僕のコミックアカデミア

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僕のヒーローアカデミア No.309 『子どもじゃいられない』感想

※この記事は「僕のヒーローアカデミア No.309 子どもじゃいられない」のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。

 

 Mr.スミス&ブーメランマンは説明通り真堂先輩たちと同じ傑物高校の3年生。前々回畳ちゃんに電話してきたのがMr.スミス、マスキュラーを目撃したのがブーメランマンですね。

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 彼らも仮免試験編で登場済み。

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 デクと逆方向に走ってたのを見るにマスキュラーを追ってきたっぽい?

 

 「黒鞭」で縛って「浮遊」で移動するデクの運び方は合理的…だけどやっぱ力技!描写からして「浮遊」って確か自対象の"個性"の筈だからね…

 マスキュラーの分の重さは負担しなきゃいけない。こんな時に「無重力」があれば自分以外も0kgにして運べるんだけどな…お茶子が恋しい。

 

 街の人たちが真堂先輩を運んでくれたのは印象好転するオチ!轟くんの「大事なのは"何をした•何をしてる人間に"言われるか」って言葉通り、

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 マスキュラーに立ち向かったことで話を聞くに値する人間と判断された訳だ。今の彼らなら先輩達に従って素直に避難してくれるでしょう。

 

 腕の中という特等席でフード姿のデクを見た真堂先輩は流石にその正体に勘付いた様子。先輩とは仮免試験のギャングオルカ戦で救けたり救けられたりしたからね…

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 デクを憶えてくれてたのは純粋に嬉しい。以前のデクを知る人が今もいる…その事実だけで僅かながら心が安らぐんだ。

 

 デクが次に訪れた「大奈(だいな)」警察署の由来はSWの「デックス・ダイナー」かな?惑星コルサントのココ・タウンという荒廃した地域にある食堂らしいです。

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 タルタロス+刑務所×7が襲われたとはいえヴィランを収監する機能が全て失われた訳じゃないんだな…そこにまず安心した。

 

 「"メイデン"」は今までも何度か出てたヴィランを拘束して運ぶ為の移動式牢ですね。マスキュラーが合宿編で捕まった際も収容されたのがこれです。

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 正式名称が判明したのは確か神野編でジーニストが口にした時だったはず。

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 その由来は拷問道具の鉄の処女(アイアンメイデン)かな。

 

 「煙幕」で姿隠したままマスキュラー引き渡して退散!ふーむ、隠密活動を行う上で本当に適しすぎな"個性"だ…!

 マスキュラーは「黒鞭」じゃない本物の縄で縛られてるけどこれはデクが元々持ってたものかな。リュック背負ってるしヴィラン捕獲用に予め中に入れてたんでしょう。

 

 デクが取り出したのはトップ3+オールマイトとの連絡専用の通信機でしょうか。

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 以前泥花市再臨際のニュースを観てたスマホとは違うものだよね?

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 裏側の中央にあるEは現No.1のエンデヴァー(Endeavour)の頭文字から取ってたり?だとしたらやっぱホークスたちが与えたものなのかな。

 

 ヒュゥゥ…ドダッザザザと空高くから地上の暗い路地裏に着地!この重量感溢れるアクション堪んねえな!まるで人間というより戦闘機が着陸する瞬間のような迫力…!

 街の中を立体的に駆け巡ってる感覚が存分に伝わってきます。孤高のヒーローとして様になりすぎてる。

 

 そんなデクを待ってたのはオールマイト!誰か同行してるなら師匠としてずっと側にいた彼だと思ってたから期待通り!今デクが孤独じゃないと知れただけで安心した…!

 まあ冷静に考えればA組の皆にOFAを教えた今、雄英に残ってたら確実に質問攻めに遭うだろうからそりゃそうか。

 

 ただオールマイトが同行してるとバレた場合、人質にされないか…!と若干不安に思わなくもないですね。

 彼に戦闘能力はもうないし今ダツゴクレベルの敵に襲われたら一溜まりもない。いや彼なら素の身体能力だけでそこら辺の雑魚ヴィランくらいなら倒せてもおかしくはないけど!

