僕のコミックアカデミア

僕のヒーローアカデミアという少年漫画を中心にその他漫画やアニメについて語る予定です。

僕のヒーローアカデミア No.128 『ボーイ・ミーツ…』 感想

※この記事は 僕のヒーローアカデミア No.128 『ボーイ・ミーツ…』 のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください

 

>サー・ナイトアイと緑谷出久

     どうもナイトアイはOFA後継者にはオールマイトの完全代替的な存在であることを求めているように感じられますね。「上に立つ人間は迷いや不安を表に出すべきではない」というナイトアイの考え方は、オールマイトが笑顔で人々を救け出す姿を傍でずっと見てきたサイドキックとしての経験からくるものでしょうし、そんな彼がデクの余裕のない表情を見てオールマイトの後継者として相応しくないという結論を出すのはごく自然なことのように思えます。

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    実際、オールマイトが笑顔とユーモアを以て人々を救けることによって、平和の象徴として社会全体に安心をもたらしたことは事実ですから、ナイトアイのその考え方自体は一概に否定できるものではないと感じますね。

    しかし、デクがオールマイトに選ばれた理由はそこではなく、"救ける"という行動を実行することに対する躊躇のなさが理由です。

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    そのことを考慮に入れずに一方的にお前はOFAを受け継ぐに値しないと言われたデクが、ナイトアイに対して反発するのもまた自然な反応だと言えるでしょう。もっとも、オールマイトがデクにOFAを授けるきっかけとなったヘドロ事件にナイトアイは居合わせなかったので、彼が現時点でデクの後継者たる資質を理解できないのも無理のない話ではありますが。

    だからこそ今回デクを採用することによって、その資質があるかどうかを見極めるための機会を設けたのだと思われます。自分の監視下で嫌でもヒーローとしての資質を試されるプロの現場に参加させることで、デクはOFAを受け継ぐに値しないという自分の考えが正しいことを証明することがナイトアイの目的なのでしょう。

    しかしこれは裏を返せば、デクにとっても自分はOFAを受け継ぐに値するということを証明するチャンスということです。理由はどうあれそのチャンスを手に入れた以上、「象徴無き今人々は"微かな光"じゃなく"眩い光"を求めている」「たとえ彼の意に反しようとも 現代誰がその力にふさわしいか プロの現場で痛感してもらう」という台詞からも分かる通り、ナイトアイは少なくともデクにはミリオの実力を目の前で見せてやる程の価値はあると判断していたということになります。

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    本当に何の価値もないと判断していたら、採用自体しなかったでしょうから。 

    まとめると、

デク→「"救ける"という資質によってオールマイトに選ばれた自分はOFAの後継者に相応しい」

ナイトアイ→「"人々に不安を与えないようにする"能力に欠けてるお前はOFAの後継者に相応しくない」

とそれぞれ主張していることになります。

   つまり、2人ともお互いに異なる基準によって、緑谷出久という存在がオールマイトの後継者に相応しいか否かを主張し合ってると言えます。2人の持つこれらの基準は、それぞれオールマイト『選ばれた』『サイドキックを務めた』という、どちらもオールマイトとの関わりによって形成されたものです。ゆえに、どちらも一定の説得力があると思われます。なので自分としては、どちらかの基準を肯定するために、もう一方の基準を否定するといった描かれ方がされることなく、最終的にナイトアイがデクを認めるという展開になることを望みたいですね。

 

>オーバーホールと"エリ"

    "エリ"と呼ばれた少女はオーバーホールから逃げていたようですが、実はオーバーホールがヴィラン活動を行っているのは彼女のためという可能性はないでしょうか。つまり、"エリ"はオーバーホールの患者であり、オーバーホールは"エリ"の病気を治す方法を見つけるためにヴィラン活動を行っているが、"エリ"にはそのことを打ち明けず悪役の仮面を被り続けている…とか。

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    もっともこれは僕が幼女のために力の限りを尽くそうとする青年が好きという好みに基づくものであり、予想というよりは願望に近いですが。

    今のところオーバーホールがどんな思想・背景を持って行動しているか分からないので、実は患者を治すのためにヴィランになったというパターンでも、本当に単なるド外道というパターンでも、どちらでも話が面白くなりそうだなと思います。

 

今週の感想は以上です。ご付き合いくださりありがとうございました。