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イェイ イェイ ヒロアカ最高 ヒロアカ最高 オマエもヒロアカ最高と叫びなさい!!

僕のヒーローアカデミア No.241 『受け応えろ!インタビュー』感想

※この記事は「僕のヒーローアカデミア No.241 受け応えろ!インタビュー」のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。

 

 「仲は良いです」ってえ、えっ、何そのバクダン発言!?!?轟くん、自分とかっちゃんの仲良いと思ってたの!?

 いや別に客観的にも仲悪くは見えないけどさ、何つーかこう…ストレートだな!前から距離の詰め方が急な子だとは思ってたけど、かっちゃん相手だと特にそれが顕著だ…。

 

 「時間と親交は比例しねェンだよ」はかっちゃんが言うとすげぇ説得力ある台詞だな…。だってコイツ、幼い頃からずっとデクさんと一緒なのに全然仲良くないからね!!

 そこんとこ踏まえると言葉の重みが違いすぎる。こと幼馴染に関しては単純接触効果という現象は発生しないのだ。

 

 けど一緒に補習受けたから仲良くなった…と思うのは、天然の轟くんなら無理ないかなぁ。

 彼がかっちゃんに悪感情抱いてないのはすでに知ってたけども、ハッキリ仲良い(と自分は思ってる)と言ってくれたのは嬉しくなれたよ。その後の噛み合ってなさすぎるやり取りも含めてほっこりした。

 

 ふぅ〜〜〜……久々の雄英パートはやっぱ五臓六腑に染み渡るぜぇ〜……。爽やかな空の下、校舎をバックにタイトルロゴの「ヴィラン」を「ヒーロー」に入れ替えてるのがすげぇ安心感ある。

 リアルタイムで約半年、それだけの時間を経て漸くいつもの日常に帰ってきた実感を得られたんだ。

 

 転弧→弔のオリジン回を経たその後に、デクたちヒーロー側のオリジン三銃士が並んでるのも感慨深いものがある。

 死柄木のオリジンにはこの3人との対比が多く見られましたが、それで別に彼らのオリジンが揺らぐ訳ではないんだなーと。そんな安心をこの扉絵から抱くことができた。

 

 …けどかっちゃんはやっぱこれ、元のタイトルに戻すの少し不服そうじゃない?「ヴィラン」だけじゃなく「僕の」の部分も取り外したいと思ってない??

 んでもって「俺の」に替えて作品乗っ取りたいとか思ってない????一度でいいからそんなイカした演出が見たいと夢見ちまうぜ…!

 

 実際の放送では案の定かっちゃんだけ丸々カットで草。まぁあれが地上波で流れてたら即ネットでバズってMAD素材化不可避だろうしなぁ…。

 見切れて映ってるのはタイバニの折紙先輩みたいにネタにされてるんじゃねーかな、ちょうどあっちもヒーローでCV.岡本信彦だしな。

 

 何気にデクの「オールマイトから遠ざかってない…?」がオイシイよね!以前のかっちゃんならもっと洒落にならんくらいブチギレてただろうし、デクの方もそれを察して口には出さなかったでしょう。

 少し寂しくもあるけど、デクが臆さずフラットに接せてるこの変化は素直に喜ばしいです。

 

 泥花の住民たちの抵抗が称賛されてるのは真実を知ってると複雑な気分になれますね…。

 そりゃ"個性"なんて所構わずに使っていい訳ないけど、緊急時に身を守るために使ったのなら安易には責められない。自分の身に置き換えて想像すれば世間でそういう声が高まるのは不自然ではないです。

 

 ステイン戦が典型的なケースですけど、一刻も早く自分や他人を守らなきゃいけない時に規則なんてイチイチ気にしてられないんですよね。

 今回解放戦線が捏造したシナリオはそのことをモロに訴えかける内容で、結果的には彼らの思想に支持が集まる形で事態が収束してきてる。

 

 裏に解放戦線がいることを思えば全面的には賛同できないし、「私たちもガンバルからーみたいな!?」は流石に楽観的すぎますけど、彼らの主張も一理あると思わされたのも確かです。

 その一方でヒーロー資格の必要性も痛感してる身としては、この世間の変化をどう見るべきか悩まされる…。

 

 泥花のヒーローたちがモブに擁護されてたのもグサッときたな…。庇われてる彼らが実際には今回の悲劇を引き起こした原因の一つ、っていう…。

 この辺、真実が発覚した時の世間の反応が怖いです。ホークスへの非難はもちろん、シロの筈の他のヒーローもその後疑いの目で見られかねない。

 

 Mt.レディの尻がドアップで映ってるのは何かケツが喋ってるみてーだな!華やかなで登場のしかたで確かにメディア演習の講師には打ってつけだ…。

 対してミッドナイトはいつもの自分の役目を盗られて面白くなさそう。まぁこの2人は前もTV番組でいがみ合ってた仲だからしゃーない。

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 峰田がMt.レディに怯えてるのは確か職場体験でトラウマ植えつけられたんだっけ…。

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 まぁそのくらいじゃないと色情魔の峰田の相手はできないというか、案外良いコンビに見えるのは僕だけだろうか。「一番ショービズに染まってんだろ」とか峰田に尤もなこと言われてるとじわじわくる。

 

プルスウルトラで乗り越えるぜ!!」→「"ヒーローインタビュー"の練習よ!!」あぁこのノリ、すまっしゅで見たことあるやつ…!いやあっちはインタビューじゃなくて弁明会見だったけども!

