僕のコミックアカデミア

イェイ イェイ ヒロアカ最高 ヒロアカ最高 オマエもヒロアカ最高と叫びなさい!!

僕のヒーローアカデミア展 『DRAWING SMASH』 描きおろしイラスト 感想

※この記事は「僕のヒーローアカデミア DRAWING SMASH」のネタバレを含みます。未入場の方はご注意ください。

 

【CONTENTS】

 

Part1.轟兄弟

ジャンプGIGA2021SPRINGでVol.30専用の掛け替えカバーとしても付録されたイラスト。

買って初めて気付いたんですがこの荼毘、白い毛の中に若干赤い毛が交じってるんですね…!エンデヴァーの息子であることの証がまだ残ってるかのようで超エモい…!その部分をあえて自発的に白く染めたりはしなかった…ってことは、荼毘=燈矢自身もその部分はお父さんとの繋がりの象徴として残しておきたかったのかなあ。

焦凍くんと背の高さが同じなのも地味に注目ポイントです。兄弟ってことで何となく燈矢の方が背が高いイメージを持ちがちなんですが、プロフによると二人とも176cmで同じなんですよね。設定に忠実に描いてくれるのは読者としてもイメージ持ちやすくて有難い。

 

Part2.オールマイト

正装姿で緑色のマント?を羽織るオールマイト

プロフではトゥルーフォームの白目について「"平和の象徴"としての強い矜持」「マッスル時に全身で表しているものが瞳に収束している感じ」と語られてましたが、こうしてマッスルフォームで瞳を描かれてもそんなに違和感ないですね。Vol.11の表紙とは違った穏やかな感じ。平和の象徴としての姿でありながらその責務から解放されたような充足感も伝わってくる不思議な表情。

しかし羽織ってる謎のマントは一体誰のものなんだろう。緑ってことでイメージとしてはやはり弟子のデクなんだろうけど、彼は原作ではこんなマント纏ったことない(今身に纏ってるのはグラントリノの黄色いマント)ないし…。あり得るとすればやはり原作で今後身に着けることになるコスの一部とか?

 

Part3.梅雨(セーラー服)

模範的な白いセーラー服に身を包んで水辺で戯れる梅雨ちゃん。

と聞くとやはりアニオリで描かれた職場体験先のシリウスさんを思い出しますね。彼女に倣った特殊コスチュームにも見える。

 

Part4.トガ(全裸)

背徳感マッハな色気に溢れた全裸のトガちゃん。

右手を股間付近に置いてるとなんかその、イケないことをしてるように見えてしまって申し訳ない…!ブーツだけ履いてるのも他の肌色の部分を引き立てているようでセクシー…エロいっ!

隣の不穏な謎の骸骨は何…?と思わず身構えてしまうんですが、これは彼女が内に抱える変身願望をイメージで表したものなのかなあ。ガワは可愛い女の子だけどその本質はこの髑髏のような禍々しい怪物…みたいな悪い見方しちゃうぜ。

 

Part5.八百万と耳郎

ちょちょちょ!肩当たってる!肩がヤオモモのおっぱいに当たってるって!

Twitterで公開された時点で百耳の匂わせイラストじゃ~ん!とか言われてましたが、いざ見てみたら想像以上に圧強いのが待ち構えておった…!耳郎ちゃんの肩が触れたおっぱいのたわみ具合からその弾力が伝わってきてマジ羨めますよ…!

耳郎ちゃんが得意げな顔してるのもポイント高いです。初期はその山岳を目にして「発育の暴力」とか言いながら動揺してたんだよなあ…。それが今じゃニュートラルにこんな距離近くなって…ヤオモモと耳郎ちゃんはズッ友だょ…!

 

Part6.切島とライオン

烈怒頼雄斗→レッド"ライオッ"ト→ライオンってことで切島くんとライオン。

それまで切島くんにあまりライオンってイメージはなかったんですが、こうして並べられると確かにそれっぽい。背中のボロボロのマントがライオンの雄々しい鬣を象ってるようにも見える。

ライオンといえばオーマガファン的にはシシド、シシドいえばそのガキ大将っぷりからかっちゃんのイメージでしたが、このイラストを見るに切島くんもシシドと重ねられた存在だったのかも。

 

Part7.スーパートガ

初出は2020年4月7日に堀越先生がTwitterで投下したラフイラスト。

何度見てもそのスカートから伸びた白い太腿が主張激しいっすね…描きおろし10点中2点がヒミコちゃんとか堀越先生お気に入りすぎである。

 

Part8.謎の目玉

青山くん…だと……!?

Twitterでの公開時にその扉の重々しさから歴代の"個性"を封じるためのデクのイメージなんじゃね?と予想しましたが、全く違った…!いやこれは予想当てるのはほぼ無理ですよ、青山くんの要素が(今の原作で判ってる範囲では)全くないもん。

こうなると脳裏をよぎってしまうのはやはり内通者説だよなあ。青山くんの浮かない表情に禍々しすぎる目玉って組み合わせがもう不穏でしかなくて…彼には申し訳ないけどそれ意識してしまう。いやまだ全然確定した訳じゃないけど!ただ原作でも所々不可解な挙動は見せてるから一応頭の片隅には入れておくべきなのかなと。

青山くんの目が今のようにキラキラしてないのも気になるポイントです。仮免試験のとき回想された幼少期の姿も確かに今ほどは目が特徴的ではないんですよね。となるとこの描きおろしの青山くんは体格も踏まえると中学生くらいなのかなあ。この不穏な表情が何を意味してるのか…今後も原作の彼の動向に注目したい。

 

Part9.デクとお茶子

10点の描きおろしの中で一番最初にTwitterで公開されたイラスト。

そのときから千と千尋のクライマックスっぽくね?と一部で言われてたけどドンピシャでしたねー。まあ本来の名前を奪われた(出久→デク)って点ではお茶子よりはデクの方が千尋っぽいけどw

ジャンプGIGA2021SPRING掲載のインタビューによると「最終的にああなるよ!!とは断言できません」が「2人の関係性を表すとしたら、こんな感じかなと思いながら描いたもの」とのこと。となるとまんまこの通りではなくてもお茶子がデクを救ける展開になるのはほぼ確定みたいですね。ライジングは幼馴染が初代&2代目と同じ道を辿ったifでしたが、この描きおろしはデクとお茶子のifなのかも。何というかあり得る未来の一つって点でナイトアイのような視点で眺めてしまうな…。

 

Part10.1-A+オールマイト

Twitterでは公開されなかった最後の一枚。

瑞々しい塗りに皆の爽やかな表情がもう希望100%ですね…!このイラストを最後に拝めたことで晴れやかな気持ちで帰路につけた。特にまるでこちら側に飛び出してくるような迫力のデクの右拳が本当に力強さに溢れてて…これぞ少年漫画の主人公!って感じの貫禄でした。健全さの結晶。

あと心操くんがちゃんと描かれてたのがもうね、感涙モノだよね!相澤先生の隣に並んでたのがちゃんと弟子の風格ありましたよ!これでA組に編入してないってのはもうウソでしょ。それだけに今デクが雄英を去ってしまったのが惜しまれる…!いや物語の展開としてはちゃんと楽しめてますけど。

デクがグラントリノのマントを着けてるのも希望を抱けてる点です。今の本誌と違って雄英を去る前のコスチュームに+αでこれを身に纏ってる=いずれこのイラストのように皆の元に帰ってくる、ってことなんじゃないかな。二枚目の緑色のマントを手にしたオールマイトとの対比でもあるのかも。