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僕のヒーローアカデミア No.200 『智将!!』感想

※この記事は「僕のヒーローアカデミア No.200 智将!!」のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。

 

【扉絵】
 爆豪、なぜお前そんなオタサーの姫みたいなポジションに…。

 

 

 希乃子ちゃんの"個性"、領域展開レベルの超広範囲攻撃で華やかではあるけど生やすだけなのはやや物足りなさあるなー。

 生やした相手にはもっと強力なデバフかけられるものだと思ってた。まあ今回は対人戦だからえぐすぎる使い方は控えてるだけかもしれないけど。

 

 黒色くんは影だけでなくやはり他の黒い物体にも潜れる模様。これなら影と違って光で封じられる心配もないし潜入活動にはもってこいの隠れ場所だ。

 特にターゲットの衣服や小物に潜れば至近距離で観察できるのは強いです。その状態から不意を突けば一撃で相手を仕留めることもできる。

 

 拳藤ちゃんの作戦はそれ自体はシンプルな内容ながらそれを説明する態度に仲間への信頼が表れていて好感度高いです。

 この子の言うことを聞いていれば取り敢えず大丈夫と安心できる雰囲気がある。B組の委員長というポジションについてることにも納得できる頼もしさだ。

 

 吹出くんの"個性"は謂わばエコーズact.2の強化版か。かなり広域に攻撃できるみたいだけど射程距離は彼の声が届く範囲までなのかな。

 ギャグみたいな"個性"だけど凡ゆる擬音が表現として存在する以上彼が様々な効果を生み出せることは明白だし、使用制限でもない限りかなり厄介だ。

 

 砂藤くんの「オノマトペ海外だとどうなるんだ」のメタ突っ込みは身も蓋もなくて草。

 面白い着眼点ではあるけど、元々この漫画自体が普通の日本語の擬音とアメコミ風の英字の擬音が混ざり合ってるからな…。なのでそこは別にわざわざ英字に変えたりする必要はないんじゃないですかねー。

 

 気になるのは他のキャラの"個性"使用時の効果音を具現化した場合、そのキャラの"個性"の効果はどの程度再現できるのかってことですね。

 例えばBOOOM!!なら爆豪の爆発、BZZZZ!!なら上鳴くんの電撃を再現って具合に。これも再現可能ならコピー能力者の面も併せ持ってることになる。

  

 ヤオモモを分断→急襲の流れは隙がなくて良い連携。大拳は破壊力ある上に面積が広いから敵に当てやすくて1vs1の近接戦でなら確かに有効な"個性"だ。

 拳藤ちゃんのこの作戦はセメントス先生の「戦闘ってのはいかに自分の得意を押しつけるか」って台詞を思い出しました。

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 「考える時間は与えない」は私闘時の爆豪の「考えさせるな!」を思い出す台詞。

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 あの時デクを警戒してた爆豪と同じく、拳藤ちゃんもまたヤオモモのその思考力を脅威と見做してくれてることが分かり嬉しくなる。こちら側の強みをきちんと評価してくれる敵は好感度高いです。

 

 轟くんがヤオモモに理解と信頼を示してくれてるのは嬉しくなる発言だ…!委員長決めの投票で票を投じ、期末試験では判断を任せた彼が言うからこそ説得力が感じられる台詞です。

 鉄哲に対抗してるのではなく、あくまで淡々と事実を述べてる風なのが理解者の風格で信頼できる。

 

 あの期末試験を経て合宿では脳無に発信機を仕込み、仮免試験では才様に逆転勝ちしてたので、窮地からの組み立てこそヤオモモの得意分野ってのは納得です。

 拳藤ちゃんに弱点があるとすれば拳の面積が広くて敵に攻撃を当てやすい反面、自分も的が大きいとも言えるのでそこを突くのかな。

 

 

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