※この記事は「僕のヒーローアカデミア No.243 いざ!エンデヴァー事務所!」のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。
【表紙】
かっちゃんに月の土地がプレゼントされたと思ったら今度はオールマイトが月そのものになったでござる。
何を言ってるのかわからねーと思うが以下略。これはつまりオールマイトがかっちゃんのものになったってことなのか…?
【本編】
先生たち、年末年始まで生徒の護衛とか大変だなぁ…と思ったけどこれ多分アレだな、誰かが内通者として怪しい動きをしてないか監視もしてるんだな。
とすると誰がどの生徒を担当してるか俄然気になりますねェ!特に葉隠ちゃん担当の先生とかは厳しく目を光らせてるに違いない。
黒鞭の件をデクがお母さんに話してたのは誠実と思う一方で、その核心であるOFAのことは黙ってなきゃいけないのは心苦しくもあり…。
まあデクとしては当然こう言うしかないけど、引子さんのこの動揺っぷりを見ると…って気持ちはやっぱりありますね。別にデクを責める気はないけどね。
壊理ちゃんの手紙は23巻のオマケで書いてたやつですね!
同年代の洸汰くんに比べるとあまり書き慣れてないようだけど、これはオバホは字すら学ばせてなかったってことか…。
奴への憤りが増したし、壊理ちゃんはこれからどんどんミリオ先輩や相澤先生に字の書き方を教わってほしいです。
引子さんにはまだ秘密を抱えてますが、彼女がデクの姿を見て安心してくれたのは素直に喜べます。
あの家庭訪問以降自分からは大きな怪我はしてないのだし、幼い子を救えたと知らされれば以前のような危うさはもう感じない。その成長を母親目線でも実感させてくれたのは有難かったです。
一方で気になるのはやっぱデクパパっすね〜〜〜。転弧:オリジンに弧太郎さんが登場した時点でいよいよデクの父親も出るのかと期待してたんですが、まさか大晦日にも不在とは。
別に息子や妻と不仲とは予想してないけど、こうも2人からの言及がないと人物像が全く浮かんでこないぜ…。
一応「緑谷久」という名前や火を吹く"個性"を持つことは明かされてるので、全くのアンノウンではないんですけどね。
海外に単身赴任中って情報も判ってるので今回の不在も不自然ではない。
父親の違いで死柄木と対比させるためにいずれ登場はするだろうし、ここは焦らず待ってられます。
翌日デクがバスに乗るシーンはNo.5の初登校前、初めて引子さんに雄英へ送り出してもらうシーンとほぼ同じコマ割りですね!
あの時と違ってデクも引子さんも落ち着いてるのが感慨深い…!ヴィラアカ編を経て雄英に戻り、そしてインターン開始とそのリスタートを告げるような演出だった。
ホークス、案外解放戦線に馴染んでて何かほっこり。いや本来ならほっこりしちゃいけない場面だけど!
でも例のL字作ってゴーに「はっ!!」とアホっぽく返してるとちょっと可愛い。テキトーな返事だけど元からこういうキャラだし、Wスパイやる気あんのかとツッコむ気にはなれないです。
近属のマイクロデバイスはヒーローsideへの偵察用…と同時に、体よくホークスを監視する為の装置でもあるのか。うごご…どんどんWスパイ遂行の難易度が上がっていく…!
やっぱホークスの負担デカすぎだよなぁこれ。それでも彼なら近属の目も欺いてくれるって期待はあるにはあるけど。
公安との通話シーンはまだ荼毘にジーニストの死体(仮)を見せる前かな。この時点では解放軍の関与すら知らないはずなのにすでに監視を警戒してたとは…。
ちょっとナイトアイを思い出す立ち回りです。先のことまで想定して動かなきゃならない立場が生前の彼と重なる…。
あれ、エンデパッパ思ったよりツレない反応だな…。イナサくんをアンチ化させたのはそーいうとこやぞ。…と言いたいところですが、まあ理不尽すぎる対応とは思わないです。
以前だったらインターン参加すら認めなかっただろうし、息子の頼みを聞くようになっただけでも変化と言えよう。
まあ轟くんの「許可したなら文句言うなよ」は尤もだけどな!でもファンサするようになったとはいえ幼馴染はファンとしてここに来てる訳じゃないし、この対応も許容できなくはない。
寧ろここから2人がどうやって自分たちを認めさせるか、そしてその後のパッパのデレが楽しみだぜ…!
