ易い口調になってきてない…?

 なんかお笑い芸人のリアクション芸っぽいマヌケさがある。素体はどんな人格だったんだろう…。

 

 「中位」「下位」という単語はこれまでも使われてましたが、今回改めてその分類が説明されました。

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 上位は超再生持ち、最上位(ハイエンド)はそれに加えて生前の性格に基づいた対話機能があり、中位と下位はそれらの高度な性能を有しない個体。これらは今まで示された情報通りですね。

 

 新情報はハイエンドの素体が全員ヴィランだったことか。とはいえ戦闘志向の強い者を求めるなら自然にそういうチョイスになるわな…。

 誘拐すれば確実に騒ぎになるプロヒーローより、最初から行方の知れないヴィランの方がリスクは断然低い。フードも素体は地下格闘の元選手だったし。

 

 「定着までに三か月以上の月日を要する!」という具体的な期間も新しい情報。

 以前「AFOなき今増産も難しい!」とは言ってましたが、確かに無理とは一言も言われてなかったな…。

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 こっちからすれば時間がかかっても造れるってだけで充分脅威なんですけどね〜。複製技術恐るべし。

 

 ちょっと気になるのは階級ごとの定着期間かなあ。

 「三か月」ってのはハイエンドが安定するのに必要な期間で上位〜下位はそれよりも早く定着するのか、それともどの脳無も階級に関わらず安定には最低三か月以上かかるのか。

 説明の仕方から判断するなら後者っぽく聴こえるけど…。

 

 「ウーマンちゃん」はたぶん雌型のハイエンドのことですね。

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 女体だからウーマン…って頭が殻に覆われてるからフード並に安直なネーミングだな…w

 まあ読者からすると下手に複雑な名前つけられるより断然憶えやすいので有難いですが。となると素体はやはり女性のヴィランだったのかな。

 

 ちょいと他のハイエンドの名前も予想してみるか。

頭部が尻尾状なのはテイルちゃん

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口がたくさんついてるのはマウスちゃん

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象みたいな長い鼻を持つのはエレファントちゃん

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鎧みたいな装備をしてるのはアームちゃん

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 かなりテキトーだけど殼木もテキトーだし一つくらいかすってそう。

 

 「先刻は置いて行こうとしてごめんよう!」と謝ってるとやっぱコイツ憎めねーな!この一言だけでだいぶ印象変わる…!

 殻木の所業が許されないのは百も承知ですが、脳無を駒扱いしてないと彼らへの思い入れが伺えるんだよなあ…。一方的で勝手な思い入れには違いないんですけどね…。

 

 殻木によると「ワシと死柄木はここから逃れる術を失った!!」とのこと。

 つまり前回彼が持ち去った"個性"因子が「ワープ」と「二倍」のものだとしても、その因子を定着させるにはやはりそれなりに時間が必要なのか。

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 小型脳無といえど少なくとも今この場で容易に造れるものではないと。

 

 殻木はハイエンズが時間を稼いでる間に死柄木の定着率を100%にするつもりなのかな。

 ただ予定ではあと1か月以上かかる計算だったのにこの短時間で完成できるかは不明ですが…。100%のお披露目はデクとの対決のとき…ってメタ視点からしても、完全な状態で覚醒するかはちょっと怪しいぞ。

 

 ピクピクと動くミルコの耳が一瞬反り勃ったおちんちんに見えたのは僕だけじゃないはず。逞しい脚に続いてここもケモナーの堀越先生らしいフェチっすね!!

 愛嬌のある耳と戦闘狂のように笑みを浮かべる太々しさのミスマッチ感がベネ。園長といい先生、やっぱウサギ好きすぎでしょ。

 

 「"個性"『兎』!」「兎っぽいことを兎以上にできる!」ハイ出た!ヒロアカ名物〇〇っぽいことは大体できる!大雑把だけど本作ではもはやお約束の解説だしこの簡潔さにむしろ安心できるぜ…!

 久々にこのナレーションされたから少し懐かしくも聴こえたなあ、初期に回帰したような感覚。

 

 戦闘態勢をとったと見せかけて最優先で殻木を追うミルコ、こういうところはさすがプロって感じがするな…!