 

 新アイテム「ミッドガントレット」は『2人の英雄』で装着してた「フルガントレット」の別verじゃねえかあああ!!

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 No.306のラストの時点で描かれてはいたけど遂に言及が…!

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 これは熱すぎる逆輸入!直接登場させずともメリッサたちの存在を感じさせてくれる粋なサプライズだ…!

 

 Vol.25ではエンデヴァーのコスには欧米の圧縮技術が搭載されており、その開発に「アメリカのとある少女」が協力してると語られてます。

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 そしてオールマイトの取り寄せ先も同じアメリカ。となればミッドガントレットの開発者もほぼ間違いなくメリッサ…そう考えていいでしょう。

 

 フルガントレットオールマイト並のパワー(100%)×3が限界なのに対しミッドガントレットは「持久性特化」で「100%の出力に耐え得る力はない」。

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 つまりこのミッド(半ば)とはOFAの出力のことでしょう。フル(100%)には耐えられないけど半ばほどの力(45%)なら出しても問題ないと。

 

 「私が───キテル!私が─」は合宿編後の「で─ん─わ─が────来た!」と違う…

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 と思ったらすかさずデクが「シルバーエイジの時の特番ver」と解説してくれてワロタ。

 こういうナードな一面が伺えると安心できるな!雰囲気が変わっても根は以前のデクのままだと確信できる。

 

 一方トップ3。ホークスの吹き出しはまだ若干刺々しいけど普通に話す分にはもう機械は要らない感じ?荼毘のせいで髪のボリューム減ってるけどこれはこれで男前。

 後ろのNo.1&3はそこらのモブヴィランには手に負えなすぎる相手だな…w これが今エンデヴァーにできる「償い」か。

 

 周囲を巻き込みたくないがゆえの単独行動。実際死柄木の身体は完成するまで時間がかかるらしいし、

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 迎撃態勢整えてわざわざそのための時間与えるよりは、AFOが動けない今その隙を突いた方が得策か。まあその分デクの負担が増すのも確かだけど…今の時点で合理的な選択ではある。

 

 回想、デクinセントラル。この病院のお医者さんって妙にプクプクやキノピオに似てたけど、今回の人はもう紛れもなくマリオじゃん!本当のDr.マリオじゃん!!

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 マイクのセリフによると作中にもマリオシリーズは存在するらしいからそのコスプレ…?

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 と思えるくらいマリオそのもの。

 

 デクがまだ両腕両脚を動かせるのは許容上限UP(5→45%)で損傷の仕方が変わったから。今回は合宿編後に言われてた「内側で爆竹が爆発したような壊れ方」ではなかった…と。

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 正直あまり釈然とはしない理屈ですが、死柄木を殴った際のプシッは確かに爆発の音としては違和感ある。

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 加えて「黒鞭」による補強も要因の一つ。自分の腕に巻きつけたのはあの戦いが初めてだった筈ですが、その割に上手くそれが作用したんだな…。

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 いやでも見てる側としては正直溜まったもんじゃないので、再戦までに許容上限100%に至ってこの使い方は今回限りにしてほしいです。

 

 そして遂に引子さんにもOFAについて告白…まあこんな事態になっちゃ説明は避けられないですけど、いざその刻が訪れるとやっぱ心臓に悪すぎるな!

 今まで親に対して重大な秘密を隠してた罪悪感がデカすぎる。家庭訪問で一度拒絶されたからよりこの告白を見届けるのは勇気が要る。

 

 対する引子さんの反応はただ呆然とするだけ…正直何勝手にウチの子に変な"個性"寄越してんのよとか言われても文句言えなかったからホッとしたよ!