かっちゃんはNo.1の前でも不遜な態度ですが、いつものクソっぷりに比べると静かだから逆にエンデヴァーの方が大人気なく見えるな…。
「友人は選べと言ったハズだ!」とか本人の前で言うもんじゃないぜ。まあかっちゃんも舐めプ野郎なんざこっちから願い下げだとか思ってるだろーけど。
こんな親バカでもヒーローとして評価してくれてるかっちゃんは好感度高いです。この子もまたオールマイト一筋ではあるけど、エンデヴァーだって今は現役No.1なのだしそりゃ低評価はできんのやろなと。
だから「きちィな」とか言ってもオメーそれブーメランだぞと笑う気になれないんだ。
逆にエンデヴァーの中のかっちゃんの印象ってどんなもんなんですかね。体育祭で息子を負かしたことと、仮免補講で息子と一緒にいたってことは覚えてるはず。
…覚えてるよね?少なくとも体育祭の件は流石に覚えてるだろう、寧ろだからこんな無愛想な態度取ってるとも考えられそう。
前回の内通者云々に続いてオールマイトはまたフラグ建ててんな。まあ黒鞭暴走はさほど危惧してないけど、新たな"個性"の発現はありそうな気がする。
つーかオールマイト、この人自身も現役時代は歩く死亡フラグだったけど、引退したら今度は他人にフラグ建てる役になってきてないか…?
「俺だったら全ブッパできる」「しそう」な、何この健全なようで歪なやり取り…!?特に「しそう」と即答してるデクがヤバい。
プレッシャー感じるでもなく他人事だと思って…と苛立つでもなく、平常心でこれ言えるってどんなメンタルしてんだ。ちょっと幼馴染への憧れが強すぎない?
エンデヴァーとかっちゃんが似てるってのはまあ強くは否定しませんが、ライバルに勝たせる為の子供を無理やりこさえた奴と似てると言われるのはどうなんだ…w
そこは寧ろ一番違う部分だよね。かっちゃんなら敵わぬ相手がいても子供に託したりせず最後まで自分で挑み続けるだろうし。
まーオールマイトが言ってるのはメディア対応の仕方のことなのかな。それ以外にかっちゃんが今抱えてるデカい課題って思い当たらないし。
ただ彼がエンデヴァーをストレートに参考にする姿ってちょっと浮かばないんですよね…。パッパを見直しつつも彼とは別の道を進んでほしさがある。
前回期待した通り、エンデヴァーがデクの「轟くんもあなたじゃない」を覚えてくれてたのは嬉しかったです!その一言が聞きたかった!!
初っ端から無愛想な対応ではあったけど、ここで以前とはやはり違うと確信できました。主人公が実力者に影響及ぼしてると判るのはやっぱり熱い…!
いきなり飛び出すエンデヴァー、颯爽と後に続くオリジン三銃士。あの大人気ない態度を見た後だからアレですが、インターン生3人に待機を命じるのはプロとしては妥当な判断だよね。
とはいえ読者としてはデクたちの活躍も見たいので、ここでガンガン自身の有用性を示してほしいですが。
座禅組んで浮いてるヴィランは見るからにカルト臭さがすごいな!エタニティエイトの大きいverみたいな玉は何だこれ、水晶?
これで触れたら無力化・脱力化みたいなデバフ効果があったら厄介ですね…。エンデヴァー+オリジン三銃士の初戦の相手だけあってそれなりに強くはあるだろうし。
特にかっちゃんは以前肉倉先輩に死角から不意打ちされてたので気をつけてほしいです。
こっちも複数のパーツを同時操作して攻撃してくるタイプの"個性"っぽいからね…。まあ肉倉先輩の肉に比べるとコイツの玉はだいぶデカくて目立つから、そこまで心配は要らないかもしれませんが。
ホークスがこの場に居合わせたのはもう今から不穏な予感しかしないぜ!憧れのエンデヴァーさんも目の前にいるし、着々と内通者バレへの御膳立てがされてるように見えるのは気のせいか。
この水晶のヴィランが解放戦線の一員だとしたら、この後の出方によっては…って不安が拭えねぇ…。
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