 テンションの高さに惑わされそうになるけどクレバーに判断しながら動いてる。一見猪突猛進に思えるキャラがちゃんと頭を働かせてるのはギャップもあって評価高いです。

 

 頭部の尻尾(?)を伸ばしてミルコを拘束しようとするテイルちゃん(仮)。

 それに続いて脚部を液体化させて回り込むウーマンちゃんと、背中のマフラーから噴射した煙の勢いで追撃するエレファントちゃん(仮)。

 コイツら起動したばかりなのに連携に淀みがなさすぎる…!早速ハードモードだ…。

 

 回転しながら蹴り散らす踵月輪(ルナリング)を繰り出したミルコはすげえアクロバティック!脚の軌道からその回転の凄まじさが伝わるのがさすがの画力ですわ…。

 象型のエレファントちゃんのお鼻が捥がれたのはアレですか、おちんちん蹴り上げられたとかそういうメタファーですか!!

 

 厄介と見るや即座に標的をテイルちゃんに変えたのも判断力高い。蹴りで尻尾を削ぎながら接近する姿は疾走感に溢れててクッソ痛快ですね!

 この速度と技術はデクのシュートスタイルの師匠になり得るんじゃないだろうか。TUMで一度絡んでたけど本編でさらなる交流が見たくなったぞ…!

 

 念動力のような力でミルコの左腕を捻じ切るアームちゃん(仮)。一見チートですが意のままに発動できるなら最初から肉体全体を捻じ切るはず。

 となると発動のためにまず対象を捉えるという過程が必要なのは間違いない。つまりこの"個性"は素早い相手とは本来相性の悪い初見殺しでしょう。

 

 念動力にも怯まず邁進するミルコは覚悟キマリまくってんな!!ケガなど気にせず自分の指を残弾扱いしてた初期のデクを思い出す狂いっぷり…!

 この任務の後に左腕が再生される当ては…たぶんなさそうだな。リカ婆も欠損までは補えないだろうしその点ではデク以上にイカレてると言える。

 

 背中の骨を剥き出しにして迎撃態勢をとったテイルちゃん、月堕蹴(ルナフォール)によってあえなく撃沈…。

 いやあでもこれはしょうがないっすよ、まさか左腕捩じ切られてもそのまま突っ込んでくるなんて思わないもん。むしろ再生できる分の面積が残ってただけ幸運とすら思える。

 

 その後すぐにアームちゃんにダイブ→ヘッドロック!!

 「咄嗟に遠距離攻撃出す奴ぁ」「近距離弱ェと決まってる」は必ずしもそうとは限りませんが、この凄みのある形相で言われると確かな説得力がありますね…。

 少なくともアンタに比べればそりゃ殆どのヤツは弱いよと納得させられる。

 

 最後はビームを避けてそのまま月頭鋏(ルナティヘラ)で〆!単なる蹴りだけでなく絞め技まで見せてくれるとは本当に芸が多彩…!

 女の子の太腿に挟まれたい願望は皆あるだろうけどこれはちょっと上級者向けすぎるな!これを喰らいたいのはエンディングさん並の自殺志願者だけだよ!!

 

 「ドタマ潰しゃあ止まンなら」「むしろそこらの敵よかよっぽど楽だ!」は頷ける台詞。エンデヴァーがフードに苦戦したのは最初生け捕りにしようとしてたからでもあるからね。

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 予め頭が弱点だと知っており、最初からそこに狙いを定めてたミルコが1キル達成できたのは不自然ではないです。

 

 加えてこのハイエンズが不安定なら残り3体もミルコ単独でキルできてもおかしくはないか。

 とはいえ1体倒すのに片腕ロストしてることを考えると、最終的にどんな状態になってるか想像するのが怖いですが…。この戦闘スタイルでどこまでいけるかは期待半分・不安半分ってところです。

 

 「こちとらいつ死んでも後悔ないよう毎日死ぬ気で息してる!」は自殺志願には聴こえないけど危うさは少なからず感じますね…。だから左腕を捨てるのも躊躇なかったんだ…って納得がある。

 あまり問題視するべきではないとも思いますが、できれば彼女にもストッパー的存在が欲しいなあ。

 

 近属はトゥワイスとの例の会話からホークスがWスパイだと気づいた様子。まああれだけ分かりやすく情報漏れがあればさすがに勘づくか。

 これで戦線側がヒーローたちの突入を事前に察知して対策してた…って不安要素は解消されました。あとはホークスの無事さえ確認できれば安心できる…!

 

 「ヒーローが来る!」→もう来てる来てる!!山荘突入組には建物を壊せそうなヒーローはいくらでもいそうですが、既存のネームドから予想するならやはりMt.レディでしょうか。

 この順調すぎて逆に怖くなる感覚は神野を思い出すけども、せめて学生たちには被害なく済んでほしいですね〜。

 

 

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