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僕のヒーローアカデミア No.247 『語れ!現状!』感想

※この記事は「僕のヒーローアカデミア No.247 語れ!現状!」のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。

 

 前回に続き、燈矢兄さんの遺影(仮)を見つめる冬美さんのカットで始まるとやっぱビビるなぁ…。

 一週間経つと流石に覚悟完了して先週のように激しく動揺はしませんが、より実感を持ってその死を意識させられる。僕ら読者も覚悟を持って真実を聞き届ける必要があると宣告された気分だ。

 

 …と言いつつ、実はまだ死んでないって可能性も一応頭に入れておきたいです。

 冬美さんが手を合わせてたのが燈矢さんの遺影とは限らないし、夏雄さんも「死んだ」とは一言も言ってないからね。

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 これまでの描写がミスリードである可能性もなくはない。まあここは今後の説明待ちかなー。

 

 エンデヴァー、息子と接戦した相手だけあってデクの"個性"についてはちゃんと記憶してたんだな…。

 まあ部下の"個性"が相当リスキーとなれば監督者としては注意を払う必要があるし、意識するのも当然か。読者視点だと今のデクならほぼ心配要らないとはいえ、この厳戒態勢は有難いです。

 

 言い淀むデクをガンギマった眼で睨むかっちゃんで草ァ!「言い訳くらい事前に考えとけや」とでも言いたげだな!!

 いやあでもこれは良い圧のかけ方です。彼のプレッシャーってデクにとって無個性時代は暴力でしかなかったと思うけど、今はOFAの秘密を保持する上で良い方向に働いてる。

 

 黒鞭を顕現させるデク、その出力はまだピョロ程度とはいえこの構えはカッコいいな…!ザケルガ発射時の上鳴くんのポーズに近い。…解放軍のポーズとか言うな。

 これ完全修得したら相当スタイリッシュな絵面になるんじゃないか…?まだまだ先は長そうだけど早速期待は高まってきたぞ。

 

 ナード全開の長台詞は改善される兆しが全く見られなくてもはや安心感覚えるな…w まあ長いだけで内容自体は今まで読んできた読者ならちゃんと理解できるものです。

 初めて教える相手に一気に聴かせる量じゃねーけどな!これ要約してちゃんと確かめたエンデヴァーほんとエラいよ…。

 

 エアフォースの要領の転用か…。どちらも遠距離攻撃だし理屈的には正しそうなんですが、ただ「瞬間的に引き上げ」とか言われると気が遠くなるな…。

 4か月後には死柄木は究極生命体と化してることを思うとね…。その時には瞬間的どころか常時100%でいなきゃならないんだぜ?大丈夫?

 

 「難儀な"個性"を抱えたな…」は自分の熱の篭る体質と同様、デクの"個性"と身体の不適応に対する台詞かな。

 実際には今思い浮かべてたオールマイトと同じ"個性"なんだけど、勝手なシンパとは一蹴できないです。OFA修得に関して言えばデクもオールマイトのような天才肌ではないからね。

 

 「逆に何が出来ねーのか 俺は知りに来た」は不敵に聴こえてしっかりかっちゃんの成長が伺える発言だな…。

 今までなら自分は何でもできると信じて疑わず、できない事を知ろうとすらしなかっただろうからね!成長しても不敵さは変わらない、寧ろ変わらないからこそ成長が伝わります。

 

 「一つしか持ってなくても一番強くなれる」はかっちゃんなりの宣戦布告ですね!

 彼のことだから轟くんの境遇に同情して…とかは一切ないだろうけど、俺は2つも"個性"を息子に持たせたアンタとは違うとエンデヴァーに突きつけてる。

 正義感ではなく対抗心から…ってのが彼らしいです。

 

 もしかしてエンデヴァー、かっちゃんのこの台詞を聞いて、彼が自分たち父子の内情を知ってると察し…?いや流石にそれはないか。

 ただまだ子供に"個性"を託すなんて発想のなかった頃の自分と重ねてそうではあるよね。その辺も踏まえてエンデヴァーには彼を鍛えてあげてほしいです。

 

 かっちゃんに足りないものと言えば…要救助者を保護する力、でしょうか。

 爆破はそれ自体が危険な"個性"だからヴィランを迎撃するとかで間接的には守れても、直接要救助者の保護には役立てられない。

 この辺はエンデヴァーの炎も同じだし、学べるところはやっぱりある気がします。

 

 轟くんがオールマイトへの憧れがブレた訳ではないと自己主張してくれたのは良かったです!

 結果的に父親の思惑通りの行動を取ろうとも、自身がオリジンを忘れなければ言いなりではないと解ってくれてたのが嬉しかった。親子で仕事を始める前に彼の口からその言葉が聞けて安心しました。

 

 息子の言葉でエンデヴァーが自身の振る舞いを省みてくれたのも嬉しかったんですけど、ただちょ〜っと寂しくもありますね!

 あの親バカムーヴはもう狂おしいほど好きだったからなぁ…この静かなパッパを物足りなく感じてしまう。お互いの成長の為に必要なこととは理解してますけどねー。

 

 「」って顔してるバーニンさんKAWAII

 リアクション要員として今回も派手に表情動かしてくれて楽しかったんですけど、不意にこんな落ち着いた顔されるとギャップあってちょっとロリっぽくも見える。

 彼女の活躍もこのインターン中に拝みたいです、欲言えばかっちゃんとのバディもな。

 

 ヒーローに求められる基本三項、「救助」と「避難」は同じ気もするんですけど違うんですかね?

 避難は救助の一部のようにも思えるんですが、救助はすでに被害に巻き込まれた人への対応、避難はまだ被害の影響の外にいる人への対応って分類なのかな。ここ具体的な定義が知りたい。

 

 感心したのは「市民がいれば熱で遠ざける」という「避難」のさせ方ですねー。このやり方なら確かに「撃退」以外にもエンデヴァーの"個性"を役立てられる。

 オールマイトのような安心感は与えられなくとも、こうして防衛本能に訴えるやり方も彼なりの立派な市民を守る方法と言えます。

 

 かっちゃんも"個性"はエンデヴァーと似たタイプだし、「撃退」以外で爆破を役立てるならこれに近いやり方になるのかな。

 脅しに近い方法と言えなくもないですが、10年以上クソナードを脅せてきた"個性"なら効果は充分ありそうだよなぁ?そういう保証の仕方は自分でもどうかと思うけど!

 

 「俺より速く敵を退治してみせろ」って課題は、ホークスに手柄を奪われた3人にとってはある種プロへのリベンジとも言えるかな。

 そのヴィジョンはまだ見えてきませんが、3人で協力してなら達成しても違和感はないです。寧ろそのくらいできなきゃ4か月後死柄木には対抗できないからね。

 

 しかし最後のコマ、おれたたENDっぽく見えるのは僕だけだろうか…w 主人公が希望に溢れた顔をしながら、読者にはどこか分からない場所に向かってる構図がそれっぽい。

 実際前回前々回と終わりを告げられたからそれ意識しちゃうよね!どことなくそんな哀愁が漂って見えるコマでした。

 

 今回全13Pでしたが振り返り回として面白かったです!ラスト4Pに情報テンコ盛りだった前回に比べると薄味なのは否めませんが、インターン本格始動に向けて気を引き締められる回だった。

 アニメを観て興味を持った新規読者へのキャラ紹介も兼ねてて、区切りとなる一話だったと思います。

 

 

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