僕のコミックアカデミア

イェイ イェイ ヒロアカ最高 ヒロアカ最高 オマエもヒロアカ最高と叫びなさい!!

僕のヒーローアカデミア No.201 『先を見据えて』/特別読切 『私のヒーローアカデミア』感想

※この記事は「僕のヒーローアカデミア No.201 先を見据えて」「特別読切 私のヒーローアカデミア」のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。

 

 大砲をハッタリとしても活用するのは上手い使い方だなあ。

 自分に向かっては撃たれないと察せても一瞬怯まずにはいられないし、それによって生まれた隙できちんと仲間への支援を完了させたのは無駄のないナイスプレー。

 チーム全体の勝利を考えて動けてるのが指揮官として評価高いです。

 

 対する拳藤ちゃんも一瞬怯んだものの、発射先が壁と判断したら即体勢を立て直し阻止に動けてたのは素早い対応。

 結果的には発射されてしまったけどこういう挙動を見せてくれると評価下がりません。予め作戦を練られるだけでなく土壇場での臨機応援さも兼ね揃えてるとはやはり優秀な子。

 

 希乃子ちゃんが黒キノコ生成→黒色くんがそこを通過のコンボえぐいな…。さらに身体にキノコ生成+遠距離から擬音で攻撃と近・遠距離から同時に妨害してるのがえぐさを増してる。

 向こうはこちらの位置を判らないけどこちらは向こうの位置が判るアドバンテージを最大限に活かしてます。

 

 黒色くん、お前もしかして希乃子ちゃんのことが好きなのか?(青春) 好きな女子の前でクール振りたいけどなりきれてない男子の姿そのもので当然2828できます。

 この少ないやり取りだけで一気に黒色くんに親近感湧いた。僕はこういう奥手な男の子が見せるウブっぷりは好感持てるのです。

 

 サーモグラフィーを装着して飛ぶ常闇くんカッコイー!本来ならヤオモモは分断される前にこれを手渡すつもりだったのか。

 改めて創造の対応の幅広さとヤオモモの知識の豊富さを実感できたし、そう考えると轟くんには悪いがヤオモモを分断したのはやはり正解だった気がするな…。

 

 深淵暗躯"夜宴"は厨二極めてる常闇くんらしくスタイリッシュな技だ…!希乃子ちゃんたちの居場所が判らなかった時とは対照的に、相手の懐に潜り込んでからの黒影は動きが疾くて隙がない。

 ホークス好きとしては彼を師匠と認めてその言葉を体現してくれてるのも嬉しくなります。

 

 常闇くんのマントに無理やり閉じ込められてる黒色くんはマスコットみたいで何か可愛いなお前な!

 黒色くん本人に入る意志がなくても黒いものを押し当てればそこに閉じ込められるってのは予想してなかった弱点だ。彼の長所を逆手に取った攻略法でさり気ないけど上手い捕らえ方でした。

 

 そして希乃子ちゃんはやっぱりえげつねえぇ…!やっとの思いで追い詰めたのにこうもまた一手で形勢逆転されるとやはりチートだと思わされます。

 この"個性"、やっぱり本気を出せば死に至らしめることも可能っぽいな…。希乃子ちゃんがヴィランじゃなくヒーロー志望で本当良かった。

 

 見えないとはいえ身体強化する"個性"でもなく女の子の葉隠ちゃんに追い詰められてる辺り、吹出くんは近接戦には強くないのか。

 擬音による攻撃は強力だけどそれには大声を出すための余裕が必要なので、その余裕を与えない程ボコれば葉隠ちゃんでも押せるってのは納得できます。

 

 拳藤vs八百万は格闘スペックの差で案の定拳藤ちゃんが勝利、だが印象的なのは大砲付きで絡み付き敵の動きを大きく封じたヤオモモの方です。

 他の駒が戦い易くするために自分が落ちた後のことまで頭回せてたのが評価高い。普段上品なヤオモモだからこそその執念深さが鮮烈でした。

 

 結果だけ見れば4-0でB組の完勝、だが要所要所で見ればA組の方が見せ場は多かったので満足度は充分高いです。

 オールマイトの言ってた「ピンチに力を発揮するA組」「堅実に全体を底上げしているB組」という評価が分かりやすく反映されてた試合だったと思う。

 

 A組の敗因は…やはり1つは物間くんの言う通り希乃子ちゃんを気絶させなかったことか。

 拳藤ちゃんは自分が脅威と見做したヤオモモを気絶させてたので、ここはその意識の差が勝敗に繋がった感じ。ただ常闇くんは黒色くんも相手してたから難易度の高さは彼の方が上でバランスは取れてる。

 

 そしてヤオモモを心配してる轟くんはお前本当ヤオモモのこと好きな!完全に保護者の風格だよ。今のヤオモモならこれくらいで凹んだりはしないと確信できるからこそ安心して2828できる台詞です。

 そして同時に3戦目で轟くんがB組にリベンジを果たしてくれる期待も高まった。

 

 

【私アカ】
 やったーまたあきやま先生のヒロアカだ!前回の掲載時から私アカは箸休め的に緩く楽しめると思ってたので、またの新作は余裕で歓迎できます。

 無論あきやま先生にはさぐりちゃんの連載があるので毎回は無理だろうが、こうしてたまにでも良いから載ってくれると嬉しい。

 

 ラブラバは本編でもジェントルへの愛が行き過ぎてることが示唆されてたけど、それをこうも直接的に描かれると本当ヤバいなこの娘!

 盗撮までしてるのは女版峰田と言うべきか。完全に別物と化してるすまデクさんと違ってこちらは本編でやっててもおかしくない凄みを感じる。

 

 

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