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僕のヒーローアカデミア No.221 『オール・フォー・ワンの置き土産』感想

※この記事は「僕のヒーローアカデミア No.221 オール・フォー・ワンの置き土産」のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。

 

 ギガントマキアの起こした地割れの規模SUGEEEE!!!!!これぞまさに今の連合に足りなかった高火力・広範囲の攻撃っすね…。

 マスキュラーや月魚などのパワー要員を落としたことが痛いとはオバホにも指摘されてましたが、マキアが新たにその枠になるのか。いや規模としてはそれ以上か…。

 

 マキアは"個性"の複数所持に耐えられる肉体を持ってる模様。

 だとすればそれは彼が元から持つ"個性"によるものなのか、それとも"個性"とは無関係にただそういう体質というだけなのか。これもまた考察が捗る情報です。

 個人的には後者の方がよりその異質さが強調されて好みですが。

 

 あと今更ですが普通は"個性"の複数所持に肉体が耐えられないなら、歴代継承者たちの"個性"が6つも発現する予定のデクは大丈夫なんでしょうか。

 あくまでOFAという一つの"個性"に6つの"個性"が含まれてる状態だから、所持してるのは一つだけってカウントなのかな?ここ詳しい解説ほしい。

 

 AFOがオルマイに倒されたのが今から6年前マキアを隠したのはそれ以前、そして転弧を拾ったのがその数年前とすると、死柄木とAFOの出会いは少なくとも今から8〜9年以上は前ということになります。

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 Drの語った通り死柄木の年齢が20歳そこらなら、当時の転弧は大体11〜12歳位でしょうか。

 

 荼毘の炎もマキアに効かず窮地かと思いきや、録音したAFOの音声聴かせたら大人しくなったのは何このギャップ!?ここまでくると信奉者ってよりペットみたいなんですが!

 やーここ不意打ちすぎた、マキア「」スリスリ→死柄木「…」→マキア「」ゴロゴロの3コマがシュールすぎる…w

 

 あと意外だったのはマキアが自分の肉体のサイズを任意で調整可能だったこと。

 グラントリノたちが黒霧を捕獲した際に現れた時に、切島くんが中学時代に遭遇した時より格段にデカくなってたのでてっきり戻れなくなってるのかと思ってたんですが、普通にある程度までは小さくなれるのね。

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 「この期に及んでまだ望めば手に入ると!?」は煽りに聞こえる程辛辣で草。まあAFOや黒霧を失ったにしては確かに危機感のない発言だったし、Drの言うことも尤もです。

 つーか黒霧、「黒霧と多く居すぎたな 目を覚ませ」とまで言われてた辺りマジで死柄木に過保護だったんだな…ママかな?

 

 前回予想した通りDr=「氏子さん」がこれで確定、そしてハイエンド戦後に荼毘に下水ワープを使ったのもやはり彼だったか。

 神野の時と同じく、口から液体が出てきて驚いてるヒミコちゃんエロいっすね!仰け反りながら下水に覆われてるのが全身犯されてるみたいでああ^〜たまらねえぜ。

 

 疑問なのはそもそも何故この氏子が下水ワープを使えたかということ。

 AFOは神野で使用した後オールマイトに負けてそのまま連行されたので、氏子に"個性"を与える暇はなかったはず。

 ということはAFOと氏子は神野以前からそれぞれ少なくとも一つずつ下水ワープを所持してたことになる。

 

 ここで注目したいのはAFOの「僕のはまだ出来たて」という台詞。

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 この言い方は下水ワープを作る為につい最近誰かから"個性"を得たとも捉えられます。

 つまりオリジナルの下水ワープの持ち主は元々氏子の方であり、AFOのはそれを元に何らかの方法で複製したレプリカなのではないでしょうか。

 

 或いはベースとして自分の"個性"を提供したのではなく、分の血縁者の"個性"をAFOに献上した、とか。

 "個性"は親から子へ受け継がれるという設定に加え、氏子は孫のツバサくんを脳無の素材に使った疑惑があるので、親や兄弟、子供の"個性"をAFOに献上くらいしててもおかしくないです。

 

 ワープ先で複数のハイエンドが保存されてたのはヒェ…。ここの絵面、悍ましすぎて思わずギョッとしました。

 苦労して倒した敵が実は量産型だった展開自体はベタだし既に予想もされてましたが、それでもこうして見開きで明かされると嫌でもコイツらが一斉に動き出す光景を想像してしまう。

 

 個人的にはハンタの捻り殺された人間が培養器に入れられて並んでる見開きを思い出しました。

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 ヒロアカのヴィランパートの闇の描き方はハンタのそれに近いと思ってるので、今回もそれっぽい雰囲気があったなーと。

 或いは強敵が複数生産されてたって点ではメタルクウラに近いとも言えるか。

 

 流石にメタルクウラほどは量産されてないようだし、ハイエンドはそういくつも容易く作れる訳ではないと信じたいですけどね!

 そもそも"個性"の移動を唯一行えるAFOがいない状態でどうやって脳無作るのって話ですし、今氏子の手元にあるハイエンドはこれで全てだと思いたい。

 

 興味深いのはおおよそのデザインは黒で統一されていながらも、細部では所々個体ごとに差異が見られることです。雄型のもの、雌型のもの、小太りのもの、口が複数あるもの…etc。

 単に弄られただけでなく、いずれも素材となった人間の特徴が節々に表れてるのだと察せてゾッとします。

 

 エンデヴァーたちと戦ったハイエンドは幼稚園のような場所に保管されてたので、この中にはいないと見るのが妥当でしょうか。

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 見開きで描かれてるハイエンドには全て翼のようなものは生えてなさそうだから、やはりあの「『肩部のジェット機構』による飛行」はあの個体特有の機能か。

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 そして最も耳に残ったのが「スターピース」という単語…。オイオイお前まだこれ以上の怪物を作り出すつもりかよと。それが完成して解き放たれたら街が地獄絵図と化すのは想像に難くないです。

 …が、その一方でヒーロー側の誰かがそいつと激闘を繰り広げる姿を見てみたい気持ちもある。

 

 氏子の姿は完全には明かされませんでしたが、今回描かれた輪郭やパーツの時点でもうほぼツバサ医院の院長確定で草が止まらないwwwwww

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 いや十中八九そうだろうなとは予想してたけど、いざ答え合わせをされると深刻な場面の筈なのに笑ってしまった。こ、これがシリアスな笑い…!

 

 氏子が自分だけ姿を見せようとしなかったのはややムカつきましたが、連合と違って彼にはツバサ医院の院長という表向きの顔があることを考えればまあ当然の反応か。

 いや今もまだ医者として病院に勤めてるのかは分かりませんが、どちらにしろリスクを減らすに越したことはないよなと。

 

 異能解放軍編はデクで言うところのインターン、つまり死柄木が後継者として否定を突きつけられる章になると予感してたので、マキアに続いて氏子までナイトアイポジを担ってくれそうなのは嬉しい展開です。

 長い間AFOの側近を務めてた氏子ならその役を担うのにも申し分ない経歴だ。

 

 そして氏子の言葉にスピナーが反応してくれてるのも嬉しい描写。

 AFOの側近といった立場からだけではなく、連合の仲間という立場からも死柄木を見つめる視点を用意してくれるのは有難いです。

 読者にとってはAFO周りよりも彼らの方が馴染み深い存在なので、これで疎外感抱かずに済む。

 

 

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