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僕のヒーローアカデミア No.242 『メリれ!クリスマス!』感想

※この記事は「僕のヒーローアカデミア No.242 メリれ!クリスマス!」のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。

 

 公安からの要請とかキナくせーな!とか思ってたら案の定作中でもツッコまれてて草。まあホークス経由で解放戦線の存在を認知、あとは先生方のお察しの通りその対策として…ってことなんでしょう。

 流石にヒーロー科全員参加とは思わんかったけどな!てっきりオリジン三銃士+αだけかと。

 

 その判断が間違いとは言いません。解放戦線の規模のデカさを思えば、有精卵たちにもっと急速に経験積ませることが必要なのは否定できない。

 けどね〜〜〜〜現時点での公安に対する信頼度が低すぎるから、事情を告げずただあーしろこーしろと一方的に指示するだけなのが気に食わねぇ…。

 

 そりゃホークスの立場を考えれば解放戦線の存在やらそのソースやら安易には教えられませんよ。

 けど何のためのインターンなのか、それを教えずただやれと要求してるだけだとどうしても駒扱いしてる印象を受けてしまう…。危機感の共有が為されてないのが読者視点だともどかしいんだ。

 

 あ、一応言っておくとインターンの再開自体に不満はないです。単に公安に対して不信感があるってだけで、インターン自体はまた新たなミッションをお目にかかれるんだから当然アリ寄りのアリ。

 公安への不満はひとまず脇に置いといて、今はデクたちヒーロー側の新章の幕開けを喜べます。

 

 校長とオールマイトはおぉいフラグ建てんな!!「この先連合に動きがあったとしてそこで何も無ければ」とか言われると逆に内通者発覚の前振りに聞こえちまうじゃねーか…!

 どうか杞憂であってほしいんですけどねー、常に疑心暗鬼な読者としてはやはり不安になってしまう…。

 

 飾りつけして皆でワイワイやってるとアメリカのホームパーティみてーだな…まあ元々アメコミリスペクトしてるし多少はね。

 作中の季節感を重視してる本作ならクリスマスは外さないと思ってたけども、期待通り賑やかに描いてくれて満足です。前回に続きアカデミア要素が身にしみる…。

 

 ナイトアイの事務仕事のスキルはオールマイトの相棒時代に培われたものと察せて切なくなれるな…。そらNo.1ヒーローのサイドキックなら諸々の雑務も山の様にあったでしょうし。

 センチピーダーたちが引き継ぎしてたのは嬉しくもあり、彼の死から時間の流れが感じられて寂しくもあり…。

 

 かっちゃんに執拗にサンタコス着せようとする上鳴&芦戸が可愛かったです!

 慣れ合いを好まない彼ならこの手のイベントも当然乗り気じゃないでしょう、そこでこうして手を引いてくれるコイツらの存在やっぱ有難いなーと。

 こういうイジり要素があるからかっちゃんは目が離せないんだ…!

 

 当時はギャグパートとして描かれてたかっちゃんの職場体験だけども、今振り返るとジーニストもプロらしいことはしっかり言ってくれてたんだな…。

 かっちゃんの記憶にこうしてその言葉が残ってるだけでも立派に影響残してると言える。ますます彼の生存を祈りたくなる回想です。

 

 もしこの章でかっちゃんのヒーロー名が決定するなら、その有力候補はやっぱり初期設定にもあった「爆心地」になるんですかねー。

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 ただアレはかっちゃんが攫われた神野事件の跡地に名付けられた「グラウンドゼロ」と意味が同じ、彼にとっては忌わしいはずの名前でもあるんだよな…。

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 だからもしかっちゃんが「爆心地」または「グラウンドゼロ」をヒーロー名にする場合、インターンを通じて彼がどのようにその名前を肯定的に見られるようになるか…その過程が描かれそうな気がします。

 それこそ出久が蔑称だった「デク」をお茶子のおかげでヒーロー名にできたようにな。

 

 或いは「デク」と対になるようにいっそ「かっちゃん」をヒーロー名にするのは…うーん、考え難いか。

 まず大嫌いな幼馴染からの呼び名だし、何より不特定多数のモブに「かっちゃん」呼びされてたら正直シュールすぎるw 一応前に上鳴くんも呼んでたのは伏線と見れなくもないですが。