 まあそれはOFAを継いだデクの夢も否定する発言だからな…幼少期に「ごめんね」と謝ってしまった引子さんにはそりゃ言えないか。

 

 雄英を発つと告げると息子と止めようとする母親。デクは家庭訪問の時点で雄英でなくてもいいと言ってたからな…

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 今またその決断を下せたのは違和感ない。

 逆にあの時は雄英には預けられないと言ってた引子さんが雄英に留めようとしてる…その変化が状況の深刻さを物語ってます。

 

 涙を流す引子さんの横顔は息子そっくりだな!

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 こういう何気ない描写で母子だと実感させられる。

 そして涙ながらに主人公を止めようとするところは旧来のヒロイン役を一人で担ってるというか…彼女がこういう役割だからお茶子がヒロイン以前にヒーローでいられるところはあるな。

 

 オールマイトごっこする緑谷母子は家庭訪問でも描かれたもの。

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 そしてその後の抱きしめる/抱きしめられる側の逆転はズルする演出!

 こんなん絶対泣くだろ!!我が子が自分を抱きしめられるほど肉体的にも精神的にも成長した嬉しさ、寂しさ、尊さ…色んな感情が込み上げてくる。

 

 サブタイの「子どもじゃいられない」は母親に別れを告げた今回のデクそのもの。

 検索してみたらアメリカのTVアニメ「フィニアスとファーブ」に「もう子供じゃいられない」って回があったけどこれが元ネタなのかな。

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 確かに海外のアニメって堀越先生の守備範囲っぽい気もする。

 

 で…この期に及んでまだ出てこない久はマジで何やってんだあああ!!?そろそろ本格的に言い訳できない段階じゃない!?

 あまり考えたくないけどここまで音沙汰ないと本当に何かしら確執のある関係なのかなあ…。まさかこのまま一度も作中に登場しないなんてことはない…よね?

 

 オールマイトが同行を申し出た理由には引子さんへの責任だけでなくナイトアイの時の反省も含まれてそうだなあ。

 自分がOFAを所持してた頃は彼を遠ざけてしまった、だから今OFAを持つデクには自分が絶対に寄り添う…と。それが今ナイトアイに対してできるせめてもの弔いだよな。

 

 クッソ持ち辛そうな携帯の持ち方してるジーニストはもはや癒し。彼の携帯にもEの文字があるからやはりこれはEndeavorから取ったものかな。

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 エンデヴァーを中心にデクをサポートするチームであることの証だと。悪い言い方すれば餌扱いだけどそれが最も合理的だし不満はないです。

 

 デクinグラントリノの病室。「殺しが救いになる事もある」は一概に否定できないですね…!

 無論デクはそれ以外の救い方を導き出すとは信じてますが、デクが手を下すかどうかとはまた別に死柄木の所業は赦されるものではないし、やはり死という結末もあり得るんじゃないか…と。

 

 そして託される例のマント…!No.306で着けてた時点で散々予想されてたけどやっぱりグラントリノのものだったか!

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 遡るとNo.84の巻頭Cでも似てる黄色のマントを着けてたからこの頃からの伏線とも言える。

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 これにグラントリノの無念が込められてると思うとグッと重みが増すな…。

 

 ところでグラントリノ、何かこの後息引き取りそうな雰囲気だけど大丈夫だよね!?目とか弱々しくてすげー不安なんだけど!

 菜奈さんが生きてるって言ってたしないとは思いますが、雰囲気があまりに儚すぎて一瞬ビビった…!このタイミングでそんな表情されると心臓保たないよ!

 

 OFA師弟+トップ3でチーム結成!頼もしい味方が一気に増えた…というか、プロ×3で担う役目をかっちゃん一人で担当してた今までが異常だったな!

 逆にこれで彼は雄英で自分の力を培うターンに入れたしWin-Winでしょう。幼馴染の別行動は互いに有益なものと前向きに捉えたいです。