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 でもあの唐突なバラエティ番組みたいなノリは割と本家に近かったんだな…と懐かしくなれたよ。

 

 轟くんは引き続き天然炸裂させてて草ァ!まぁ確かに劇場版ラストでかっちゃんに向けたスマイルにはきゅんとなったからな…Mt.レディの言うことも一理ある。

 けどここまで天然突き抜けてるともう顔のよさは自覚せずこのまま貫いてほしさもあるんすよね。寧ろこのキャラ推すべきじゃね?

 

 「俺はまだあいつに及ばない」と轟くんが父親をきちんと目標に見据えられてたのは良かったです。

 親父に赦しを与えた訳ではないんだろうけど、それとは別にヒーローとしてのエンデヴァーの凄さを見つめられてるのだと受け取れた。その変化をデクが感じ取ってくれてるのも嬉しい…!

 

 「ヒーローが技名を叫ぶのには大きな意味がある」は前回までのvs解放軍とは真逆だな…。

 というのも、あの戦いで連合も解放軍も技名叫んでた印象あまりないんですよね。せいぜい「哀れな行進」と「負荷塊」くらい?デトネラット開発のアイテムは技名と言えるか微妙なところですし。

 

 この辺、自分をアピールする必要のあるヒーローと、そうじゃないヴィランの立場の違いが表れてるのかなと思ったり。

 まーでも連合もそのうちフツーに技名つけ始めるかもしれませんが。けどノリノリで技名叫んでる死柄木ってあまり想像つかないな…あ、ヒロバトやOJの技名は除きます。

 

 A組の皆のキメ台詞はどれも素晴らしいけど、中でもお茶子の「私の前では全てが0kgなのですっ」がお気に入りです。麗らかさに溢れてる。

 …と同時に、ヒミコちゃんのあの使い方を見た後だと恐ろしくも聴こえてくる…。

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 こうも見る目が変わってしまうとはやっぱヒミコちゃんは罪深いぜ…。

 

 かっちゃんはマジブレねぇな!ブレなさすぎて逆に安心感あるぜコイツ。人類とソリが合わないとか宇宙人みたいな扱いされてんの草生える。

 まぁでも「一人だとまだマシね…」って評価は事実かな。「黙ってついて来い」も彼以外が言えば僕もさほどクソ煮込みとは感じなかったでしょうし。

 

 「てめーなんぞが俺に影響与えられるワケねぇだろが!!」はかっちゃんの100%本音だろうけど、聞き方によっては轟くんをフォローしてるとも取れるから不思議だ。

 つーか体育祭の表彰式の暴走も元はと言えば轟くんが原因だし、かっちゃんはメディア出演時は毎回彼に割を食わされてんな…。

 

 相澤先生&ミッドナイトはヴィジランテ最新話で雄英の先輩-後輩と発覚したばかりなので、今回同じコマにいたのは新鮮に感じました。

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 この2人、本編よりヴィジランテでの方が見慣れてるからね。

 あとかっちゃんはメディア避けとか絶対せんだろう…w イレイザーとはタイプが違いすぎる。

 

 梅雨ちゃんの言う通りデクって確かに表立って表彰できない活躍ばかりしてますね、保須然り神野然り。

 でもいくら慣れてないからってお前、ただでさえ黒鞭の件で怪しまれてるのにオールマイトリスペクトを全開にするのはちょっと危ういぞ…!いやもう今さらではあるけどさ。

 

 重々しく堅牢な錠のイメージから一転、ピョロっとしか出なかった黒鞭は拍子抜け…とは感じないかなぁ。寧ろ知らぬ間に完璧に扱えるようになってた方が困惑してた。

 ここは今後じっくり丁寧にOFA継承者たちの"個性"の修得を描いてくれると安心しました。このくらいのペースで問題ない。

 

 オールマイトの方も継承者たちの"個性"について調べてくれてるようで…。デクみたいにノート使ってるのは熱いですねー、こういう師弟のシンクロは嬉しくなれる。

 ただ校長も言ってる通り睡眠はしっかりとった方がいいと思うの、顔がパッショーネ24時のジョルノみたいに細長くなっとる。

 

 そしてインターン再開か…寿司に続きここもヴィジランテとシンクロするとは。

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 仮免GETした2トップの参加はほぼ確定として、デクはナイトアイ事務所もといセンチピーダー事務所に戻るのかな。

 トリオで行動するなら秘密を共有する幼馴染に轟くんがどう反応するのかちょっと気になるな…。

 

 個人的には轟くんがOFAを知る者の輪にINする展開はそこまで求めてないんですよね…。

 ただ"個性"2つ持ちの彼ならば、継承者たちの"個性"が発現する予定のデクにアドバイスできるってメリットは一応ある。以前そのことを気にしてたのは伏線と取れなくもないし、ここはまだ様子見かな…。

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