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 何にせよジーニストの「名は願い」の通り、かっちゃんの希望が反映されたヒーロー名になるんでしょう。

 All Might(全ての力)とかEndeavor(努力)とかまさに本人の願いそのものだし、ヴィランで言えば「(≒弟)」って名前も弟の代わりを求めるAFOの願いの反映と言えるかもしれない。

 

 壊理ちゃん、クリスマスのこと知らなかったのか…まあ今までいた環境が環境ですしね、仕方ない。

 相澤先生は一見子供の世話とかするの苦手なキャラっぽいのに、案外ちゃんと壊理ちゃんの相手してくれてるよな…。彼女がお行儀のいい子だから手間かからないってのもあるんだろうけど。

 

 壊理ちゃんの角がまた生えてきたのは、たぶん後々巻き戻しが何かに有効活用されるフラグっすね。

 ミリオ先輩の"個性"があっさり戻るとかまだそこまでは楽観視してないですけど、以前のデクの励まし通りいずれヒーロー側にとって何か有益なものをもたらしてくれると期待は持てる。

 

 耳郎ちゃんが皆の前で楽しく歌えてるのは感慨深いなぁ…文化祭を経て恥ずかしさを捨てられたのだと察せる。

 肝心の曲は歌詞載せるのがOUTだから急遽ラララに替えたとか作者コメで言われてて草。え、何の曲かすげぇ気になるんだけど…!絶対音楽ガチ勢による予想が行われるに違いない。

 

 黒影がソーセージっぽいのを食してたのは何気に衝撃の事実じゃなかろうかw 別に食事は必要ではないんだろうけど、こうしてガッツリ食いついてるとペットみたいで何か可愛いな…w

 これ食った分の栄養はどこ行くんですかね。まさか本体の常闇くんに蓄えられる…って訳じゃないだろう。

 

 プレゼントの送り主はそれぞれ

眼鏡:飯田

セーター:瀬呂

蛙型の鏡:梅雨

バスケットボール:上鳴

ダンベル:切島

金塊:八百万

青山のブロマイド:青山

切り餅:お茶子

オールマイト人形:デク

大剣のレプリカ:常闇

 って感じですかね。デク茶で交換が果たされてるのが2828ポイント高い…!

 

 まあ箱開けたら一目でデクからのプレゼントと察せる品物で心底嫌そうな顔するかっちゃんとかも見たくはありましたが!

 足に紐巻きつけられて歩いてる姿は微笑ましすぎだろうw 何だかんだでちゃんと中身確認してるしすげぇほっこりするなぁ。この眼鏡つけたかっちゃんも見てみたいぞ。

 

 そして轟くんからはエンデヴァー事務所へのインターンのお誘いが…!あれだけ忌み嫌ってた親父を同級生に見せられる、見せるに値すると評価してくれてる事実がまず尊いです。

 いざ幼馴染を連れて行ったらあの焦凍がウチに友達を…!!みたいなノリでエンデパッパは感激すんじゃねーかな。

 

 前回相澤先生がかっちゃんについて言ってた「あいつが今参考にすべきは他にいます」もエンデヴァーのことだったのかな。

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 確かにメディア受けを気にしないキャラからシフトチェンジしたところからは学べなくもない。奇しくもOFA継承者にコンプを抱えてるって共通点もあるしな。

 

 ただかっちゃんには今のドン引き必至のキャラを貫いてほしくもあるんだよなぁ〜〜。

 初期に人気出なそうと言われて「んだとコラ出すわ!!」とキレてたので、それはぜひ果たしてほしいんですけどね。でもエンデヴァーに手を差し出された時の見ろやくんみたいな気持ちにはなりたくない…。

 

 一方のデクに対しては体育祭での「轟くんもあなたじゃない」を思い出してほしいですねー。

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 自分を当時と比べて確かにあのときデクに言われた言葉はその通りだったと、そんな気付きを見せてくれると嬉しい。視野の広くなった今のパッパならそのくらいの成長は実感させてくれるでしょう。

 

 

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