僕のコミックアカデミア

イェイ イェイ ヒロアカ最高 ヒロアカ最高 オマエもヒロアカ最高と叫びなさい!!

僕のヒーローアカデミア No.210 『ワン・フォー・オールの夢』感想

※この記事は「僕のヒーローアカデミア No.210 ワン・フォー・オールの夢」のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。

 

 1組目は口田くん、2組目は常闇くん、3組目は障子くん、そして4組目は耳郎ちゃんと、これまでA組には各チームに1人は索敵要員がいましたね。

 5組目はその役がいないとなれば確かに不利だ。2組目は黒影を先行させて索敵してたけど、今回はデクがその役目を果たす必要がある訳か。

 

 お茶子って驚いた時に「キャア」とかしおらしく声上げるイメージなかったので、これはほぼ聴いた瞬間にお茶子の声ではないと察せましたねー。

 心操くんがデク以外のA組の生徒のキャラをまだ掴めてないことがよく表れてる。ここはキャラ同士の距離感に沿った巧い台詞の作り方です。

 

 しかし心操くんのこの変声機、色々と如何わしい方面にも活かせそうで妄想捗るな…。だってCV.佐倉綾音で「キャア」ですよ?他にもあんな声やこんな声も出せると思うとああ^〜たまらねえぜ。

 勿論心操くんはそんなことには使わないでしょう、だが1つの可能性としては妄想したくなる。

 

 物間くんの煽り…う、ウゼェ!思ってたより心操くんの洗脳と相性良さそうだ。初見殺しとしてはこれ以上ない組み合わせと言える。

 あとデクが心操くん製のお茶子ボイスを聴いて振り向いた方向に物間くんがいたってことは、実際には心操くんは物間くんの近くにいるってことでいいのかな。

 

 ああ物間くん…デクさんにその言葉は禁句だぜ…。

 かっちゃんがオールマイトへの罪悪感を抱えて限界まで自分を追い込み、その感情を直にぶつけられて救けたデクさんなら「平和の象徴を終わらせた張本人」とか言われてキレない訳がない。

 訓練で言っていい範囲を超えてしまってる。

 

 しかし一方で読者としては物間くんに対し憤る気持ちはほぼないです。それどころか今までかっちゃん本人だけが意識してたその事実が、初めて部外者によって指摘が為されたことに納得すらある。

 見る者によってはやはりかっちゃんがその原因に見えるということを再確認できたんですよね。

 

 勿論これを聞いて今更かっちゃんが引退の原因だと思う読者はいないでしょう。

 しかし読者と違って事情を知らない作中のキャラからすればそう見えてもおかしくない。そういった部外者の視点を忘れない作劇に信頼が置けるし、それを言うのが悪目立ちすることを嫌う物間くんなのも納得いく。

 

 そも僕には物間くんがただ洗脳のためだけにデクを煽ってるとは思えないんですよねー。

 自分の"個性"がコピーという他人の"個性"がなければ意味のないものなら自分を恵まれない者だと思うのも無理ないし、逆に恵まれた者(=爆豪)が自分たちに迷惑かけてると感じれば不満を抱くのも当然だ。

 

 物間くんの言葉はそういったかっちゃんやA組に対する切実な本音に聴こえるから憤れないんですよ。

 分かりやすいヒールだけど、その言葉の裏に恵まれない者としての背景を感じるから本気で怒る気にはなれない。寧ろ体育祭での心操くんのようにデクとの戦いを通して救われてほしくなる。

 

 心操くんもかつてデクを恵まれた人間と呼んで羨んでましたからねー。

f:id:s_g_hrak:20181217112906j:plain

 その彼に物間くんが同じ恵まれない人間としてシンパシーを感じたのなら、物間くんもまた彼のように今回の戦いで救われるのは充分あり得る展開だ。

 早くも物間くんを今回のデクさんの救済対象と見做せてきた。

 

 峰田のア○ルビーズ、こんなに長くなってたのか…(困惑)。敵の動きを抑制できるトラップではあるけど、同時に味方まで動きを制限されるから一長一短かな。そも1個くらいならくっついても紐を切り離せばいいだけですし。

 これは牽制で何かもう1つ本命の罠が仕掛けてあるのかもしれない。

 

 芦戸ちゃんのアシッドベールは瞬間的な攻撃に対する防御力は高いけど、その場に留まらないから今回のような乱打攻撃を防ぐのには向かないのね。

 逆に近接戦ではその酸に溶かされる危険があることを考えると、遠方から物量でゴリ押しするのはまさに理に適った戦法な訳か。

 

 柳さんのポルターガイストは手で触れる必要がない代わりに、動かせる総重量に制限があるのがお茶子の無重力との違いか。

 あと無条件で相手を動かせたら流石にチートすぎるから生物には使えないっぽい?具体的に自分から何m以内の物体なら動かせるのかも気になるな。

 

 被害がなるべく拡がらないように戦うヒーローの条件からすると、今回の柳さんたちの攻め方は割とOUTっぽい気がするけどどうなんだろう。

 無論彼女の"個性"で戦うならこういう使い方しかないので無茶言う気はないですけどね。ただ試合後にブラド先生から指摘が為されるかは気になる。

 

 小大ちゃんのサイズ、これ仮免試験の時にアニオリで出てきた誠刃高校のリーダー格の人と被ってない…?

f:id:s_g_hrak:20181217112922j:plain

 あちらは小→大だけなのに対し、小大ちゃんは大→小の変化も可能なのが違いなのかな。

 そして生物には適用不可、となるとリトル・フィートのように使うことはできない訳か。

 

 二連撃くんのツインインパクトは逕庭拳の二撃目のタイミングを任意に決定できる、みたいな感じか。

 左眼と右腕の装置は一撃目を加えた物体の位置をモニターに表示、物体が敵に近付いたタイミングを見計らって二撃目を加えるためのものかな。おまけに威力数倍upのバフ付きとは中々強力。

 

 ぬお、心操くんに接触することもなくOFAが暴発したのは予想だにしなかった展開だ…!

 あの見慣れた緑色のエフェクトに変わり、いつもとは比較にならないほど身体の表面を突き出てるのが禍々しすぎる…!目にして一瞬で制御不能な状態に陥ってることを確信できる異様さです。

  

 菜奈さんが面影の中で初代と思われる男に告げられた「その時」が今なんだろうか。

 菜奈さんが見た時には初代にかかってた黒いモヤがデクの時には取れてたってことは、次回もし再び面影が発生したら今度は残り2人のモヤも取れてついに歴代OFA継承者全員の素顔が明かされる…?

f:id:s_g_hrak:20181217112942j:plain

 

 これさあ、物間くんに煽られた直後に暴発したってことは、もしかしなくてもかっちゃんを侮辱されたことでデクの感情が昂ったのが原因なんじゃないの?

 爆豪勝己、先代のOFAを終わらせたかと思えば、今度は当代のOFAが暴走するきっかけになるとか巻き込まれ体質にも程があるぞ…。

 

 気になるのはかっちゃん本人はデクと物間くんの一連の会話を聞いてたかってことですね。もし聞いてたら物間くんの煽りよりそれにキレてるデクの方にブチギレてそう。

 それがOFAの暴発の原因だと知ったらそんな下らねえ理由で暴走させとんじゃねえとか言ってくれそうなイメージある。

 

 

↓他の週刊少年ジャンプ2019年03号掲載作品の感想はこちら

togetter.com