※この記事は「僕のヒーローアカデミア No.213 魂の所在」のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。
スキンヘッドのおっさんの応援の仕方がすげぇ雑なの、一瞬であ、この人継承者だと確信させられる圧があるな…w
OFAを継ぐ者なんて多かれ少なかれ皆脳筋思考なんだと納得させられると言いますか。不思議とウゼェ…とはあまり感じない、素直に先輩からの有難いエールと受け取れます。
あのドス黒い細長の物質、アンタの"個性"だったんかい!!てっきりフルカウル時のエフェクトが変質したものだと思ってたゾ…。
OFAによって強化されてるってことは、中央の黒い部分がその「黒鞭」で、それを覆ってる周りのトーンの部分がOFAによるバフを表してるんだろうか。
OFAが継承者たちの"個性"を取り込んでるのではなく、あくまでメインは彼らが元から持つ"個性"の方であり、OFAはその力を底上げしてると捉えてるのが継承者らしいよなぁ。
初代という最初の"一人"が後に続く"みんな"を手助けする、まさにONE for ALLの名に相応しい効果と言える。
AFOとの対比になってるとも捉えられるか。
他人の"個性"を使える様になる"個性"なのは同じでも、"個性"を一方的に略奪できるけどそれを一人でしか持ち得ないAFOと、"個性"を皆で共有できてその一助にまでなれるOFA。
まるで初代に対するAFOの孤独さを強調してるかの様だ。
ところで黒鞭と言えばAFOも神野の時に似た様な"個性"を使ってた覚えがあります。
まああれは他人の"個性"の強制発動という効果付きだったが、全くの無関係ともまだ言い切れない。
AFOとの戦いに巻き込まれたこの人の家族か誰かが奪われたのか、そんな不穏な想像を掻き立てられます。
「おまえにはこれから6つの"個性"が発現する」wwwwww いや贅沢すぎィ!!!
今までデクはOFAのみでAFOと戦っていくと思ってたから正直滅茶苦茶ビックリしたよ!!
いや嫌という訳ではなく、寧ろこんなボーナススキルいきなり貰っちゃっていいの!?って身の丈に余る想いというか。
だが落ち着いて考えてみると不思議と抵抗感は薄いなぁ。単に6人の"個性"を使えるだけでなく、そこに強化という形でOFAの関わりがあるならそれも効果の一部として受け入れられるんですよね。
何より2〜7代目の"個性"の設定も練ってるならそりゃお披露目しなきゃ勿体ねーよなと思える。
実際僕にも他の5人の"個性"はどんなものだろうという期待と興奮が早くも生まれてますからねー。
もしかしたら"個性"が発現していく過程で彼らがOFAを受け継ぐに至ったそれぞれのエピソードも見られるかもしれない。もしそれも練ってあるならお蔵入りさせず是非明かしてほしいです。
用途に適した''個性"が発現するってことは、別に発現する順序=継承順って訳ではないのね。
つまりこの人が2代目とも、一番最後に発現するのが菜奈さんの"個性"ともまだ決まった訳じゃないと。だとすると発現する"個性"のラスト2つは例のシルエットの2人のものって可能性もあるな…。
「怒りのままに力を振るえば力は応える」ってことは、黒鞭が発現した原因はやはり物間くんに爆豪を侮辱されたことっぽいですね。
まあ発現した時点で察せてたけど確定するとやっぱり2828できるっつーか、自分の知らん所で勝手に煽りに使われて勝手にキレられるかっちゃんマジ不憫。
それまでの不穏な展開から一転、いくつかの疑問が解消されて歴代継承者たちもやはり味方だと判り、また前を向ける様になれる邂逅でした。
一時はどうなることかと思ったけど新たな情報、そして新たな課題が与えられたことで、今こうして再びOFAという力そのものへの信頼を取り戻せた。
面影が消失、その後すぐお茶子の顔が見られると再びいつもの日常に戻って来られた実感が得られるぜ…。
普段ならお互いに赤面し合う距離なのに、全く動揺せずお互いの心配だけをしてるのが尊さの極み。デクもお茶子もヒーローとしての意識を忘れてないその姿にひれ伏すしかない。
いきなり特攻かけてきた物間くんはマジKY、だがB組の勝利を目指す者としては最善の行動です。
彼からすれば黒鞭はデクへの接近を困難にする単なる障害、それが消えればそりゃ即攻撃し掛けるよなと。主人公の成長イベントによって脇役の活躍の機会が潰されなかったことが純粋に嬉しい。
何よりデクが他の継承者たちの"個性"を使える様になったことで、物間くんとの他者の"個性''を借りて戦う者同士の対決になりそうなのが楽しみなんですよね。
彼との対決が擬似AFO戦の様な形になるとは予想してたけど、まさかデク側もコピーに近い性質を得るとは思わなんだ。
永い時を経て歴代継承者たちの"個性"が蓄積されたOFAに比べれば、その場で得た"個性"を5分間しか使えないコピーは確かにスケールでは劣るでしょう。
だがその"個性"でデクに挑む物間くんと、彼に"個性"を託したB組の仲間たちのことも肯定して描いてくれるだろうという信頼は充分にある。
デクと物間くん、そこにスケールの差はあっても皆から力を託されて戦ってるのはどちらも同じって結末になってほしいんですよ。
仮に物間くんたちB組が負けるとしても、その敗因がデクとの背負うものの差って形になってほしくないというか。それくらい2人の背景が重なって見えてきてる。
B組の3人や芦戸ちゃん&峰田が駆けつけて入り乱れてるのはなんかスマブラのワンショットみてーだな!皆躍動感に溢れててワクワクすっぞ!
堀越先生のキャラデザは文字通り皆"個性"的だから一コマで一斉にポーズ取らせるだけで映えるのです。ああバトってんなあって実感が湧いてくる。
そして乱戦となればこれもまた心操くんの洗脳+ペルソナコードのコンボが活きてきそうな場面だ。
無論タイミングを見計らう必要はありますが、駆けつけて気を落ち着かせる暇もなく即戦闘に入った今なら、A組の心の隙を突くのは試合開始時よりハードル下がってるのではないでしょうか。
うぇーい、試合続行かくてぇーい。相澤先生としてはまた暴走しても自分の抹消で抑えられるという自信あっての判断だろうし、安心して監視役を任せられます。
正直黒鞭の展開中は中断になる可能性もあると思ってたので、今またB組や心操くんの活躍の場が確保されたのはめっちゃ嬉しい。
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